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ギター

プロギタリストになるには?独学でなる方法と仕事内容も詳しく


ギターを始めた方の多くが、1度はプロギタリストを目指したことがあると思います。中には、今まさにプロを目指して頑張っている方もいると思います。

現在の音楽シーンは、ギターの演奏面ではプロとアマの境目が分からなくなりました。素晴らしい演奏をするアマチュアのギタリストが沢山いますし、お世辞にも上手いとは言えないプロのギタリストも沢山います。

こうなってしまうと、特に初心者のギタリストは何をもってプロなのか分からないと思います。

今回はプロギタリストの仕事内容や、独学でプロになる方法を詳しく解説していこうと思います。

まずは、プロギタリストの種類から始めます。

プロギタリストの種類となるには?

プロギタリストには、バンドで活動するギタリストと、スタジオ・ワークを専門にこなし、時には有名なミュージシャンのバック・バンドで演奏するスタジオ・ミュージシャンと呼ばれるギタリストがいます。

バンドで活動するプロギタリストには誰にでもなれます。ギターの技術は殆ど関係なく、初心者レベルでも問題はありません。勿論、素晴らしい技術のギタリストも沢山います。

しかし、スタジオ・ワークを専門にこなすスタジオ・ミュージシャンになるには、どんなジャンルにも即座に対応できる高度な技術が必要になります。

どちらのタイプのプロを目指すかにより方法は異なります。

バンドでプロギタリストを目指す方法

バンドでプロのギタリストを目指す場合、何よりも大切なことは観客動員数になります。つまり、利益になるバンドのギタリストになることです。

そのためには全国各地でライブを行い、知名度を上げることが重要です。アマチュアのうちはライブツアーの費用などを出資してくれるスポンサーがいませんので、自費でツアーを回らなければいけません。

自分のバンドを自己プロデュースする能力と、それなりの資金が必要になります。良い曲を書き、良い演奏が知名度と収益に繋がるとは限りません。この辺が非常に難しいところです。

地道に活動をしていてギタリストとしても知名度が上がれば、ごく稀に大きいバンドに引き抜かれることもあります。

それから、日本の音楽業界は実力主義ではなく高感度優先だったりもします。外国は実力さえあれば、すぐにビッグ・バンドのギタリストに抜擢されたりもしますが、日本はどうしてもお付き合い重視の部分がありますので実力勝負が非常に難しいのも現実です。

バンドでプロのギタリストを目指すならば、人脈を広げることも大切です。

スタジオ・ミュージシャンになる方法

まずは、どんなジャンルにも対応可能なギターの技術が絶対に必要です。スタジオ・ミュージシャンに応募する場合は音源も必要になりますので、作曲や録音の技術も必要です。

スタジオ・ミュージシャンになりたい場合は、あらゆるジャンルのギターと音楽理論を身に付けるようにして下さい。

続いてはプロギタリストの仕事内容について解説していきます。

プロギタリストの仕事内容

バンドのプロギタリスト

バンドのプロギタリストの仕事内容は、ライブでの演奏と作曲とレコーディングがメインですが、レコーディングは大体、年に1回くらいです。年間のライブの本数はバンドにより異なりますが、年中ライブがあるわけでもありません。

CDのリリースがあれば営業やインストア・イベントなどがありますが、これはギタリストとしての仕事ではないので省略します。

基本的にレコーディングとライブが無ければオフになります。月給制の契約を結んでいれば問題がありませんが、そうではないケースも多いので、オフの期間は収入を得るためにバイトをしているプロギタリストも沢山います。

技術のあるギタリストは専門学校などで講師をしている場合もあります。

スタジオ・ミュージシャン

知名度よりも技術重視の世界ですので、技術があるギタリストであれば知名度が無くても仕事がなくなることはありません。

様々なアーティストのレコーディングに参加してギターを録音したり、ライブのバックで演奏するのがメインの仕事です。作曲家やギター講師と掛け持ちのギタリストも多いです。そして、バンドのギタリストよりも収入は安定しています。

バンドのギタリストと、スタジオ・ミュージシャンの仕事内容にはこのような違いがあります。

続いては独学の方法について解説していきます。

独学の方法

バンドのギタリストもスタジオ・ミュージシャンも独学でなることは可能ですし、独学のギタリストの方が多いと思います。

音楽やギターについては先生について教わるというよりも、ギタリストの人脈を広げ、情報交換しながら勉強するのが1番おすすめです。しかし、人脈を広げるにも技術が必要になります。

ここでは、基本的な独学方法やコツを解説したいと思います。

基本的な独学方法

ギター自体は、とにかく練習を積み重ねることで必ず上達します。しかし、好きなジャンルばかり演奏していては演奏の幅が広がりません。様々なジャンルの音楽を聴き、演奏することが非常に大切です。

特にスタジオ・ミュージシャンを目指す場合は、クラシックからジャズまで勉強するに越したことはありません。

バンドでプロギタリストになりたい場合は、演奏と楽曲のクオリティーを上げるために、スタジオ・ミュージシャンになりたい場合は、どんなジャンルにも対応できるようになるために、興味の無い音楽でも勉強するのが基本です。

独学のコツ

ギターの練習に関しては、上手いギタリストの曲をコピーするのが上達への近道です。あらゆるジャンルの上手いギタリストの演奏を良く聴き、コピーするようにしましょう。そうすることで、あらゆる技術の他に機材のセッティングなどの知識も身に付きます。

ギターを弾くだけではなく楽譜を読んで、曲の構成を勉強のもおすすめの方法です。コードに対するアプローチの仕方が、視覚的に理解できたりと新たな発見も多いはずです。

個人的におすすめの方法は、音楽とは全く関係ありませんが「創造性」や「ルネサンス文化」に関する本を読むのも勉強になります。

こちらの本は心理学の本ですが、作曲やギターの演奏にも応用できることが沢山、書かれています。ハンガリーの心理学者の本なのですが、とてもおすすめです。

まとめ

プロのギタリストになるチャンスは誰にでもありますし、スタジオ・ミュージシャンは努力さえできれば比較的なりやすいかと思います。

努力に関しては今、自分がしている努力は他のギタリストも当然しています。そう思って努力を積み重ねるようにすることをおすすめします。

仕事自体は楽か大変かと言えば、プロのギタリストは大変な仕事だと思います。しかし、そこは好きなことであれば、大変でも乗り切れるはずです。

そして、犠牲にするものも多いですが、得るものも非常に多いのがギタリストという仕事です。

ギターを弾くことを仕事にして収入を得るという考えだけになってしまうと、続きませんので初心を忘れず、損得を抜きにして楽しみながら活動することが大切だと思います。

たとえバイトをしながらのプロギタリストとしての活動であっても、なかなか人にはできないプロの活動から得るものは大きく、非常に価値のあるものだと思います。

  • あらゆる音楽を聴きギターを練習する
  • 作曲や音楽理論を身に付ける
  • 音楽以外の勉強(読書)も大切
  • 努力を積み重ねる

これらのポイントを忘れずに勉強と練習をするようにしてみて下さい。