エレキベースやエレキギター等の音をアンプから出す為に必要となるシールド。
そのシールドの中でもエフェクターとエフェクターを繋ぐ様な短いシールドのひとつである
パッチケーブル
このパッチケーブルにもギター用やベース用が存在するのはご存じでしょうか？
正確に言えば専用というわけではありませんが向き不向きのようにベースに合っているモノギターに合っているモノが存在しています。
今回はそのパッチケーブルの中でもベース用のパッチケーブルおすすめや選び方などを詳しくご紹介させて頂きます。
あながち軽視されやすいパッチケーブルですが選ぶ上での参考にされてみてはいかがでしょうか？
ベース用パッチケーブルの種類
ベース用のパッチケーブルの種類に関してはプラグの形状で分類する事ができます。
S/S(ストレートプラグ)
Sプラグというのはストレートタイプのプラグです。STRAIGHTの頭文字のSでストレートプラグと呼ばれます。所謂プラグの部分がまっすぐになっているタイプのプラグになります。このS/Sとはケーブルのどちら側もストレートタイプのプラグが付いているモノを指します。
S/L
Sプラグと対照的にL字型になっているものがLプラグです。ですのでこの「S/L」と言われるタイプのパッチケーブルは片方がストレートでもう片方がL字型になっているタイプのプラグを指します。
L/L
ではこのL/Lタイプですがその名の通りどちら側のプラグもL字型になっているものになります。パッチケーブルの中では代表的なモノだと思います。
L/L(クランク)
ではこのL/Lのクランクとはどういったものでしょうか？どちらもL字型になっているのですが片方反対方向を向いているようなモノになります。イメージとしてはS字に近いでしょうか。画像を参考にされてみてください。
概ねコチラ4種類で分類されます。
ではそのパッチケーブルですが使い方等はあるのでしょうか？
ベース用パッチケーブル使い方
パッチケーブルの使い方は至って単純です。
基本的にはベースとアンプ等を繋いでいるシールド等と同じように必要な部分の差し込む事によって音と音を繋いでくれるモノになります。
ベーシストとしてパッチケーブルを使う場合に一番多いのは間違いなくエフェクターとエフェクターを繋ぐシールドとして使う事になります。
狭いエフェクターボード内での使用になる為にパッチケーブルは柔軟性があるように作られている事が多いです。
ですがあまり強く曲げたりしすぎるとさすがに破損するおそれは多いにありますので使用する際は曲げすぎたりしないように気をつけてください。
基本的には通常のシールドと同じ感覚で使えば問題はありません。
ではそのベース用のパッチケーブルは何を基準に選べば良いのでしょうか？
正しい選び方
ベース用のパッチケーブルを選ぶポイントになるのは概ね3点と考えても良いかと思います。
長さで選ぶ
まずはどのような用途で使用するかを考えないといけません。長さに関しては必ず必要な長さがない事にはどれだけ良いケーブルを購入しても意味がありません。自分がどのような用途で使いたいのかを考えて購入するようにしましょう。基本的にはパッチケーブルは10ｃｍ程度ですがそれ以上の長さのものも存在していますのでしっかり長さを考えて購入するようにしましょう。
プラグで選ぶ
先ほどもご紹介しましたがパッチケーブルのプラグには種類があります。どのような用途で使用するのかにもよりますのでそれを考えて購入するようにしましょう。エフェクターの配置等によっても選びたいプラグのタイプは変わってくるかと思います。しっかりどういう用途で使用するのかを考えてプラグのタイプを選ぶようにしましょう。
音で選ぶ
選ぶケーブルによって若干音が変わってきます。かなり拘りの部分にもなりますがそれでもプレイヤーは細かい部分にこだわるものです。自分の好みの音をイメージしてどういうケーブルを購入するのが最適なのかを考えて選ぶようにしましょう。
選ぶポイントは人それぞれになるでしょうが、ご紹介したように、長さ、プラグ、音というのが大きなポイントになると思います。
ではそのポイントを踏まえた上でベース用のパッチケーブルのおすすめのランキングをご紹介させて頂きますね。
ベース用パッチケーブルおすすめランキング
ではオススメのパッチケーブルをご紹介致します。
その特性からベース専用というものではなくベースで使うとしたらと考えた上でのランキングとなります。ご参考にされてみてください。
第5位
KAMINARI GUITARS ( カミナリギターズ ) / K-BPC15LL(15cmLL)
独特な感じを持つパッチケーブルです。中音域をタイトにしてくれるパッチケーブルですので自然と低音もパワフルになります。見た目も独特な味がありますので個性を出す事ができると思います。
第4位
HA ( ヤマハ ) / GRC-030
とにかく安い！そして安いわりに音も良いという点が良いです。安価ですと何の時に買い替えやすいですしやはりあのYAMAHAの商品ですので安心感はありますよね？正し安いものは壊れやすいという点もあります。値段だけで考えるのは良くありませんがその点もポイントにはなると思います。
第3位
OYAIDE ( オヤイデ ) / G-SPOT Cable LL/0.15
ギターに使う事も勿論ですが、ベースに対して使う事も効果が高いと思います。勿論見た目もいいのですが音も素晴らしいです。柔軟性もありますし非常に使い易いパッチケーブルです。
第2位
PROVIDENCE ( プロヴィデンス ) / P203 L/L 0.3m
何せ見た目がいいです。やはり個性的なのは最高ですよ。エフェクターボード内を全てこちらのパッチケーブルに変えたと考えるとかなりかっこよくなる想像はできるはずです。やはり見た目も非常に大事な要素です。勿論音も非常に良いのでオススメできます。
第1位
MONTREUX ( モントルー ) / Premium Cable “Arena Jr.-15LL” [2959]
こちらもベース専用というわけではありませんがパッチケーブルとしてはやはり狭い場所で使い易い事は大前提だと思います。柔らかく使い易いので狭いエフェクターボードの中でも好きなように使えるタイプです。やはり柔軟である事は大事ですのでコチラは非常のオススメできますよ。価格も安価ですし手にしやすいと思います。
おすすめのTOP5をご紹介させて頂きました。パッチケーブルは種類が豊富です。ベース専用と銘打っているモノはそう多くないと思いますが、そのパッチケーブルの特性からベースに向いているのであれば特に専用である必要はありません。
特性を見抜く事が大事だと思います。安価なモノも多いので色々試してみるのも良いと思いますよ。
まとめ
今回はベース用のパッチケーブルについてご紹介させて頂きました。
パッチケーブルひとつでも「音」への影響はあります。
聞いている人間からすると細かい部分なのでどれだけ音の違いが判るのかは実際には何とも言えないところではありますが、プレイヤーというものは細かい感覚の部分をこだわるものです。その小さい拘りが最終的には大きな違いになってきます。
たかがパッチケーブルと思う方もいるかとは思いますが、そのたかがに拘りを持つ事が非常に大事な事だと思います。それこちが「違い」です。
パッチケーブルは「音」に関して言えば影響といえば小さい部分にはなりますが自分が信頼している道具を使う事にはプレイにも影響がでるのではないでしょうか？
エフェクターとエフェクター等を繋いでくれるパッチケーブルです、それは音と音を繋いでくれるものです。ひとつひとつの音を大事にしてより良い「音」を目指していきましょう。
