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ギター

ベースチューニングで音程が合わない! 初心者からできる正しい弦のチューニング方法


あこがれのベースを手に入れたのに
「チューニングが合わない!」、「音程がおかしい!」
と悩んでいませんか?

ベースは、音程が狂いやすい楽器なので
練習前はもちろん
練習中にも、何度もチューニングをする必要があります。

今後、ベースを弾き続けていくのであれば
何百、何千回とチューニングを
行うことになるでしょう。

チューニングは、楽器調整の中でも
初歩的なものですが、頻度が多いだけに
非常に重要です!

今回は、そんなチューニングの方法を
初心者向けにまとめてみました。

ベースのチューニングに必要なもの

まずはベースのチューニングに必要なものを見ていきましょう。

(1)チューナー、シールド(クリップタイプのチューナーには不要)
(2)音叉
(3)正しい音程が出るもの(ピアノ、チューニング済みのギターなど)

(1) チューナー、シールド(クリップタイプのチューナーには不要)

まずは一番王道なチューナーです。
ベース本体と、チューナーをシールドでつなぎ
表示された音程を見ながら音程を合わせるものです。

最近はクリップチューナーも精密なものが多く
使っているひとも多いですね。

ちなみに、クリップチューナーは
ベースのヘッドに挟むだけなので
シールドは必要ありません。

(2) 音叉

音叉は、てのひらや、ひざで叩くと、特定の音程が出ます(Aの音)。
それを聞いて、自分の耳で音程を合わせるものです。

音叉の音、Aはベースの3弦開放の音なので
それを聞きながら、音程が同じになるように調整します。

(3) 正しい音程が出るもの(ピアノ、チューニング済みのギター)

チューナーや音叉がなくてもチューニングする方法はあります。

ピアノやチューニング済みのギターで
特定の音程を出し
それに合わせるという方法です。

例えば、ベースの4弦開放の音はEなので
ピアノでEの音を聞きながら音程を調整するといった具合です。

この方法は、ピアノやギターといった
立派なものがなくても
正しい音程を出せるものであれば
問題ありません。

Youtubeを見れば
正しい音程を流した動画があるので
それを聞きながらチューニングすることもできますし
自分の知っている曲の音程がわかっていれば
それを使うこともできます。

このように、ベースをチューニングする方法はいろいろありますが
初心者のうちは、無難にチューナーを使って
チューニングすることをおすすめします。

では、次に、チューナーを使った
正しいチューニングの方法を見ていきましょう。

初心者からできる正しいチューニング方法

ざっくりとした手順は以下の通りです。細かい手順は後で説明します。

(1)チューナーをセットするし、電源を入れる。
(2)チューナーに表示されているアルファベッド(音階)を見ながら、ペグをまわし
音程を調整する。最初は4弦から始める。
(3)同じ要領で、3弦→2弦→1弦の順で、音程を調整する。
(4) すべての弦を調整後、(2)~(3)の手順を2、3回くりかえす。
ここにテキストを入力

(1)チューナーをセットするし、電源を入れる。

ここは特に難しいことはありませんね。
では、次の手順に進みましょう。

(2)チューナーに表示されているアルファベッド(音階)を見ながら、
ペグをまわし、音程を調整する。最初は4弦から始める。

さあ、ここからが本番です!

チューナーを見ながら、各弦の音程を調整していきます。
各弦の音程は以下の通りです。

4弦→E(ミ)

3弦→A(ラ)

2弦→D(レ)

1弦→G(ソ)

これはもう、丸暗記です。

こういう音程で調整するものなんだ
と思っておいてください。

フラットチューニングや
ドロップDというチューニングも存在しますが
初心者のうちはあまり使うことはないと思います。
まずは、レギュラーチューニングを覚えましょう!

では、まず4弦の開放弦(フレットをどこも押さえずに音を出すこと)
を鳴らします。

ここで、アルファベッドの音階と
針が表示されるはずです。

チューナーに「D」と表示されて、針が右にふれているとします。

この場合、今の音はDより少し高いということです。
音階の並びは以下のようになっていますので、

低い   A  B  C  D  E  F  G   高い

この場合は、音程をEにするために、
ペグをしめて音程を上げていきます。

少しずつペグをしめながら、チューナーの表示がEになるようにし、
針が中心に来るようにします。

ここで、注意点があります。

最後はペグをしめてチューニングを終えるということです。

つまり、最後の微調整をするときは、目指している音より少し低い状態にしておき、少しずつ音程を上げて、仕上げをするということです。

なぜなら、ペグの構造上、ゆるめてチューニングを終えると
その後、振動でペグが動きやすく、音程がずれやすいからです。

(3)同じ要領で、3弦→2弦→1弦の順で、音程を調整する。

4弦のチューニングができれば
他の弦も同じ手順なので、特に難しくないと思います。

くれぐれも、各弦の音程を間違わないようにしましょう。

(4)すべての弦を調整後、(2)~(3)の手順を2、3回繰り返す。

せっかくすべての弦を調整したのにまた、やるの?
と思うかもしれませんが、ベースのチューニングは1回では不十分です。

調整後は、各弦が強い力で引っ張られているため、
ネックの反り方が少しだけ変化しており
音程が微妙に変わっているのです。
※正確には、弦がゆるんでいる状態のときはやや反っており
弦の張力を利用してまっすぐにしています。

2回目以降は、大きく音程がずれていないので
それほど大変な作業ではないはずです。

できれば、最初のチューニング後
あと2回くらいは調整しておきたいですね。

これで、一連の流れは終了です。

どうでしょうか
チューニングできましたか?

