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ウクレレ

ウクレレのチューニングの仕方!音ずれや音程が合わない場合の原因と対処法も


ウクレレには様々な種類があり、ボディーの大きさや使っている木の材質によって、チューニングやサウンドも異なります。

そしてウクレレはチューニングが不安定で、音ずれも起きやすい楽器です。

今回はウクレレの種類を詳しく紹介しながら、チューニング方法と音ずれの対処法を初心者の方にも分かり易く解説していこうと思います。

ではウクレレの種類から始めましょう。

ウクレレの種類

ウクレレは大きく分けて4種類のモデルがあります。

  •  ソプラノ (スタンダード)
  •  アルト (コンサート)
  •  テナー
  •  バリトン

この4種類の特徴は以下の通りです。

ソプラノ(スタンダード)

最もポピュラーなウクレレがこのソプラノになります。コンパクトなので手の小さな人にも弾き易く、入門用に最適なモデルです。軽快なサウンドが特徴で、ハワイアンソングの伴奏に多く用いられます。

アルト(コンサート)

ソプラノを一回り大きくしたウクレレです。アルトはソプラノに比べ、サウンドに深みがありメロディーを奏でるソロ・ウクレレを弾きたい人におすすめです。ネックが長いのも特徴です。

テナー

アルトよりも一回り大きいウクレレです。本場のハワイでは、このサイズが定番でプロにも愛用されているモデルです。サウンドに深みと奥行きがあり表現力豊かな演奏が可能です。弦のテンション(張り)が強いので中級者向けです。

バリトン

ウクレレの中で最も大きいサイズのモデルです。太い低音が特徴で、主にアンサンブルの低音部(ベースパート)を演奏するのに適しています。バンドで例えるとベースにあたります。

この4種類の中から、演奏したいスタイルに合わせて選択すると良いと思います。

そしてウクレレは、本体に使用されている木材によってもサウンドが異なります。代表的な材質は次の3種類です。

  •  ハワイアンコア
  •  アカシアコア
  •  マホガニー

これらの材質の主な特徴を簡単に解説すると以下の通りです。

ハワイアンコア

ハワイアンコアは神が宿る樹と呼ばれています。ウクレレに使われる材として最も人気の高い木材です。

歯切れが良く、明るく軽快なウクレレの定番サウンドです。 

アカシアコア

ハワイアンコアがハワイ諸島のアカシアの固有種なのに対し、アカシアコアはハワイ諸島以外のアカシアを指します。

ハワイアンコアと同様に歯切れが良く、明るく軽快なサウンドです。

マホガニー

これはギターに使用されることが多い木材です。ハワイアンコアとは違い、マイルドで伸びのあるサウンドが特徴です。落ち着いたサウンドが欲しい場合はマホガニーのウクレレが気に入ると思います。

このようにボディーの大きさや材質でサウンドが異なりますので、ウクレレを選ぶ際の参考にしてみて下さい。

次はウクレレのチューニングに必要な物を解説していきます。

ウクレレのチューニングに必要な物

ウクレレのチューニングにはギターやベースと同様のチューナーを使用します。

ウクレレを購入した際にオマケで付いてくるピッチパイプや音叉でもチューニングは可能ですが、正確なチューニングをするのは難しいのでデジタルチューナーの使用をおすすめします。

チューナーの種類には、ヘッドやホール(ウクレレのボディーの中央に空いている穴)に取り付けて使用するクリップタイプや、カードタイプのチューナーが1200円位から発売されていますので、気に入ったものを購入すると良いでしょう。

スマホアプリのチューナーも無料でダウンロードできますので(かなり精度が高いです)一度、試してみるのも良いと思います。

続いては、ウクレレのチューニングの仕方について解説していきます。

ウクレレのチューニングの仕方

ウクレレは非常にチューニングが狂いやすい楽器です。特に購入したばかりの新品のウクレレや、弦交換をした直後は少し弾いただけでチューニングが狂ってしまいます。常に音程がズレていないか注意しながら、こまめにチューニングをするように心掛けましょう。

