無料の音声編集ソフト「Reaper」ですがダウンロードしてインストールしても日本語化する際に「crcが一致しません」またが「ファイルがオープンできません」といったエラー文が表示されることがあります。
今回はこの2つのエラーの対処方法を解説していきますが、1つ注意してほしい点があります。
「Reaper」本体、日本語化のなどのあらゆるパッチは様々なサイトからダウンロードが可能ですが、ZIPファイルにウィルスやスパイウェアが仕込まれている場合が非常に多いです。特に個人サイトは危険ですので、ダウンロードやインストールは自己責任で行って下さい。
まずは日本語化する際に表示される「crcが一致しません」というエラーの対処方法を解説していきます。
目次
Reaper 日本語化と「crcが一致しません」というエラーの対処方法
まず、Reaperの日本語化パッチは、ZIPファイルで配布していますので、ダウンロードする際は解凍ソフトを導入しておいてください。
日本語化パッチには「通常版」と「インストーラ版」の2種類があり、どちらを使用するかで日本語化の方法が異なります。
「通常版」の日本語化パッチのインストール方法
- 日本語化パッチをダウンロードし解凍する。
- Reaperがあるフォルダへ日本語化パッチを移動。
- 日本語化パッチをダブルクリックして完了。
ポイントは通常版の日本語化パッチをダウンロードしたら「Reaperがあるフォルダに移動」させることです。移動しないと日本語化できません。
フォルダを移動したら「日本語化パッチをダブルクリック」するだけで完了しますが、もしも「CRCが一致しません」というメッセージが出た場合は、Reaperのバージョンと日本語化パッチのバージョンに合っていないことが原因です。(対処方法は後程解説します)
インストーラ版の日本語化パッチのインストール方法
インストーラ版の日本語化パッチを使って日本語化をする方法は「通常版」よりも更に簡単です。
- 日本語化したパッチをダブルクリック。
- アップデートボタンをクリックして完了。
以上のようにダウンロードした「日本語化パッチをダブルクリック」し、続いて「アップデートボタン」をクリックしていき、「完了ダイアログが表示されたら、日本語化は成功」です。
※もし、日本語化をするソフトのインストール先を手動で変更した場合は、適用先のフォルダの場所を指定します。
「crcが一致しません」というエラーの対処方法
このエラーは、先程も解説しましたが「Reaperのバージョンと日本語化パッチのバージョンが合っていないことが原因」です。
例)Reaper 20.1を使用しているのであれば日本語化パッチもバージョンに合わせた20.1に合わせる必要があります。
このようにReaperのバージョンに合わせた日本語化パッチをダウンロードして先程、解説して手順でインストールすることでエラーは解決できます。
Reaper 「ファイルがオープンできません」というエラーの対処方法
Reaperを日本語化しようとすると「ファイルがオープンできません」というエラーが出る時があります。
このエラーはReaperのフォルダに「日本語化.exe」が無いことが原因です。
- 日本語化.exeをReaperのフォルダに移動。
- 先程、解説した手順でインストール。
この方法でインストールすると日本語化に成功し、エラーが表示されなくなります。
Windows Vistaを使用している場合の注意点
Vistaは原因不明の不具合が多く、説明してきた手順でインストールをしてもReaper自体が上手く動きません。
そして、Vistaは古いOSなので不具合に対する修正バージョンのリリースもないそうです。
説明通りの手順でインストールしてもエラーが表示されたり、本体が起動しない、または起動しても動かないという不具合はどうにもできませんので対処方法が存在しません。
多くの場合はインストール後にReapeのアイコンをクリックしても起動しないと思います。
もしも、どうしてもReaperを使用したいのであれば最新のOSがインストールされたPCを購入する他に方法はありません。
Reaperと日本語化パッチの配布サイト
ここではReaper本体のダウンロードから日本語化パッチをダウンロードできるサイトを紹介します。
※ダウンロードとインストールは自己責任で行って下さい。
Reaper配布サイト
まず「Reaper公式サイト」で「REAPER v0.999 – July 27 2006 Download: 1.08MB installer」をクリックするとダウンロードが開始されます。
解凍ソフトはこちらで無料配布されている「+Lhaca」がおすすめです。この解凍ソフトはあらゆる形式の圧縮ファイルに対応しています。
Reaper日本語化パッチ配布サイト
「日本語化パッチ配布サイト」にアクセスしReaperと同じバージョンの日本語化パッチをダウンロードしインストールして下さい。
先程も解説しましたがバージョンが合わないとエラーの原因になりますし、意外と多くの方が見落としているのでバージョンには注意して下さい。
ダウンロード後の日本語化の手順は既に解説した方法で行って下さい。
まとめ
Reaperの日本語化やエラーへの対処方法を解説してきましたが、まとめに入ります。
- Reaperと同じバージョンの日本語化パッチをダウンロードする。
- 日本語化パッチはダウンロード後にReaperと同じフォルダへ移動する。
- エラーは日本語化パッチをReaperと同じフォルダに移動していないことが原因。
- VistaではReaperを使用することは不可能。
- Reaperや日本語化パッチのフォルダにウィルスが仕込まれている場合があるのでダウンロードには注意が必要。
ポイントをまとめると以上のようになりますが「ネット上でも質問が多いエラーは日本語化パッチをReaperと同じフォルダへ移動していないこと、Reaperと日本語化パッチのバージョンが合っていないことが原因」です。
また、Reaper本体や日本語化パッチのフォルダにウィルスが仕込まれていたり、ダウンロードリンクがニセモノで全く関係ないサイトへ飛ばされ、スパイウェアがPCに入ってしまうケースも非常に多いです。
これはReaperに限らずTux GuitarなどDAWメーカーではなく、元々は個人が開発した無料ソフトではよくあることなのでダウンロードの際は注意して下さい。
Reaperにはこのようなリスクがあるので無料ソフトで音楽制作をするのであれば、Reaperより遥かに高性能な無料DAWソフトが沢山リリースされていますので、そちらを使用してみると良いと思います。
大手DAWメーカーがリリースしている無料DAWソフトのダウンロードは「【DTM】DAW(フリー作曲ソフト)比較!おすすめソフト7選【2020年版】」を参考にしてみて下さい。
個人的におすすめなのは「Sound One 4 Prime」になります。このソフトは操作が簡単な上にサウンドが非常に良い無料DAWソフトです。Reaperで制作することが多い「音MAD」に関してもReaper以上のクオリティーで制作が可能です。
この記事をReaperの日本語化とエラーが起きた際に対処するための参考にしてみて下さい。