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オタマトーン

オタマトーン【電子楽器】の種類と演奏の仕方!練習方法もわかりやすく


8分音符とオタマジャクシを掛け合わせたような、可愛らしい見た目が特徴の電子楽器『オタマトーン』は皆さんご存知ですか?

指で押すだけで音が出せるので楽器の苦手な方でも簡単にチャレンジできるこのオタマトーンですが、簡単そうに見えて内に秘めたポテンシャルは高いものとなっており、しっかりと練習すればどのような曲でも演奏できるようになります。

今回はそんなオタマトーンの種類と演奏・練習の仕方に関して紹介していきます。

オタマトーン【電子楽器】の種類

オタマトーンは明和電機さんのプロデュースにより2009年に発売が開始され、10周年を迎えました
カラーバリエーションだけではなく、様々なサイズやコラボ商品など今では様々な種類のオタマトーンが発売されていますので、まずはその種類を見ていきたいと思います。

スタンダード

オタマトーンの基本となる機能を押さえたシリーズになります。

オタマトーンスタンダード

長さ270mmのスタンダードモデルです。

  • シッポスイッチを押すことでの発音
  • 口を動かすことでのビブラート
  • スイッチでのオクターブ変更

と以降に発売されるオタマトーンに必ず搭載されている機能が揃っています。
サイズも30cm以下とお手頃なサイズで、初めての1台にぴったりのオタマトーンとなっています。
また、カラーバリエーションやコラボ商品などを合わせて10種類以上の商品が発売されているので、自分の好みに合わせて選ぶことができるのも大きなポイントとなります。

オタマトーンデラックス


長さ440mmとビッグサイズのオタマトーンです。

基本の機能はそのままに、約1.5倍の大きさになっているため格段に演奏しやすくなっており、新たに装備した3.5mmのイヤホンジャックを使用し、イヤホンを使っての夜練や、スピーカーをつなげての演奏が可能になっています。
ダイヤル式のボリュームスイッチを装備しているので音量の調整も便利になりました。
また、別売りのACアダプターを使用することでバッテリーを気にすることなく演奏可能です。
カラーバリエーション・コラボ商品を含めて3種類発売されています。

+スマホ

スマートフォンやタブレット端末と連携することをテーマにしたシリーズとなります。

オタマトーンテクノ


大きさはそのままに、オタマトーンデラックスをアップデートしたモデルになります。

OTM-Linkという新機能により、スマートフォンアプリの『オタマトーンスタジオ』と連携、オタマトーンの音色を様々な楽器の音へと変えることができ、接続用のケーブルは同根されているので、イヤホンジャックのあるスマートフォンやタブレット端末さえあれば、この新機能を利用することができます。

オタマトーンneo

オタマトーン10周年を記念したモデルになります。

  • パワーランプにより電源のオンオフがわかりやすく
  • OTM-Linkによってスマートフォンやタブレット端末と連携可能に
  • シッポスイッチの幅が広くなって押しやすく
  • 肢が太くなり安定感アップ
  • 背が高くなり音程が少し広く

と5つのアップデートが施されており、10旬年記念モデルにふさわしい内容となっています。

オタマトーンスタジオ


オタマトーンテクノ・オタマトーンneoで利用できる公式アプリです。
カンタン操作でオタマトーンの音を変えることができます。

カンタン

カンタン操作で誰もが知っている曲を演奏できるシリーズです。

オタマトーンメロディ


デモ演奏ボタン・曲選択ボタン・演奏ボタンの3つの操作で誰でもカンタンに演奏することができるオタマトーンです。

95mmと可愛らしいサイズで、キーチェーンにピッタリなサイズ感をしています。
大まかに分けて4種類発売されており、コラボ商品では限定の曲も収録されているので、ファンにはたまらない商品となっています。

デジタル

オタマトーンの基本を押さえつつ、違った方向からアプローチをかけている商品になります。

オタマトーンデジタル


鍵盤タイプのオタマトーンとなっており、音の位置が正確にわかるので、本格的な曲の演奏がし易くなっています。
3つのサウンドモード(LEDの発光によってわかりやすく)と和音の演奏など新しい機能を搭載し、ダイヤル式のボリュームスイッチやイヤホンジャックも装備しているので、イヤホンやスピーカーに接続しての演奏も可能になっています。

