本ページはプロモーション(広告)が含まれています。

トロンボーン

トロンボーンミュート自作手作りする方法!ペットボトルで代用すれば簡単に安くできる


トロンボーンを演奏していると、しばしば目にすることがあるミュートの指示。
普段の練習の際にプラクティスミュートとして使用されている人も多いかも知れませんね。

ストレートミュートやカップミュートを用意するときに人数分のミュートがない!となったことはありませんか?

また、学生さんや始めたばかりで持っていないけど買いに行けない、お金に余裕がない、壊れてしまったなど、すぐに既製品を準備できないこともあると思います。

そんな時に、家にあるような簡単な材料を使って、自分でトロンボーンのミュートを作ってみませんか?

今回は、自分で作る自作のトロンボーンミュートについてご紹介していきます!

トロンボーンのミュートって自分で作れるの?


えっ、トロンボーンのミュートって自分で作れるの?」と思われた方もいらっしゃるかも知れません。
普段目にするのは色々なメーカーが販売している金色や銀色の既製品だと思いますが、
実は、おうちにあるような簡単な材料で作れてしまいます!

ミュートとは弱音器のこと

ミュートとは日本語で言うと「弱音」のことです。

トロンボーンから出る音を弱くするためにつけるミュートですので、弱音器となりますね。

ミュートをつけるということは、音を小さくすることが目的ですので、既製品でなくても音が小さくなれば良いということですね。

トロンボーンのミュートには大きく2種類があり、「ストレートミュート」と「カップミュート」となります。

トロンボーンのミュートの種類と特徴

  • ストレートミュート:音をストレートに出した状態で音を小さくする
  • カップミュート:少し音をこもらせるという目的がある

ジャズやポップス、吉本新喜劇などで「プワン」という音を聴いたことがありませんか?
あれはカップミュートをつけたり外したりすることで鳴らしているのです!

では、既製品のミュートと自作ミュートでは違いがあるのでしょうか?

自作と既製品の違いは?


自分で作れるなら買わなくても全部自作すればいいじゃないか、と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、自作品と既製品には大きな違いがあります。

音質のムラがないか 見た目が良いか
既製ミュート
自作ミュート × ×

これを見ると自作が完全に悪いように見えますが、意外な利点もあるので見ていきたいと思います。

自作ミュートは素材やサイズがカスタマイズできる

インターネットを調べると、ペットボトルで自作する方法などが載っていますが、同じペットボトルでもメーカーやブランドによって微妙に形が違ったり使われている素材が違っています

音は空気の振動によって伝わるので、ミュートによって音の振動を抑えて小さくするわけですが、この振動の止め方によってはあまり小さくならなかったり、逆に小さすぎたり吹きにくくなったりすることがあります。

自作の強みとしては自分の好みに合わせてカスタマイズできるという点があるので、素材を変えてみたり装着する位置を少しずらしてみたり、と工夫はできます。

見た目は工夫してカスタマイズを

詳しい作り方はこのあとご紹介しますが、ペットボトルやカップラーメンの器など身近にある素材で作りますので、舞台で演奏するような本場で使用すると「天ぷらそば」などのパッケージが見えてしまうかも知れません。

もちろん気になる人は色を塗ったり紙を貼ったりと工夫することは可能です。

実際に私はぷわぷわ用のカップミュートを作るため、トロンボーンパートみんなでお昼にカップうどんを食べて綺麗に洗い、色紙を貼ったりマジックで模様を描いて舞台にのったこともあります!

見た目を気にしないプラクティスミュートとして使用する場合は問題ないでしょう。

では、実際にどうやって作るのか?というところをご紹介しましょう!

ペットボトルでミュートを手作りする方法


それでは、ストレートミュートとカップミュートをそれぞれご紹介していきます。

ストレートミュート

ストレートミュートの材料

  • ペットボトル(500ml)
  • すきまテープ
  • 太めのストロー
  • キリ(穴をあける道具)
  • グルーガンもしくはボンド

ストレートミュートの作り方

1 ペットボトルはきれいに洗って乾かしておきましょう。
2 ペットボトルの底にキリなどで穴をあけ、ストローが入るサイズまで広げておきます。
3 底の穴からストローを入れ、ズレないようにグルーガンもしくはボンドでフチを止めます。
この時ストローの穴は塞がないよう注意しましょう。
4 ペットボトルの飲み口部分の周りにすきまテープ(100均でも売っています)を貼り付け、ベルに入るよう調整します。
5 完成!!

ストレートミュートはベルを塞ぎながらも通常の息も出る通り道が必要ですので、ストローをペットボトルの中に入れることで通り道を確保しています。

うまくベルにはまらない時は、すきまテープの分厚さを調整してみてくださいね!

カップミュート

カップミュートの材料(ぷわぷわ用)

  • カップラーメン(大きい器のもの)、カップうどんの容器

ぷわぷわ用であれば、きれいに洗って乾かしておいた容器をベルに当てたり外したりするだけですので、これだけです!

使う時は、左手でベルにカップを当てて、指でカップをつけたり離したり、という動作になります。
腕の短い人は少し大変かも知れませんね…

そして、この2つのミュートの原理を利用して、ストレートミュートとカップミュートの兼用のものを作ってみましょう!

ストレートミュートとカップミュート兼用のものの材料

  • 自作ストレートミュート(上記ペットボトルのもの)
  • カップラーメン、うどんなどの容器
  • キリ(穴をあける道具)
  • ビニールテープ

ストレートミュートとカップミュート兼用の作り方

1 ラーメン、うどんの容器の底に、先ほど作ったストレートミュートの底部分と同じサイズの円を書く。
2 ペットボトルの底がラーメン、うどんの容器にはまるように穴をあける。
3 穴の周辺にビニールテープを巻いておく。
4 完成!!

カップの部分を外せばストレートミュートつければカップミュートになる兼用品になると思います!

カップ部分をつける際はあまり奥まで押し込みすぎないようにしましょう。
横から見た時にキノコに見えるような状態がベストです!

また、演奏中にカップの部分が落ちてしまわないようにビニールテープで滑り止めにしていますが、穴を大きく開けすぎるとすぐにカップの部分が落ちてしまいますので、キュッとカップがペットボトルにはまるくらいのサイズの穴にしてください。

滑り止めの部分はまだまだ考察の余地がありますので、ご自身で工夫してみてくださいね!

自作する上で気を付ける点は?


ペットボトルに穴を開けたり、カップラーメン、うどんの容器の底に穴を開ける際は十分に注意してケガのないようにしてくださいね!

また、ベルにきっちりはまらない場合は接触している部分にビニールテープなどで厚みをつけてみると安定するでしょう。

↓↓トロンボーンの既製品のミュートでおすすめ記事はこちら
⇒トロンボーンのミュートの種類でおすすめは?コルク・木製どれがいいの?

↓↓トロンボーンケースでおすすめ記事はこちら
⇒トロンボーンケースbam,ktl,dac,yamahaおすすめは?リュック型ならどれがいい?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

トロンボーンミュートの作り方!自作手作りで簡単な方法のポイント

  • トロンボーンのミュートは自作品で代用できる
  • トロンボーンのミュートは身近にある材料で簡単に作れる
  • 音質の安定や見た目を気にする場合は既製品を買おう

どのご家庭にもあるような簡単な材料でトロンボーンのミュートを自作することができますので、まだミュートを持っていない人や、自宅での練習用にもう1つ欲しい人はぜひチャレンジしてみてくださいね!