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ピアノ

ピアノ初心者でも簡単に弾けるおすすめ曲10選!名曲や発表会でも演奏できる曲も集めたよ


ピアノを始めたばかりの初心者の方は、短い練習曲や指使いのハノンの練習がメインになってしまいます。しかし、練習曲ばかりではなく、好きな曲を楽しく演奏したいと思いますよね。

またピアノを習い始めて初めての発表会となると、選曲に困ってしまうこともあります。

今回は簡単に弾ける曲を選ぶ方法や、おすすめ曲を詳しく解説していきたいと思います。

まずは簡単に弾ける曲の選び方から始めたいと思います。

ピアノ初心者でも簡単に弾ける曲の選び方

ピアノは楽器の構造上、黒鍵をあまり使わない曲が弾き易いです。

そのため弾き易い曲は「楽譜に#や♭が少ない曲」になります。

これは楽譜を見てすぐに分かると思いますので、簡単な曲の見分け方の基本として覚えておくと良いでしょう。

弾き易い曲のテンポ

ゆっくりしたテンポの曲が弾き易いと思われがちですが実は、ゆっくりしたテンポの曲ほど演奏が難しいです。ゆっくりした曲はミスが目立ちますし、誤魔化しも効きません。

例えば、ベートーヴェンの名曲に「月光」という曲があり、この曲は第一楽章から第三楽章まであります。

ベートーヴェン:月光~第一楽章~

こちらが第一楽章です。多くの方が一度は耳にしたことがあるかと思います。ゆったりとしたテンポで、ほぼ全編、簡単で弾き易いコード(和音)のアルペジオで構成されています。初心者向けの練習曲にチョイスされることも多いです。

ベートーヴェン:月光~第三楽章~

続いて、こちらが第三楽章です。ハイテンポで音数が非常に多い曲です。聴いた感じ凄く難しそうに聴こえると思います。

しかし、第一楽章よりも第三楽章の方が実は弾き易いです。それは、この音数とテンポの速さにあります。速くて音数が多いとミスをしても、聴き手は意外とミスに気付かないからです。

このようなことから、弾き易い曲はテンポが速めで音数が多めの曲になります。

数字にしてテンポ140~170くらいの曲が弾き易いので、初心者にはおすすめです。

ピアノ曲を選ぶ

ピアノではクラシック音楽を含め「ピアノ曲ではない曲」を演奏することもよくあります。

例えば練習曲になることも多いバッハの曲に「バディネリ」や「G線上のアリア」があります。「バディネリ」や「G線上のアリア」は管弦楽組曲なので、ピアノで作曲された曲と比べると弾きにくいです。

更に難しいのは「交響曲」をピアノで弾くことです。ベートーヴェンの「運命」や「交響曲第九番」などはフルオーケストラで演奏される曲です。フルオーケストラのあらゆる楽器をピアノで弾くわけですから当然、弾きにくく難易度は高くなります。