以上となります。

大きく分けると

  • スタンダード(長さ270~285mm 基本)
  • デラックス(長さ440mm スタンダードをより便利に)
  • カンタン(長さ95mm カンタン操作で演奏)

の3つに分けられます。
オタマトーンデジタルはデラックスよりは小さく、AC電源の接続はありませんがダイヤル式ボリュームスイッチとイヤホンジャックは装備しているので、デラックスの派生とも考えられますね。

演奏の仕方

次は演奏の仕方についてです。
今回はシッポスイッチを使って音を出すスタンダードとデラックスに関して述べていきます。

演奏する前に

スイッチや電池は本体の裏側にありますので、電池を入れ、ふたを閉めたらスイッチをオンにしてください。
スタンダード・デラックス共に電源スイッチと音量調節は同じ部分になります。

スタンダードは2段階の音量調節が可能になっており、スイッチを右にずらすことでお好みの音量に調節することができます。
デラックスはダイヤル式のボリュームスイッチが装備されており、これを右に捻ることで、電源のオンと音量の調節を行います。また、パワーランプが付いているので、点け忘れ・消し忘れにも対応しています。

全体の音程は3種類から選ぶことができるので、好みの音程に変えたり、合奏の際はパートに合った音程に変更するように心がけましょう。

持ち方

持ち方に関して、特に正しい持ち方というものはありません

かわいい顔が描かれているお口の部分を動かして微細な音量調節や特殊な奏法を行うことができます。
そのため、オタマトーンのお口は正面に向け、どちらか片方の手でお口を下から包み込むように持ち、空いている方の手の指でシッポスイッチを押さえて音を出すのがよいでしょう。

肢の先端に付いているフラッグはシッポスイッチを押さえる指が見やすい方向に動かすと、更に演奏がしやすくなります。

音の出し方

先にも少し述べましたが、オタマトーンは肢についているシッポスイッチを押さえることで音を発する電子楽器になっています。
音程は、金管楽器のトロンボーンのように、フラッグ側(自分)が高く、お口側(ベル)が低くなっています。

オタマトーンの基礎を押さえたところで、次に練習方法を見ていきましょう。

練習方法

先ほど、オタマトーンの音を出す準備と簡単な持ち方・操作方法を確認しました。
次は練習のポイントと特殊な演奏方法に関して述べていきます。

音階に関して

音階を正確にとらえ、演奏のクォリティを上げるための練習方法としては、目印をつけるものが考えられます。
オタマトーンの肢の横に、セロハンテープやマスキングテープを貼り、音の目安となる位置にサインペンなどで印をつけ可視化するかたちになります。

スタンダード系列のオタマトーン・オタマトーンneoには練習シートが付属しているので、そちらを参考にしてください。
デラックス系列のオタマトーンデラックス・オタマトーンテクノの場合は別途チューナーを用意して確認していくことをおススメします。

また、音程の切り替えによっても音の位置は異なる場合があるので、その都度確認をお願いします。

奏法に関して

オタマトーンには以下の4つの奏法が存在しています。

  1. プッシュ奏法
    シッポスイッチを押して音を出す基本となる奏法です。
    プッシュスイッチはタッチパネルにはなっていないので、つまむように押しましょう
  2. ポルタメント奏法
    トロンボーンのグリッサンドのように、プッシュスイッチを押しながら指をスライドさせることで、つながった音を出す奏法です。
  3. ワウ奏法
    オタマトーンのお口を開いたり閉じたりする奏法で、アメリカの作曲家である、G.ガーシュインの『ラプソディ・イン・ブルー』に出てくる金管楽器のフレーズのような音を出します。
  4. ビブラート奏法
    シッポスイッチを押しながらシッポを左右に揺らすことで、音にビブラートをかける奏法です。

3つの音程と4つの奏法を組み合わせながらゆっくりと練習を行うことで、演奏のクォリティは格段に向上することでしょう。

また、各音域の最低音と最高音は連動しているので、そちらの切り替えもマスターすることで様々な曲にチャレンジが可能となります。

まとめ

いかがでしたか?

可愛い顔をして奥の深い電子楽器であるオタマトーンですが、購入や練習の参考にはなりましたでしょうか?

画像だけではなく、動画でオタマトーンのことを詳しくご覧になりたい方は、以下の動画もご視聴してみてください。

音域の切り替えや4つの奏法を効果的に使いこなして、素敵なオタマトーンライフを送ってくださいね!