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ファンク音楽(ミュージック)のおすすめ名曲8選【邦楽編】!ファンクの歴史やソウルとの違いも詳しく


ファンクやソウルと言われてもイマイチどんな音楽なのか分からない方が多いと思います。また、少し音楽に詳しい方であれば「ファンクやソウル・ミュージック=洋楽」というイメージが強いと思います。

しかし、日本にも数は非常に少ないですがファンク系アーティストが存在します。本場のファンクを演奏するバンドはメジャーシーンよりもインディーズに多い印象で、メジャーシーンで活動する日本のファンクバンドは日本独特のファンクを演奏しています。

今回はファンクの歴史を紹介しながら、ソウルとの違いや、おすすめの邦楽アーティストの名曲を紹介していこうと思います。

ますはファンクの歴史と音楽的特徴から解説していきます。

ファンクの歴史と音楽的特徴

ここではファンクとソウルについての簡単な歴史や音楽的特徴を解説していきます。

ファンクとは

元々はアフリカ系アメリカ人のブラック・ミュージックで、1960年代にジェームス・ブラウンがファンクの原型を作ったと言われています。

その後、ソウル/R&B、ブルース、ジャズ、アフリカ音楽を取り入れながら発展していき現在のようなスタイルの音楽になりました。

ファンクの音楽的特徴

少々、音楽的な内容になりますが、ファンクの特徴は16ビートのリズムにギターのカッティング、レイドバックしたベースラインです。ジャンルによりホーンセクションを用いるバンドもいます。

基本的にこのような特徴がありますが、ラテンやレゲエのリズムを取り入れるなど進化を続けています。

ファンクとソウルとの違い

ソウルは1950年代にアメリカで生まれたゴスペルとブルースを融合した音楽でレイ・チャールズが有名なソウル・アーティストです。

そして、ソウルはファンクよりもポピュラーな音楽です。

ソウルの音楽的特徴

ゴスペル由来のコード進行とノリが良くグルーヴィーな覚えやすいリズムが特徴です。

ソウルとよく似た音楽にR&Bがありますが、これらの境目は専門家でも不明だそうです。

このように音楽的特徴を比べるとファンクとソウルは全くことなる音楽であることが分かると思います。

日本のファンクについて

昔から、日本のメジャーシーンではファンク、ソウル、R&Bは「J-POP」としてカテゴライズされています。

※日本では余程、個性的な音楽スタイルではない限り全てJ-POPにカテゴライズされます。

例えば、このジャンルのアーティストに久保田利伸、鈴木雅之、グッチ裕三がいますが、どれもファンクでもなければソウルでもR&Bでもないような音楽を演奏しています。

また、R&Bといえば宇多田ヒカルのイメージが強いと思いますが、あの音楽がR&Bかといったら実は全然違います。

日本の場合は楽曲の一部(ギターフレーズ、ベースライン、ドラムビート)にファンクやR&Bの要素を、僅かに取り入れるスタイルが多いので、洋楽のように聴いてすぐファンクやソウルと分かるもは少ないです。

そして、このような部分は楽器を演奏している方でなければなかなか耳がいかないものです。多くの方が1番耳がいくのが歌メロですが、歌メロが日本独自の歌謡曲風なので、これがファンクと言われてもイマイチ分からない原因です。

続いては日本のファンクミュージックの名曲を紹介していきます。

日本のファンクミュージックおすすめ名曲8選

Golden Lair:BRADIO

BRADIOはジェームス・ブラウン系の本格的なファンクバンドとして有名です。

先程も解説しましたがパッと聴いた感じ、普通の日本の歌謡曲系ロックバンドに聴こえると思います。しかし、これが日本でファンクとされている音楽です。

楽器のやっていない方は分かりにくいと思いますが、歌メロ以外のパート(イントロや間奏部分)にファンクで使用されるドラムビートが取り入れられています。

Away:Scoobie Do

こちらも日本のファンクバンドです。

80年代歌謡曲にファンクのグルーヴ(16ビート)を取り入れています。このタイプは曲の雰囲気に耳がいきがちですが、よく聴くとごく僅かにですがファンクの要素を取り入れていることが分かると思います。