チューニングは慣れないうちは結構難しいものですよね。
いろいろと失敗しながら覚えていくひとがほとんどです。

何十分も格闘し、結局チューニングできなかった、
弦を巻きすぎて切ってしまった
なんて悲しい経験はありませんか?。

では次は、初心者の方がよく悩む、音程が合わない原因と
その対処法について見ていきましょう。

音程が合わないときの原因と対策

チューニングで苦戦しているそこのあなた、
以下のような間違いをしていませんか?

(1)オクターブを間違えてチューニングしている。
(2)チューナーのギターモード、ベースモードが作動し
違う弦の音程に調整しようとしている。

(1)オクターブを間違えてチューニングしている。

2弦をDにチューニングしている時、「F」と表示されたら
どうしますか?

低い   A  B  C  D  E  F  G   高い

音階の並びを見ても一目瞭然、もちろんペグをゆるめて
音程を下げますよね。

いやいや、違うんです!
そうとも限らないんです!

音階というのは、一周するとオクターブ違いの同じ音に戻ってくるんです。

つまり、こういう風にも表現できるのです。

低い   D  E  F  G  A  B  C  D   高い

このように考えると
「F」と表示されていても、音程を下げるとは限らないですよね。

この場合は、目的の音程よりも
かなり低く、まだまだペグをしめなければいけないかもしれないのです。

チューニング中に弦がパンパンに張ってきたり
逆にあまりにもダルダルだった場合には
オクターブ上か、下に調整している可能性を疑ってください。

オクターブ上に調整しようとしてしまっている場合には弦を切ってしまう可能性大です。

Youtubeで検索すると
正しい音程をすぐに確認できるので
大体の音程を聞いてみてください。
オクターブ違いなら、すぐにわかるはずです。

(2)チューナーの「ギターモード」「ベースモード」でチューニングしていて違う弦の音程に調整しようとしている。

チューナーには、ギターモードや
ベースモードといったものを搭載しているものがあります。

これらのモードは、自動でどの弦のチューニングをしているかを判断し
ペグをしめるべきか、ゆるめるべきかを教えてくれるものです。

しかし、このモードは、どの弦をチューニングしているのか
勘違いすることがあるのです。

例えば、4弦のペグをしめすぎて
Gまで音程が上がっていたとします。

その時、チューナーはどのような判断をするでしょうか?

低い   E  F  G  A  B  C  D  E   高い

Gの音程であれば、4弦のEより
3弦のAのほうが近いので
3弦をチューニング中であると判断するのです。

この場合ですと
適正の音程よりかなり高くなってしまっているのに
Aに近づけようと
まだまだ、音程を上げるように指示するのです。

このモードは、メーカーによって表示の仕方が様々ですが
基本的には、各弦の音程をしっかりと意識していれば防げるミスです。

この例ですと、4弦をEに調整中であるのに
チューナーにはAと表示され
まだまだペグをしめる指示がでるので、違和感に気づけるはずです。
(ギターモード、ベースモードは基本、開放弦に存在する音以外表示しない。)

初心者のうちは、これらのミスで弦を切ってしまうことがあります
ベース弦はギター弦に比べ、かなり高価なので
巻き切ってしまわないように気をつけたいですね。

(3)弦の劣化とネックの反りが原因

弦の劣化やネックが反っているとチューニングは合わなくなります。

弦の劣化の場合の対策法

ベース弦は使用頻度にもより異なりますが1ヵ月が寿命と言われています。

弦が劣化するとチューニングが不安定になりますので、いくらチューニングしても全弦の音程が合わない場合、まずは新しい弦に交換するようにしてみて下さい。

ネックの反りが原因の場合の対策法

開放弦ではチューニングが合うものの、フレットを押さえて鳴らすと音程がズレていることもよくあります。

これはネックの反りが原因で音程がズレてしまっています。多くの場合は順反りすると音程がズレ、逆反りすると押さえたフレットの音がしっかりと鳴らなくなります。

ネックが反った場合の修理方法は「ギターのネック反り(順反り・逆反り)の調整方法!トラスロッドの方向と回し方」を参考にトラスロッドの調整を行って下さい。ギター用の記事ですがベースも直し方は全く同じです。

(4)チューナーの電池の残量が無い

実はチューナーの電池が無くなるとメーターが正確に動かなくなり、正確にチューニングされていたとしてもメーターはズレて表示されてしまいます。

これは意外と見落としがちですが、電池の残量にも注意して下さい。

まとめ

今回は「チューニングに必要なもの」、「初心者からできる正しいチューニング方法」、
「音程が合わないときの原因と対処」についてまとめました。

どれもこれも基本的な内容ですが、
ベースを弾く上でとても重要なことです。

時間をかけてでも、一つひとつ完璧にしていきたいですね。

あこがれのベースを手に入れて早く練習したいのに
チューニングがうまくいかないとモヤモヤしますよね。

でもそのモヤモヤは誰もが通ってきた道です。

せっかくベースが手元にあるのに
チューニングがうまくいかないという理由であきらめてしまうのは
非常にもったいないと思います。

確かにチューニングは
ややこしいことが多く、気が重いものです

それでも、一度覚えてしまえばなんてことはないですし
そのあとには楽しい音楽ライフがあなたを待っているのです。

ぜひ、あなたもチューニングをマスターし
クールなベーシストを目指してください。