ボカロにはロックやバラードといったように様々なジャンルがあります。
今回はそんなボカロの中からかっこいいジャズっぽいボカロ、VOCAJAZZを紹介していきます。
ジャズって普段あまり聴く機会ないですよね。そんなあなたでも思わず引き込まれてしまうかっこいいボカロジャズ曲を集めてみました!
ではそんなジャズっぽいVOCAJAZZ曲には一体どんな特徴があるのでしょうか。
ジャズっぽいVOCAJAZZ曲の特徴
ボカロのジャズ曲は他のジャンルのボカロ曲と比べると生演奏でサウンドが構成されていることが多いのが大きな特徴です。
そのためピアノやドラム、ギターといった楽器の生きた音が楽しめるのもVOCAJAZZの醍醐味です。
そしてそんな生きた音の中で機械のボーカロイドが歌っているというギャップもVOCAJAZZの魅力の一つです。
ではいよいよジャズっぽいVOCAJAZZ曲の中からオススメの10曲をご紹介していきます!
ジャズっぽいVOCAJAZZ曲10選
シザーハンズ/Neru
ティム・バートン監督の「シザーハンズ」という映画のオマージュであるこちらの曲。タイトルのようにハサミのような手を持っている主人公の切ない思いを描いています。
「この手は君のその頬に ただ触れることさえできない」、「傷つけることしか 僕にはできないなら 君をいじめる奴らを この手で切り裂いてやればいい」と、悲痛な心の叫びをジャズサウンドと共に歌い上げています。
映画を見たことがある人はもちろんのこと、見たことがない人でも思わず引き込まれるストーリーになっています。
嬉しい、楽しい、幸せカーニバル/うたたP
トリッキーな主人公が魅力的なこちらの嬉しい、楽しい、幸せカーニバル。
陽気なジャズサウンドとは裏腹に曲の物語はかなりグロテスクです。
永遠に一緒にいられる方法として主人公の女の子はなんと大切な人を食べちゃいます…。
またこの曲には前編として「永遠に幸せになる方法、見つけました。」という楽曲があるので、そちらも是非聴いてストーリーを楽しんでください♪
シャボン/蜂屋ななし
曲はもちろんのことMVのオシャレさが際立つの1曲。
「潔白な愛だけが両手で掬えるから」、「もうバイ菌は水に流すんだ 傷心はバイバイ、水にすすぐんだ」と、なにかワケアリな恋愛をしている様子が窺えます。
色々な解釈がされておりストーリー性がかなり深いので、自分なりの解釈をしながら聴くと楽しいかもしれませんね♪
クイーンオブハート/奏音69
曲調も歌詞もオシャレで大人な雰囲気溢れるVOCAJAZZです。
幼い女の子が自分の母親が娼婦であることに気づいてしまい、秘密がバレしまった母親は女の子を捕まえようとします。あと一歩で捕まってしまうという時に謎の男性に助けられ、そこから逃げ出すというストーリーです。
この曲はRoyal Scandalというシリーズの始まりの曲で、この後この女の子がどうなったか気になる方は是非続編の曲も聴いてみてください♪
イカサマジュリエット/ねじ式
好きな人の好きな人になれない女の子のヤンデレな愛情を描いています。
「イカサマジュリエット哀の劇薬 飲めば迎えにくるの?」、「いっそ殺すようにキスして 来世こそは愛して」と、どうにかして相手に振り向いてもらおうしているのにそれが叶わず、死んでもいいから来世こそ一緒にいたいという狂気的でありながら一途な恋心は思わず共感してしまうかたいるのではないのでしょうか。
本命になれなかったり、辛い恋をしている女の子には聴いてみてほしい1曲です。
サイレス/Virgin Noize
電子音楽とJAZZが融合しているボカロらしさ全開のVOCAJAZZです。
オシャレでスタイリッシュな雰囲気は何度も聴きたくなるような中毒性が高い1曲です。
英語を巧みに使って言いまわしていたり、ボカロ特有の韻を踏んだ単語の連続で、聴いていて耳がとても気持ちよくなります。
説明しきれないくらいVirgin Noieさんのセンスがこれでもかと詰め込まれているので、一度聴いてみてください。世界観にハマること間違いなしです。
神に捧ぐ不機嫌の花束/玉木ちんたら
ボカロの真骨頂である早口で疾走感あふれる歌詞と、トランペットの裏打ちや、ドラム・ピアノ・ギターのソロ、すべてが絶妙に融合している最高にかっこいいVOCAJAZZです。
「街は騒いだままで 僕の音をかき消してまた笑う」、「もう桃源郷は死んだって 妄想の地図に頬に縫い付けてた」と、どこか人生を諦めていて達観している歌詞がJAZZの雰囲気にとてもマッチしています。
JAZZとしてもボカロとしても沢山の方に聴いて頂きたい隠れた名曲です。
coffee time/taiyo
ピアノが主体となっているしっとりしたジャズサウンドがお洒落なこちらの曲。
曲のタイトルの通り、朝や休憩中などコーヒーを飲みながらまったりしたい時なんかに特にピッタリな曲です。
taiyoさんの曲は他にもオシャレすぎるVOCAJAZZZがたくさんあり、JAZZ好きな方なら確実にハマると思うので是非他の曲も聴いてみてください!
孤独のパラノイア/なきゃむりゃ
ジャズとロックとラテンが融合しており、他にはない独創的な雰囲気漂うのが孤独のパラノイア。
パラノイアは妄想性障害という意味で、現実には起きてないことを起きていると思い込んでしまう精神障害のことを指します。
現実と妄想の世界を行き来している主人公の不安定さを、独特なリズムで表現しています。
独創的なメロディーは、一度聴くと忘れられないくらい心揺さぶられますよ。
lie lie/獅子志司
終始だるそうな、後を引くようなメロディーが特徴的なこちらの曲。
ボカロの初音ミクの無機質な歌声と、ひねくれているような虚しさがあふれる歌詞が絶妙にマッチしていて獅子志司さんの世界観に引きずり込まれます。
この曲は獅子志司さんが実際に歌っているセルフカバーバージョンも投稿されており、何とも言えない歌声がボカロバージョンとはまた違った魅力があるので是非聴き比べてください♪
まとめ
今回はジャズっぽいVOCAJAZZ曲やピアノがかっこいい名曲を紹介させて頂きました!いかがだったでしょうか?
今回はブラスバンドが際立つポップなジャズ曲から、ピアノでしっとりと奏でられている大人なジャズ曲まで幅広く集めてみました。
お洒落で雰囲気が素敵な曲ばかりでしたよね。
VOCAJAZZはまだまだ未来が楽しみな急速に発展しているジャンルの一つです。
ボカロといえば電子音楽や楽器ソフトで打ち込んでいるので、音楽だと認められないこともあります。
しかしVOCAJAZZは実際に楽器を演奏をして生音を入れていることが多いので、今までボカロを避けていた層にも音楽として聴いてもらえるような新境地を開いたジャンルでもあります。
今回のこの記事でVOCAJAZZに興味を持った方は、是非ご自身でもっと調べてみてください!
心が奪われるようなより魅力的なVOCAJAZZが見つかるかもしれませんね♪