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Line6 POD GOのレビュー!使い方やHXやHelixとの違いも詳しく解説!


Line6が世界最大の楽器フェアNAMM SHOWに出展したことで話題になった「POD GO」は、結論を先に言ってしまうとHelixシリーズを上回るクオリティーのサウンドです。

基本的に内蔵されているエフェクトなどは従来のままですが、サウンドが格段に向上(モデリングしているエフェクトに限りなく近い)しました。

4月末に発売され、現在はどこも完売中で入手困難な「POD GO」のレビューをしていきます。

レビューに使用する楽器/機材は以下の通りです。

  • フェンダー・ストラトキャスター(カスタム69を3基搭載)
  • ESP ミラージュ(EMGを2基搭載)
  • マーシャルJVM410H
  • モニタースピーカー

ではLine6 POD GOの仕様から解説していきます。

Line6 POD GOの仕様

POD GOは写真の通りHXシリーズの用にフットスイッチやエクスプレッション・ペダルを搭載したフロアタイプです。非常にコンパクトで軽量なのが特徴です。

そして、コントロールノブも少ないので操作が簡単です。

主な仕様

  • 定評のあるHelix/HXプロセッサー・ファミリーから継承したアンプ、キャビネットおよびエフェクト・モデル
  • カラー・ディスプレイ搭載によるわかりやすいユーザー・インターフェースと素早く簡単な音作り
  • ポータブルなコンパクト&軽量設計
  • 視認性に優れた4.3インチ (11cm) カラーLCD
  • アクティブなエフェクトが識別可能なフットスイッチのカラーLED
  • サード・パーティ製インパルス・レスポンス(IR)をロードすることで無限のキャビネット選択が可能
  • 音切れなくトーンの切り替えが可能なスナップショット
  • 簡単にプリセットのエディットとバックアップが可能な無償のPOD Go Editアプリ
  • ステレオ・エフェクト・ループおよびTRSエクスプレッション・ペダル/デュアル・フットスイッチ入力
  • 一般的なアンプに4ケーブル・メソッドでの接続が可能
  • レコーディングとリアンプに対応する4イン/4アウト、24ビット オーディオ・インターフェース
  • 寸法:88(H)×230(W)×359(D)mm
  • 重量:2.35kg

以上が公式サイトの仕様の説明文です。

説明文に「定評のあるHelix/HXプロセッサー・ファミリーから継承したアンプ、キャビネットおよびエフェクト・モデル」とありますが、使用した感想はサウンドの継承と言うよりも進化したサウンドだと思います。(後程、詳しく解説します)

そして「音切れなくトーンの切り替えが可能なスナップショット」とありますが、これはフットスイッチでサウンドの切り替えをするエフェクターでは非常に重要なことです。

多くのマルチエフェクターはサウンドをフットスイッチで切り替える際に、一瞬だけ音が途切れてしまうものも多いです。

これまでのLine6の製品でも、そういった欠点のあるものは少なくありませんでしたが、この音切れがPOD GOでは全く無くなっています。

では、POD GOのレビューをしていきます。

POD GOのレビュー

※プリアンプとキャビネット・シュミレーターのレビューはアンプ(JVM410H)ではなく、EQをフラットに設定したモニタースピーカーを使用しました。

アンプ/プリアンプとキャビネット・シュミレーターのサウンドレビュー

今までのPODシリーズは「無難なサウンドが鳴るアンプモデルを探して使用」していました。つまり妥協している部分がありました。

更に、物足りない部分に関してはレコーディング後の音質処理で補っていましたが、POD GOはその必要がほぼなくなったと思います。

今までのモデリングのサウンドは、ピックが弦に当たるアタック音や弦に爪や指を当てた時の僅かな音、つまり「小さな音」を忠実に拾っていませんでした。今回のモデリングはその部分が大幅に改善されています。

アンプ/プリアンプのサウンドは本物と全く同じにはなりませんが、POD GOは限りなく本物に近いサウンドです。

エフェクターのサウンド

人気のエフェクターのモデリングが内蔵されていますが、マニュアルを見ると「EPブースター」、「DOD250」、「TS808」、「シンエイ・ユニバイブ」と現在入手不可能なエフェクターがモデリングされています。

エフェクターのレビューにはJVM410H を使用します。

歪み系エフェクター

どのモデリングにも共通しているサウンドの特徴は「サウンドのキメの細かさ」「本物に近い質感と空気感」です。

特に「質感と空気感」は今まで多くのアンプシュミレーターがなかなか再現できなかったものですが、POD GOの「質感と空気感」の再現度は高いと思います。これはサウンドにシビアなギタリストでも納得できる再現度だと思います。

それから、どのモデリングも実物より若干、歪みすぎる傾向にあります。これはアンプシュミレーターによくあることですが、ゲインの設定を慎重に行わないとPOD GOの良さが薄れていきますので注意が必要です。

正直な感想は、サウンド自体はほぼ完全再現に近いと思います。あとは今のままでも十分ですが「倍音成分、普通に使用していては気付かないレベルの非常に小さな音、弦をピックで振り抜くスピードをどこまで拾えるかの再現度を上げていくこと」が課題だと思います。

キーリー(有名なエフェクター改造メーカー)がモデファイしたディストーション(BOSS DS-1)もモデリングされています。

キーリーのサウンドをモデリングしたメーカーはLINE6が初めてだと思いますが、流石にこれは無理があったと思います。

空間系エフェクト

空間系エフェクトの効き具合は前シリーズと変わらず良いと思います。

POD GOではアナログ・エフェクトの空気感の再現度が格段に上がっています。

今まではアナログ・エフェクトもデジタル特有のクリア過ぎる空気感でしたが、POD GOではアナログ風の不明瞭さをしっかり再現しています。

個人的に1番、注目していたのは「シンエイ・ユニバイブ」です。これはジミ・ヘンドリクスが使用したことで有名な「日本製のオルガン用エフェクター」で現在は入手困難です。

ユニバイブに関しては再現できていませんでした。硫化カドミウムと電球がサウンドのポイントになるのでデジタルでの再現は難しいのかもしれません。

しかし、デジタル系ユニバイブとしてはクオリティーの高いサウンドだと思います。

ワウ

ワウもサウンド自体は前モデルと変わりませんが「ワウを接続したことによるサウンドの劣化」の再現度が上がりました。

劣化というとイメージが良くありませんが、バッファーなしのワウを使用するギタリストは劣化の度合いに拘ります。

効きは実物よりも強めで、可変幅も細かいですが満足のいくサウンドでした。

まとめ

POD GOのレビューのまとめに入ります。

  • 前作を遥かに上回る完成度。
  • プリアンプは今まで拾わなかった微妙なニュアンスまで忠実に拾う。
  • エフェクターはサウンドの空気感、質感、アナログ感の再現度が非常に高い。
  • ライブにもレコーディングにも対応できるエフェクター。
  • ギタープレイの細かいタッチの再現度が高い。

多くのマルチエフェクター/アンプシュミレーターは正直、ギターのサウンドを忠実に拾いきれていませんが(倍音や微妙なタッチとニュアンスが消されます)POD GOは「ギターのサウンドを限りなく忠実に拾うエフェクター」だと思います。

数あるアンプシュミレーターの中でもダントツにサウンドが良いのでおすすめです。

このレビューを購入や使用の参考にしてみて下さい。

>>Line 6 ( ライン6 ) / POD GOはこちらから