ウクレレのチューニング方法は開放弦を鳴らし、ヘッドのペグを回しながら合わせてていきます。

チューニングの際はゆっくりペグを回すことが大切です。勢いよく回してしまうと弦が切れたり、ネックが反ってチューニングが安定しない原因になってしまいます。

そして、必ず全ての弦をチューニングするようにしましょう。例えば1曲弾き終わり、チューニングをチェックしたら1本だけチューニングがズレていたとします。ズレた弦だけ直すのはNGです。その1本を直した瞬間に、他の弦のチューニングが微妙にズレれてしまうのが弦楽器です。1本だけチューニングがズレたとしても、全ての弦をチューニングすることが大切です。

弦交換をした後は張った弦を軽く手で引っ張り、伸ばしてあげることが大切です。こうすることで楽器に弦が馴染み、チューニングが安定し易くなります。

弦はメーカーにより音色や演奏性が変わります。弦の太さや張りの強さ、素材などを豊富な種類の中から色々と試して、自分好みのものを見付けると良いと思います。

続いては、音ずれや音程が合わない場合の原因と対処法について解説していきます。

音ずれや音程が合わない場合の原因と対処法

まず最初に音ずれについて簡単に説明します。音ずれとは、開放弦で正確にチューニングをしているのに、フレットを押さえると音がズレていることです。この音ずれが起きる主な原因を挙げてみます。

  •  弦の劣化
  •  弦高が高すぎる
  •  フレットの打ち込みが悪い
  •  フレットの消耗

これらの対処法を解説する前に、いくら調整しても音ずれが直らないウクレレについての解説をしておきます。

まず、おもちゃのウクレレや低価格(1万円以内)のウクレレはチューニングを合わせるのが非常に難しく、物によってはチューニングが合わないものもあります。

特に低価格のウクレレに多いのが、先程も解説した音ずれです。正直に言ってしまうと、これは対処法が無いので諦めるしかありません。

ウクレレは弦楽器の中でも、特にチューニングが安定しない楽器なので、安定した音程を求める場合は、そこそこのランクのものを購入することをおすすめします。

それから数万円するウクレレの中にも、チューニングが合わない物があります。これは弦高(弦と指板の間の距離)が高すぎるか、フレットの打ち込みが悪いのが原因です。弦高調整とフレットの交換で改善しますので、リペアマンに相談すると良いでしょう。

自分でできる音ずれの対処法は新しい弦に交換することです。弦を張って、あまり弾かなくても弦は日々、劣化していき音程がズレてしまいます。更に、劣化した弦はフレットを傷付けてしまいます。これらは演奏にも影響しますので、使用頻度に合わせて、定期的に弦交換をするようにしましょう。

それから音ずれを防止するには、保管方法も大切です。ウクレレは非常にデリケートな楽器なので、極度の乾燥と多湿には注意しましょう。特に冬の暖房器具の近くや、直射日光のあたる場所での保管は避けた方が良いです。

まとめ

ウクレレには様々な種類があることが、お分かりいただけたかと思います。種類が豊富なので、購入の際には悩んでしまうこともあるでしょう。一番良い選び方は実際に弾いて、自分の耳で好みの音を探すことです。

そして好みのサウンドを見付けることも大切ですが、自分の手に合った弾き易いものを見付けることも大切です。いくら好みのサウンドでも弾きにくいと演奏を楽しむことができません。

音ずれに関してはウクレレという楽器の性質上、弦交換で対処する以外は楽器店のリペアマンにお願いすることをおすすめします。アコースティック楽器の修理は特に難しく、自分で直すとなると専門的な知識と経験が必要になります。

高い演奏性、安定したピッチ、良いサウンドの実現の為にはメンテナンスが非常に大切です。保管方法も含めて定期的なメンテナンスをし、良いサウンドが鳴るよう常にベストコンディションを保つように心掛けてみて下さいね。