本ページはプロモーション(広告)が含まれています。

DTM

Protools 購入方法と年間アップグレードプラン更新について!アカデミック版やUltimateとの違いも詳しく解説!


近年、Protoolsは購入方法が非常に複雑になりました。購入しようと思ったけれど、どれを購入していいのか分からない方や、プランが複雑で理解できない方が非常に多いようです。

数年前までは楽器店でソフトウェアを購入するか、インストーラーを購入しパソコンにインストールするのみでしたが、最近は様々なグレードや年間更新プランなどができました。

今回はProtoolsの購入方法や年間アップグレードについて詳しく解説していきます。

まずはProtoolsの購入方法から始めます。

Protoolsの購入方法

Protoolsを新規購入するに2種類のライセンスを選択する必要があります。

  1. 永続ライセンス版:購入すると購入時の最新版を永続的に使用可能。
  2. サブスクリプション版:1年限定ライセンスで1年経過すると使用できなくなります。

これら2つのライセンスには「All Access Plan(1年間のアップグレードプラン)」が付いてきます。

All Access Planとは

All Access Planは「購入から1年以内に新しいバージョンが出た場合、無償でアップグレードできる権利」です。

例:2020年1月に「永続ライセンス版」または「サブスクリプション版」で「Protools 10」購入し、2020年12月に最新の「Protools 11」がリリースされた場合は無償で入手可能です。

このように1年以内でしたら無償で新しいバージョンを入手することが可能ですが、1年を過ぎてしまう場合もあります。

永続ライセンス版を購入後、1年以上が経過してから最新版がリリースされた場合

永続ライセンス版を購入後、1年以上が経過してしまうと最新版がリリースされても無償で入手することはできません。

この場合、永続ライセンスを使用している方は「アップグレードプラン」を購入すると、安価で最新バージョンにアップグレードできます。

※アップグレードプランを購入しない場合も、永続ライセンスを購入している方は、それまで使用してきたバージョンのPro Toolsは永続的に使用できます。

サブスクリプション版の注意点

サブスクリプション版を使用している方も、購入後1年以内に最新版がリリースされた場合は無償で入手可能です。

しかし、購入後1年が経過するとProtools自体が使用できなくなります。

サブスクリプション版を継続使用する場合は、ライセンスの継続購入(サブスクリプション版の継続購入)が必要になります。

  • Protoolsを新規購入する際は「永続ライセンス」と「サブスクリプション」のどちらかの「ライセンス」を選択する。
  • 永続ライセンス版」は購入時のProtoolsを永続使用することが可能。
  • サブスクリプション版」は1年が経過すると使用が不可能になる。
  • 「オールアクセスプラン」は新規購入後1年以内に最新版がリリースされた場合に無償で入手できるプラン。
  • 購入から1年以上、経過してから最新版がリリースされた場合は「アップグレードプラン」を購入すると安価で最新版が購入可能。

続いては、アップグレードプランについて解説していきます。

Protools アップグレードプランについて

「永続ライセンス版」または「サブスクリプション版」の購入後に、追加購入するアップグレードプランは2種類あります。

  1. Renewal(更新版):「All Access Plan」有効期間内または期限切れから1ヶ月以内のユーザー専用
  2. Reinstatement(再加入版):ProTools 9以降を使用していて「All Access Plan」の有効期限切れ2ヶ月目以降のユーザー専用

このように「All Access Plan」の有効期限内か、有効期限切れかで購入する製品が異なります。

更新期間の猶予期間について

Renewal(プラン更新)を希望のユーザーは、基本的に有効期限内(前回の登録から1年以内)に購入し登録をすることをおすすめします。

しかし、タイミングを逃してしまったユーザーのために更新の猶予期間が1ヶ月間設けられています。

※この1ヶ月間は、あくまでも購入版を購入できる猶予期間です。特典プラグインは1年を過ぎた時点で使えなくなりますので注意して下さい。

その猶予期間も過ぎてしまった人は、Reinstatement(プラン再加入)の購入となります。

アカデミック版とは

アカデミック版は購入対象は学生または教職員のみとなっており、購入時は必要ありませんが、購入後に学生証または教員証を提示する必要があります。

アカデミック版は通常の半額で購入が可能です。

クロスグレード版とは

永続ライセンスの年間アップグレード権利が終了しているユーザーが対象です。

クロスグレードは永続ライセンス版から、サブスクリプション版(2年間使用可能)にプランを変更するものです。

クロスグレードは無償ではなく、クロスグレード版を購入する必要があります。

続いてはProtoolsの種類について解説します。

Protoolsの種類 First・Protools・Ultimateの違い

Protoolsには写真のように3つのグレードがあります。

※ここでいうグレードとは価格により使用可能な機能が異なる、所謂モデルといった意味があります。

下位グレードで無料ダウンロード可能な「First」、有償のノーマル版の「Protools」、上位グレードの「Ultimate」の3種類があります。

Protools Firstについては「Protool初心者編!firstの使い方入門」をご覧下さい。

使用できる機能の違い

First  Protools Ultimate
同時ボイス/トラック 16/16 128/64/32 384/192/96
最大インプット数 4 32 192
MIDIトラック 16 1024 1024
インストゥルメント・トラック数 16 512 512
Auxトラック 16 128 512
ビデオ・トラック なし 1 64
付属プラグイン 23 115 115
同梱サウンド 3.1G 5.4G 5.4G
対応する最大サンプル・レート 32-bit、96 kHz 32-bit、192 kHz 32-bit、192 kHz
バス 無制限 無制限 無制限

このようにグレードによって使用可能な機能が異なります。 更に「Protools」、「Ultimate」には「永続ライセンス版」と「サブスクリプション版」が用意されていますので、この2つのどちらかを選択することができます。

まとめ

Protoolの購入と年間アップグレードまとめに入ります。

新規購入の手順

  1. 「Protools」か「Ultimate」を選択。
  2. 「永続ライセンス版」か「サブスクリプション版」のライセンスを選択。
  3. どちらのライセンスにも「オールアクセスプラン」が付属。
  4. 購入後、インストールして使用可能。

年間アップグレードとクロスグレード

  1. 購入後、1年以内に最新版がリリースされた場合は無償で入手しアップグレード可能。
  2. 購入後1年が過ぎてから最新版がリリースされた場合は「アップグレードプラン」を追加購入し安価で最新版へのアップグレードが可能。
  3. 「サブスクリプション版」は1年で使用不可になるので継続使用する場合は「サブスクリプション版」の継続購入」が必要。
  4. 「永続ライセンス」から「サブスクリプション版(2年間使用可能)」にクロスグレード(プラン変更)も可能。

Protoolは購入やアップデート方法が複雑になりましたが、簡単にまとめると以上のようになっています。

この記事を購入やアップグレードの参考にしてみて下さい。