Cakewalk by Bandlabをインストールした直後や、作業を行うために起動させたら音が出ないということがたまにあると思います。
音が出ないというエラーには様々な原因があります。今回は音が出ない原因と対処法を初心者の方にも分かり易く解説していこうと思います。
まずは、音が出ない原因から解説していきます。
Cakewalk by Bandlab 音が出ない原因
音が出ない原因は、主に以下のようなものが考えられます。
- オーディオ/MIDIの設定がされていない。
- オーディオ/MIDIの設定が勝手にリセットされた。
- オーディオインターフェイスやMIDIキーボードの故障。
- ヘッドホン/モニタースピーカーの故障。
- パソコンのボリュームがゼロまたはミュート状態。
- 機器の電源が入っていない。
- ケーブルの断線。
この7つが主な原因になります。(よくあるのが2番目の設定が勝手にリセットされるというエラーです)
まずは周辺機器に関する3つの原因と対策方法を解説していきます。
1.パソコン関係の電源/接続
パソコンのボリュームがゼロまたはミュートになっていないか確認します。
モニタースピーカーの電源やケーブルの接続確認、ヘッドホンの場合はケーブルが接続されているか確認します。
確認して改善されない場合はケーブルの断線が考えられますので、新しいものに交換してチェックしてみて下さい。
2.オーディオインターフェースの電源/接続
オーディオインターフェースのボリューム、電源とケーブルの接続を確認します。
楽器本体のボリューム、アンプシュミレーターなどをオーディオインターフェースの手前にセッティングしている場合は、アンプシュミレーターの電源やボリューム、接続の確認もして下さい。
これらはDAWソフトを使用する際の基本的なセッティングですが、意外と忘れていることも多いです。特にオーディオインターフェースの電源の入れは忘れはよくあります。
これらをチェックして改善されなければ機器やケーブルの故障が考えられますので、新しいものに交換してみて下さい。
3.オーディオ/MIDIの設定
Cakewalk by Bandlabをインストールした後にオーディオとMIDIの設定を行わないと音を出すことができません。
更にインストール後にオーディオ/MIDIを設定したものの、その設定がリセットされてしまうことがCakewalk by Bandlabに限らず、他のDAWソフトでもよくあります。(音が出なくなる原因で1番多いのがこのエラーになります)
オーディオ/MIDIの設定に関しては
「DAWソフト・Cakewalk by Bandlabの使い方!音の出し方から音楽制作のコツまで」の記事を参考にして設定を行って下さい。
Cakewalk by Bandlab ノイズが入る原因と対策
DAWソフトを使用していると、原因不明のノイズに悩まされることもよくあります。時にはDAWのサウンドをモニターできないほどのノイズが発生する場合もあります。
ノイズに関しては様々な原因がありますが、主に以下のようなものが多いと思います。
- パソコンの動作環境。
- TV、Wi-Fi、エアコン、インターネット。
- 電源を取っているコンセント。
- マルチタップやUSBハブ。
この4つはノイズの原因になります。
それでは原因と対策方法を1つずつ解説していきます。
パソコンの動作環境が原因の場合の対策法
Cakewalk by Bandlabの動作環境は以下の通りですので必ず確認してからインストールを行って下さい。
- Widnsows 7以降(64bitのみ)
- Intelマルチコア、またはAMD CPU
- 4GB以上のRAM
- 3GB以上のディスク容量
- 1280×800以上の解像度
RAM 2GでもCakewalk by Bandlabは動作しますが、頻繁に大音量のノイズが発生します。定期的に入る大音量のノイズの原因はRAMのギガ数が不足しているためです。
これに対処する方法は、DAWソフトの条件に合ったパソコンを購入またはRAMの増設があります。
RAMの増設ですがパソコンショップで5000円以内で増設が可能です。DAWを続けていくのであれば余裕を持って8G~16Gまで増設しても良いと思います。増設することで動作も早くなります。。
TV、インターネット、Wi-Fi、エアコンが原因の場合の対策法
DAWソフトに限らずギターアンプ、ヘッドホン、モニタースピーカーなどはTVのノイズを拾ってしまいます。
TVの電源を消していても、部屋にTVがあるだけでノイズが発生します。対処法はDAWを動かす部屋にTVを置かないことしかありません。
それからインターネットやWi-Fiもノイズの原因になります。DAWを使用する時はパソコンのインターネットやWi-Fiを切断するのが基本です。
そして、近所でWi-Fiを使用していたり、携帯電話の基地局が建っている場合も、ノイズの原因になります。こればかりは残念ながら対処法がありません。
電源を取るコンセントの位置やUSBハブについて
DAWを使用してレコーディングや作曲を行うとコンセントが足りなくなりますので、マルチタップを使用することがよくあります。
また、最近はUSB電源の機材も増えてきましたので、パソコンのUSBポートだけでは足りずUSBハブを使用することも多くなりました。
しかし、電源の取り方によってはノイズが発生してしまいます。
パソコンやオーディオインターフェースといった、DAWを使用する際のメインとなる機材は、マルチタップやUSBハブには接続しないようにして下さい。壁のコンセントから電源を取るとノイズは少なります。
1番おすすめの電源はエアコンを使用する際のコンセントです。部屋の壁の高い位置にありますが、この場所が電力の関係でノイズが最も少なくなります。
まとめ
Cakewalk by Bandlabに限らずDAWソフトにエラーは付き物です。マニュアル通りにセッティングしたとしても、原因不明のエラーで音が鳴らなくなることはよくあります。
エラーが発生した場合は、今まで解説してきた通りに機器の電源や接続を、1つずつチェックしていくことで解決できます。
突然、音が鳴らなくなる原因の殆どが、オーディオ/MIDIの設定が勝手にリセットされてしまうというものです。このエラーが発生する原因は未だに分かっていませんので、防止法が無いのですが、対処法さえ分かっていれば数分で直すことが可能です。
そして、ノイズ問題ですが現代はどこへ行ってもWi-Fiが飛んでいますので、Wi-Fiのノイズは諦めるほかありません。その他の面で可能な限り、ノイズを減らすようにすることが大切です。
DAWを使用する際は自宅のWi-Fiを含むインターネット、TV、携帯電話(そばに置かない)には気を遣うようにして下さい。
電源を取る場所も壁のコンセントが空いている場合はできるだけ、そちらを使用することをおすすめします。電源を取る場所を変えるだけで格段にサウンドは良くなります。
- 音が出ないエラーはオーディオとMIDIの設定がリセットの場合が多い。
- DAWを使用する際はインターネット、TVのノイズ対策を行う。
- DAWや楽器などの電源はマルチタップではなく、壁のコンセントから取る。
- DAWソフト関係はマルチタップには絶対に繋がない。
これらのポイントをCakewalk by Bandlabのエラーやノイズの対策の参考にしてみて下さい。