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サックス

バリトンサックスのリード比較といいリードの見分け方!リコ・バンドレン・ウッドストーンでおすすめは?


リード楽器であるバリトンサックスにとって、リード選びは避けては通れません。

バリトンサックスのリードの代表的なメーカーには、リコ、バンドレン、ウッドストーンなどがあります。
リコ・バンドレン・ウッドストーンそれぞれのメーカーのリードには、メーカーごとの特徴があります。

リードのせいで思うような音色が出せなかったり、吹き心地に明らかな差が出たりは、リード楽器奏者なら誰もが経験していることでしょう。

そこで今回は、そんな重要な点であるリード選びの助けになる情報をご紹介します。

 

バリトンサックスのいいリードの見分け方

どのようなリード楽器にもいえることですが、リードにはどうしても当たりはずれがあります。
1箱購入しても、吹きやすいものからほとんど音が出ないようなものまで様々です。

また、1箱5枚だとしても実際に使えるようなリードは4枚あったり1枚だけだったり、吹きやすい「あたり」のリードが入っている確率は様々です。

まず良いリードとはどういったものでしょうか。
またそれは、どのようにして見分けるのでしょうか。

それぞれについて少し見ていきましょう。

良いリードとは

バリトンサックス奏者を含むリード楽器の奏者にとって、良いリードとは「吹きやすい」リードであること、また「リラックスして」吹けるリードであることが重要です。

実際に購入したリード1箱を開封し試し吹きする中で、自分にとってそのリードが吹きやすくリラックスして吹くことができるリードであるかを検証し、見極めていきます。

試し吹きの方法

リードを新しく購入した際には、まず試し吹きをします。

試し吹きの際に重要となるのが、十分にリードを湿らせておくことです。
口で少し湿らせただけでは湿り気が十分ではないため、最低でも5分は水気を含ませるようにします。

それが完了したら、今度は実際に試奏し吹き心地を確かめていきます。
そしてリード裏面の平らな根元部分に、その吹き心地についてどうであったか〇×などで印をつけていきます。

ここで×になってしまったリードは、残念ですが捨ててしまいましょう。
吹きにくいリードに無理に合わせていくよりも、吹きやすいリードで練習を重ねた方が上達できます。

次に実際のバリトンサックスのリードにはどのようなメーカーのものがあるのか、みていきましょう。

バリトンサックスリード主要メーカー

ではバリトンサックスのリードには、どのようなメーカーがあるのでしょうか。

主要3メーカー

まず代表的なサックスリードのメーカーとして、リコ・バンドレン・ウッドストーンがあります。

中でもリコ・バンドレンはほとんどのプレーヤーがこの二択のどちらかに当てはまると言われるほどの主要勢力です。

この3メーカーについてそれぞれの特徴は、後述します。

それ以外のリード

リコ・バンドレン・ウッドストーンの主要3メーカー以外からも、バリトンサックスのリードは製作されています。
ここではそのうちいくつかをご紹介していきます。

MARCA フランス製のリードで、当たりはずれが少ないと言われています。

ALEXANDER アメリカ製のリードで品質が高く、海外で人気の高い高級リードです。

GONZALEZ アメリカ製のリードで上質のケーンを使用しており、ハンドセレクトによるためクオリティの高さに定評があります。

他にも、プラスチック製や人工素材製の割れない新しいタイプのリードなどがあります。
そういった新しいタイプのリードとしては、代表的なものに樹脂製リードであるレジェールがあります。

レジェールの特徴

レジェールは樹脂製のため、見た目は半透明で従来のケーン製のリードのように割れてしまうことがありません。
また、水分や湿度に影響されることがないため、いつでも同じコンディションで演奏することができます。

通常のリードよりも耐久性が高く、コストパフォーマンスが高い品となるでしょう。

水洗いすることもできるため、衛生面でも安心して使用することができます。

一方で、木管楽器特有の暖かな音色を出すという意味合いでは、少しケーン製のリードには劣ってしまう部分があります。

次に主要3メーカーそれぞれについて詳しくみていきましょう。

リコのメリットデメリットと他メーカーとの比較

リコ製リードの特徴

リコのリードは音色の柔らかさと音のパワーを併せ持つ特徴があります。
ニュアンスがつけやすいため、様々なジャンルの音楽シーンにて愛用されています。

音色の中には少し雑味があり、柔らかさの真ん中に芯があるような音質を叶え、また明るさとダークさの両面を兼ね備えたサウンドが実現できます。

メリット・デメリットからみた使用シーン

ジャズやポップスなど、サックスとしての個性を大々的に押し出すようなシーンにて、使用感が際立ちます。
一方でクラシックなどでは少し不向きな部分があります。

ですが全体的にバランスのとれたリードのため、シーンによってそこまで影響があるといったことはありません。

 

バンドレンのメリットデメリットと他メーカーとの比較

バンドレン製リードの特徴

バンドレンのリードは先端部が非常に薄く振動する部分は厚めにできており、極めてピュアな音質が生み出されるように工夫がされています。

また振動する部分と表皮のある部分との境目がまっすぐになるようにカットされている特徴があります。

メリット・デメリットからみた使用シーン

こちらもかなりバランスのとれたリードのため、そこまでシーンによって影響が出ることはないのですが、吹奏楽にてより多く使用されています。

 

ウッドストーンのメリットデメリットと他メーカーとの比較

ウッドストーン製リードの特徴

日本の石森楽器オリジナルの製品で、ハンドセレクトにより1枚1枚厳選されたリードであるため、高い評判を得ています。

最高級といわれる南フランス・ヴァール地方で育てられた良質なケーンのみを使用しており、世界でもトップレベルの品質を誇ります。

メリットデメリットからみた使用シーン

エッジのあるサウンドに特徴があるため、ジャズ系の音楽に向いています。

全体的にバラつきが少ないため、初心者の方からプロミュージシャンまで多くの方から愛されるリードです。

 

まとめ

今回はバリトンサックスのリード選びや各メーカーの特徴についてご紹介しました。

リード選びには十分リードを湿らせた状態で試奏し、自分にとって吹きやすくリラックスして吹けるリードであるか見極めることが重要です。

また、吹きにくいリードへ自分を無理に合わせて使おうとするのではなく、普段の練習から吹きやすいリードを使用した上で練習を重ねていくことが上達に繋がります。

リードはそれなりに値も張りますしもったいない部分もありますが、自分にとって吹きにくいリードを使って練習をしていくことは長期的にマイナスにしかなりません。
合わないリードは思い切って捨ててしまうことも大切です。

リードメーカーではそれぞれ各メーカーバランスも重視しつつ、少しずつ特徴を持ったリードを作り上げています。

なかでもリコはジャズやポップス、バンドレンは吹奏楽、ウッドストーンはジャズにより適した仕上がりとなっています。

あなたの使用シーンに合った、気になるリードのメーカーはあったでしょうか。

色々ご紹介してきましたが、何よりもリード選びで大切なのはご自身にあったものかどうかということです。
実際にご使用になられてみて、自分にぴったりのリードを探していってくださいね。