LUCKY TAPES:レイディ・ブルーズ

こちらはホーンセクションを取り入れたファンクバンドです。ごく普通のJ-POPといった感じですが、よく聴くと楽器隊がファンク風のリズムで演奏しています。

そのリズムに日本独特の歌メロが乗るとこのような感じになります。

オリジナル・ラブ:Scandal

続いては少し古い90年代のバンドです。

これまで紹介した中では1番ファンク色の強い楽曲です。歌メロは日本独特のものですが、バックの演奏がホーンセクションを導入したファンクになっています。

So Fat?:Nabowa

このバンドは歌無しのインストバンドです。

かなりハイレベルな本場のファンクを演奏しています。部分的にはフュージョン系のプレイも取り入れています。

元々、ファンクはこのタイプの音楽なので楽器を演奏しなく歌モノをメインに聴く方にとっては少々、退屈に感じるかもしれません。

このバンドはファンクを土台にダブ、フュージョン、ジャズを取り入れているハイレベルな純正ファンクバンドので個人的にはお気に入りです。

サヨナラCOLOR:SUPER BUTTER DOG

このバンドも邦楽ではファンクになります。この曲は映画の主題歌にも起用されました。

どう聴いてもよくある日本の歌謡曲バンドでファンクの要素は探さないと見つかりませんが、よく聴くとほんの一瞬だけ部分的にファンク系のフレーズを取り入れています。

1つ前のNobowaと比べると、こちらのバンドの方が多くの方にとってが馴染みやすいかと思います。

このバンドはファンクに分類されるということは、日本のファンクはかなり独特なことが分かると思います。

fake!fake!:カラスは真っ白

こちらは比較的、新しいバンドです。

ノリの良いガールズ・ポップですがバック演奏のビートがファンクを意識したものになっています。ベースもファンクでよく使用されるスラップ奏法を取り入れています。

1つ前のSUPER BUTTER DOGと同様に日本人の一般リスナー向けのファンク風J-POPといった感じです。

ミラーボール:マサル&ピーチパイ

こちらはインディーズ・シーンで大人気の、ホーンセクションを取り入れたファンクバンドです。

インディーズシーンで活動していますが、特に楽器隊はメジャーバンドにも出すことのできていない、本場のファンク・グルーヴを演奏できるハイレベルなメンバー達です。

まとめ

今回は邦楽ファンクを紹介しました。ファンクに興味を持った方は「ファンクを聴いてみたい。」という方か「ファンクを勉強して作曲またはバンドで演奏したい。」という方のどちらかかと思います。

日本の場合はファンク自体の需要が無いに等しいので、純正ファンクバンドは非常に少ないです。ファンクを演奏するにしても歌謡曲風の歌メロを乗せて、ファンク要素を薄めないとやはり一般リスナーには分かりにくいです。また、ファンクとカテゴライズすると一般リスナーが聴かず嫌いして売れないという事情もあります。

しかし、それがファンク好きな方にとっては満足のいかないものにもなり、結果として日本のファンクシーンが盛り上がらない原因になっています。

正直、個人的にも日本のファンクはファンクではないと思いますし、ファンク要素を探すのが大変だと思います。求める音楽的要素を、曲を聴きながら探さないといけないのはちょっと違うと思います。

  • 日本のファンクはファンク要素を限りなく薄めた音楽。
  • メジャーな曲ほどファンク要素が少なく、曲の一部分に使われる程度。
  • 純正ファンクバンドはメジャーよりも、音楽的に自由度が高いインディーズに多い。

もしも、ファンクを聴いてみたいのであれば洋楽のファンクをおすすめします。

  • ジェームス・ブラウン
  • エクストリーム

本場のファンクを聴きたい方は「ジェームス・ブラウン」をバンドをやっている方は「エクストリーム」から聴いてみると良いと思います。

この記事をファンクを聴く際の参考にしてみて下さい。