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DTM

DAWソフト・Reaperの使い方!音MADをスムーズに作る方法をわかりやすく


Windowsで扱えるDAWのオンラインソフトは沢山ありますが、その中でもReaperの完成度は非常に高く、商用パッケージソフトに劣らない機能を内蔵しています。

初期のバージョンが無償ダウンロードすることができ、最新の有償バージョンでもライセンスの価格が5000~6000円程度(非商用ライセンス)ですので、DTMを手軽に始めたい方や、費用をかけずに本格的な曲作りがしたい方まで幅広く使えるソフトです。

今回はReaperの使い方や、音MADの作り方を解説していきます。

まずは、Reaperの特徴から解説していきます。

DAWソフト Reaperの主な特徴

Reaperの主な特徴は以下の通りです。

  • 動作が比較的軽い。
  • 64bitOSにも対応。
  • 32bitのVSTプラグインを読み込み可能。
  • ASIO、WDM、VSTといったDAWソフトの標準規格に対応。
  • 付属のVSTエフェクトが便利。
  • USBメモリにインストールしてポータブル化可能。
  • NINJAMでリアルタイムオンラインセッション。
  • 簡単なプログラミングでオリジナルのエフェクターを作成可能。

以上のような特徴があります。

動作が軽く感じるのは他のDAWソフトに比べると機能が少ないことと、本格的なレコーディングに使用することが少ないため「軽く感じる」ということです。

トラックを複数立ち上げてレコーディングをして、更にMIDIの打ち込みをすれば場合によってはフリーズします。

Reaperは「既存のDAWには満足できないマニアックな人でも十分に満足できる機能がある。」といった意見も聞きますが、それは有り得ないと思います。やはりシステムをしっかり組んだ商用のDAWの方が機能は格段に上です。

インストールについて

Reaperは公式サイトからインストーラーをダウンロードして入手します。

「Windows、Windows 64bit」、「Mac OS X」の他、比較的古い「Windows 7 beta」「RC」でも動作します。
インストール方法ですが、インストーラをクリックし、続いて「実行」をクリックしていくとインストールが完了するので非常に簡単です。
古いバージョン「V0.999」はコチラからダウンロードが可能です。
このバージョンは無料ですが機能制限がありません。
続いてはReaperの初期設定方法を解説していきます。

DAWソフト Reaperの初期設定方法

Reaperを起動したら、まずは「オーディオの設定」をする必要があります。
メイン画面の「Options」→「Preferences」の順にクリックしていくとウィンドウが表示されます。
画面左の「Device」を選択すると以下の画面が表示されます。
「Audio system」は「ASIO」がおすすめですが、もしその設定ができないようであれば「DirectSound」に設定しておくと良いと思います。
「WDM Kernel Streaming」はWindows Vistaや7では上手く動作しないと思います。(XPならば場合によってはASIOよりも安定動作するかもしれません)

ASIOを選択した場合

  • ASIO Driver:オーディオインターフェースの名前。
  • Enable Inputs:通常はオンの状態にする。(再生専用のオーディオデバイスを使う場合は外す)
  • Output Range:初期設定のままでOK。
  • ASIO Configuration:デバイスの設定画面を開く。
  • その他のチェックボックスは初期状態でOK。

AISO以外を選択した場合

  • Input Device:録音に使用するデバイス。
  • Output Device:再生に使用するデバイス。
  • Sample Format:大きな値に設定。
  • Input Channels・Output Channels:Input channelsとOutput channelsは「2」を選択。
  • Samplerate:通常は「44100」に設定。
  • Buffers:バッファ容量。(後程、詳しく解説します)
  • latency:Reaper内で処理された音声がデバイスから出力されるまでの遅延時間。小さいほど快適に動作する。
「Buffers」の値を小さくするほど「latency」は小さくなりますが、あまり小さくし過ぎると音切れを起こしてしまいますので注意して下さい。
最適な値はCPU速度やオーディオインターフェースやドライバーの性能によってり変わりますので、音切れしない程度の大きすぎない値に設定するのがおすすめです。
続いては作曲やレコーディングするための「プロジェクトの作成」を解説していきます。

DAWソフト Reaperでプロジェクト作成をする方法

初期設定が完了したら、次は音楽制作するための「プロジェクトの作成」を行います。

曲中で使用する音声データなどをまとめる「フォルダを作成」し「File→Save Project As」で作ったフォルダの中にプロジェクトファイル(.RPPファイル)を保存します。

これでプロジェクトの作成が完了し制作に入れます。
続いてはReaperを使用した音MADの作り方を解説していきます。

DAWソフト Reaperで音MADを作る方法

まずは音MADの制作の流れを解説していきます。

  1. 全体のアイディアを考える。
  2. 素材を集める。
  3. 音声の作成。
  4. 動画の作成。
  5. 投稿。

音MAD制作の流れは以上の通りです。

1番大変な作業は「素材集め」です。この素材さえあればReaperに貼り付けて完了する簡単な作業になります。

素材集めに便利な「Moo0 ボイス録音機」ですが、こちらはウィルスが仕込まれている場合がありますので自己責任で検索/ダウンロードして下さい。

集めた素材を合成する

集めた素材(動画や音声)をプロジェクトの各トラックにドラッグ&ドロップしていきます。

そして最も重要かつ難しい作業は「好みの位置に素材を配置」することです。

特に動画と音声のタイミングを合わせる作業が1番時間がかかると思います。(なかなか好みの位置に配置できないことが多いです)

また、ドラッグ&ドロップしたファイルの音程をプラグインの「ピッチシフター」を使用して上下させることも可能です。その他にも沢山のエフェクトが内蔵されていますので、それらを使用して音声を加工することも可能です。

作成した音声ファイルや動画ファイルは「書き出し」をクリックしWMVやMP4など様々な形式に書き出すことが可能です。目的に合わせた形式へ書き出して下さい。

まとめ

DAWソフトReaperの使い方の解説をしてきましたが、このソフトの1番の魅力は32bitで比較的、古いOSでも動作するところだと思います。

少し前までは無償で多機能なソフトでしたが、ここ数年は無償の本格的なDAWソフトが各メーカーから沢山リリースされています。正直、そちらの方が音MADを作成するのにも向いています。

音MADを作成したい方でパソコンのスペックが対応しているのであれば「Sound One」や「FL STUDIO」の無償版を、スペックが低く対応していない方は「Reaper」を使用するのがおすすめです。

そして、Reaperの良いところは初期設定が簡単なところです。他のDAWソフトよりも簡単に初期設定できますので、これからDAWを始める方の体験版にReaperは向いていると思います。

この記事をReaperの使い方や音MADの作成の参考にしてみて下さい。