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ドラムセット

ドラム用シンバルの種類の見分け方と良い楽器の選び方!音の違いも詳しく


大小様々な種類のドラムやシンバルを組み合わせ構成されているドラムセット。
プレーヤーによって構成は様々ですが、ドラム5・シンバル4が一般的な構成となっています。

ドラムに関しては形やサイズが異なっているため見分けるのは容易ですが、シンバルに関しては形が似ているためなかなか難しい部分があると思います。

必要なシンバルを選びたいのに、選び方がわからず揃えられなかったり、代用しようとしてもうまくいかなかったりとシンバルに関して理解を深めることで避けることのできるアクシデントは多々あります。

今回はそんなドラムセットで用いられるシンバルの種類や選び方に関して考えていきたいと思います。

ドラム用シンバルの種類と見分け方

冒頭で、一般的なドラムセットに用いられるシンバルの枚数は4枚であると述べましたが、用いることのできるシンバルの種類としては以下の5種類が挙げられます。

クラッシュ・シンバル

クラッシュ・シンバルは主にアクセントをつけるために使用されます。

小節の頭やシンコペーションをする時などに、バスドラムやスネアドラムと一緒に叩くことが多いです。
14~20インチとサイズ展開は様々で、一般的なドラムセットには16インチと18インチのものが使用され、左が16インチ、右が18インチのセッティングがなされています。

ハイハット・シンバル

シンバルの内側が向き合うように上下に重ねられ、ペダルを踏むことで開いたり閉じたりすることができるシンバルです。

上をトップ・下をボトムと言い、主にビートを刻むために使用され、10~15インチと様々なサイズが用意されており、一般的には14インチのものが用いられています。

ライド・シンバル

主にリズムを刻むために使用されるシンバルで、ジャズのレガートやポップス・ロックなどのサビで用いられることが多いです。

クラッシュ・シンバルより大きく厚めのシンバルを使用し、18~24インチが一般的です。

チャイナ・シンバル

裏返しにセッティングされ、主にインパクトの必要なアクセントとして用いられエフェクト・シンバルとも呼ばれます

14~22インチと豊富なサイズ展開で派手な音色を奏でますが、プレーヤーによっては使用しない場合もあり、注意が必要です。
一般的なサイズは16・18・20インチとなっています。

スプラッシュ・シンバル

チャイナ・シンバルと同様にエフェクト・シンバルの一種で通常のシンバルと同じ形状をしています。

6~12インチとほかのものと比べてサイズが小さいため特徴的な音を奏で、曲のアクセント部分に効果的に使います。
一般的なサイズは8・10インチです。

以上となります。

また、シンバルとしては数えられませんが、使用しているプレーヤーが多いものとして銅鑼やカウベルが挙げられますので、好みのバンドや憧れのプレーヤーのドラムセットにあるか確認してみるのもおすすめです。

見分け方ですが、楽器店のシンバル売り場ではメーカーや種類・サイズごとに展示されている場合が多く、見間違える心配は少ないと思います。

シンバルを見分ける際のポイントとしては、サイズと音の違いが挙げられますので、次に音の違いを見ていきましょう。

シンバルの音の違い

先ほど、シンバルの大きさと曲中における特徴を述べました。

次は実際に演奏した際の音に関してみていきたいと思います。

クラッシュ・シンバル

エッジ(円周の端の部分)を叩くのが一般的で、「ジャーン」というアクセントの効いた音になります。

音楽のジャンルによっては叩く部分やスティックの使い方が変わるのも抑えたいポイントです。

ハイハット・シンバル

ボウ(円周の面の部分)は「チッ」と歯切れのよい音エッジは「ジッ」と少しラウドな音になります。

ハーフオープンで演奏する際は上下を開きすぎないよう調整しながらエッジの部分をたたきます。

ライド・シンバル

メーカーのロゴがボウの部分に印刷してあることが多く、そこを叩くのが一般的です。

ボウの中でもロゴの部分はシンバルの半径の中間あたりになり、「チーン」という音になります。

エッジに近くになるにつれ音が濁り始め「ジーン」という音に、カップ(円の中心付近)は短く軽めな「チーン」という音になり、スティックの使い方によっても表情が変わってきます。

チャイナ・シンバル

「クシャーン」という派手な音が鳴ります。

エッジやエッジ付近のボウを叩くのが一般的です。

スプラッシュ・シンバル

「ピシャ」というイメージのクラッシュ・シンバルより高く短い音が鳴ります。

以上がシンバルの音を言葉で表現したものになります。

想像力が豊かな方でも、さすがに言葉だけでは伝わらないと思うので、実技を交えてより詳しく解説されている以下の動画を必ず視聴してくださいね!

いい楽器の選び方

シンバルは製造工程の違いによって2種類に分けられます

溶かした金属を型に入れ、1枚1枚成形して作られるキャストシンバルシンバル自体が硬く、短い音が特徴で、あらかじめ用意された大きな金属シートから1枚分をくりぬき成形して作られるシートシンバルシンバル自体が柔らかく、長めの音になります

この特徴を利用し、演奏する曲のジャンルやイメージに合わせて、実際に叩いて選ぶことをお勧めします。

シンバルの製造工程に「ハンマリング」というマイスターがシンバルの表面を叩く工程が存在します。

この工程はテクノロジの進歩によりオートメイション化が可能となっていますが、ハンド・マシン共に同一の製品であっても違いは必ず存在しますので、店舗に足を運んで試奏をしてからの購入が必要になります。

また、音の好みはそれぞれですが、ジルジャンのAシリーズはベストセラーと呼ばれているので使用されている方も多いのではないでしょうか?

そして、コピー元のバンドで演奏しているドラマーや憧れのドラマーのドラム構成をそっくり真似する方法もあります。

この場合は、スコアブックやSNSなどで情報を確認し購入していくことになります。

いずれの方法も、店舗へ足を運んで試奏をしてから買うことを忘れないでくださいね!

まとめ

シンバルの特徴や音の違い、購入のポイントに関して考えていきましたが、いかがでしょうか。

ドラムの高音を作り出すシンバルですが、サイズや厚み、演奏する部分など気に掛ける点は多々あり、説明されただけではわからない部分ばかりだと思います。

本文中でも述べましたが、楽器の購入の際は試奏を行ってから購入を行うのを忘れないでください

また、店員の方や知識のある友人、プロの奏者の方・レッスンをしてくださる先生などアドバイスをもらえる環境も大事になってきます。

憧れのプレーヤーのモデルや楽器店の方と選んだシンバルを使いこなして、ワンランク上の演奏を目指しましょう!