やはりピアノで弾き易い曲は、ピアノで作曲された曲です。

初心者の方はピアノ曲を選ぶようにしてみて下さい。

楽譜の選び方

難易度が高い曲もキー(調)を変えることで弾き易くなります。

ショパン:別れの曲

この曲は黒鍵を沢山使った高難易度の曲とされています。

しかし、調を変えて殆ど白鍵で弾けるようにアレンジした楽譜が販売されています。調を変えることで原曲の雰囲気とは変わってしまいますが、簡単に弾けるようになります。

楽譜選びの際には、弾き易い調に変えた楽譜を探してみるのも良いと思います。

クラシック音楽以外の曲

J-POPや映画のサントラやアニメソングを選ぶ時も、白鍵が多く調の弾き易いテンポの曲を選ぶようにします。

そして、クラシック音楽以外を演奏する場合は「クラシックを演奏する時よりも演奏力が必要」になります。

これはピアノに限らず、どの楽器も共通することですがクラシック音楽は曲のクオリティーが高いので、演奏技術がそれほど無くても曲に助けられる部分が大きいです。

それに対してJ-POP等は曲のクオリティーに演奏が助けられることはほぼありません。更に誰もが知っている曲だからこそ、少しのミストーンでも気付かれてしまいます。

クラシック音楽以外のジャンルを選ぶ時は、これらのことを考慮して選曲するようにしてみて下さい。

  • 弾き易いテンポは140~170
  • ピアノで作曲された曲を選ぶ
  • 弾き易い調に変えた楽譜を探す

この3つを参考にしてみて下さいね。

続いては初心者でも簡単に弾けるおすすめ曲を紹介していきます。

ピアノ初心者でも簡単に弾けるおすすめ曲10選

リチャード・クレイダーマン:渚のアデリーヌ

多くの方が、1度は耳にしたことのあるメロディーの曲だと思います。演奏時間も短いコンパクトな曲で、難しい奏法も使っていませんので弾き易い曲です。

強弱の付け方が演奏のポイントで「特に弱い音を優しく繊細に表現して、聴き手を感動させるよう弾く」ようにすると良いです。また弾き慣れてくると、この手の曲はリズムが速くなり、演奏も雑になってしまうので注意して下さい。

ショパン:ノクターン

ゆっくりしたテンポですが、弾き易い簡単な曲です。初心者向けの練習曲に選ばれることもよくありますし、発表会の定番曲でもあります。

演奏のポイントは「弱い音と小さい音を繊細に表現」することです。音の余韻にまで意識がいくようになると更に感動的に聴かせることが出来ます。

ベートーヴェン:悲愴~第3楽章~

アップテンポの曲ですが、演奏自体は非常にシンプルです。この曲こそ先程、解説した「そこそこの音数と、速いテンポの方が弾き易い」という曲の代表的なものです。聴いた感じは難しそうに聴こえると思いますが、実際に弾いてみると意外と簡単です。

演奏のポイントは「右手の主旋律に、左手の伴奏を合わせる感覚」で弾くと良いと思います。極論ですが「主旋律は左手、伴奏は右手」というイメージで弾くと、その逆のイメージで弾くより簡単に弾けます。

ガイ・セバスチャン:バトル・スカーズ

元々はピアノの曲ではありませんが、簡単に弾けるおすすめの曲です。演奏のポイントはAメロ、Bメロ、サビと徐々に強弱を付けて盛り上げていく、定番の演奏法で良いでしょう。1度、原曲を聴き雰囲気を掴むと演奏し易くなると思います。

シーア:シャンデリア

続いてもピアノ曲ではなくポップスのピアノアレンジです。TVのCMにも使用されていた曲ですので聴いたことがある方も多いと思います。演奏自体は難しいことはしていませんし、とても良い曲なので発表会にもおすすめです。

ゼッド:ビューティフル・ナウ

難易度が低い初心者向きの曲です。CMにも使用されていたEDMの名曲です。#も2つのみですし、それほど強弱にも気を使わずに演奏できます。簡単だからこそリズムの乱れやミストーンに注意して下さい。

カレン・アームストロング:ファインディング・ビューティー

こちらは個人的に初心者に是非、弾いてもらいたい曲です。元々はオーケストラで演奏されている壮大な曲ですが、難易度も高くないので練習曲にもおすすめです。演奏のポイントは強弱とテンポチェンジです。弱から強になるに従って、テンポを少しづつ上げていくと感動的に聴かせることが出来ます。

トリーシャ・イヤウッド:ハウ・ドゥー・アイ・リヴ

映画のサントラに使用されたことでも有名な曲です。簡単でコンパクトな曲なので初心者におすすめです。歌い上げるように演奏するのがポイントです。

ハロルド・アーレン:オーバー・ザ・レインボー(虹の彼方に)

「オズの魔法使い」の劇中歌です。コンパクトで弾き易い初心者向けの曲ですが、とても感動的な曲です。演奏のポイントは緩やかなタッチで、フリーテンポ(テンポに拘らず弾き語るように)で弾くと良いでしょう。子守唄を歌うイメージで弾くと上手く聴かせることが出来ます。

シーア:カリフォルニア・ドリーミン

最後はシーアの「カリフォルニア・ドリーミン」を選んでみました。発表会にも練習にも最適の曲です。演奏のポイントは、左手の伴奏が忙しいですが、この曲も「右手を左手に合わせるイメージ」で演奏すると簡単に弾けます。

まとめ

初心者にも簡単に弾ける曲や、おすすめ曲を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

レッスンに通われている方はクラシックをメインに演奏していると思いますが、時には好きなジャンルの好きな曲を演奏して楽しむのも良い練習になると思います。

発表会も基本的にクラシックの演奏が多いと思いますが、そこを敢えてピアノアレンジしたポップスやサントラを弾くのも面白いと思います。

今回、掲載した曲は初心者でも簡単に弾けるレベルのものばかりですので是非、弾いてみて下さいね。