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ギター

お手入れにおすすめギターのストリングクリーナー3選!選び方や効果・値段も詳しく


エレキギターは、フォークギターやクラシックギターと違って、コードをかき鳴らしたりアルペジオを奏でたりする以外に短音で弾く「ソロ」が割と頻繁に出てきます。

演奏する音楽のジャンルによっても弾き方は変わってくるのですが、特にギターが目立つ場面がやはりギターソロです。

そんなソロを滑らかにしてくれるのがストリングクリーナーです。

フォークやエレキの弦はスチールでできているので、メンテが悪いと錆びてしまい、弦の上を滑らかに動かすことができなくなります。

今回は、ストリングクリーナーをどのように使うのか、どんなクリーナーを買えばいいのか、理解を深めていきましょう。

ストリングクリーナーを使うタイミングは?

新しいギターを買ったり、新しい弦に張り替えると、弦の色がキラキラしているのがわかると思います。新品をしばらく使っていれば、指の汗が弦に付着し、そのままにしておけば当然金属の弦はサビが生じます。

いつでも新品と同じ感覚で弾けるとよいので、メンテナンスには時間を惜しまないようにしてください。

弦と指板のメンテナンスにはこのストリングクリーナーを使います

新しいギターには新しい弦が張ってあるはずです。ギターも弦も新しいならば、まずはクリーナーを使ってきれいに磨きましょう。

ギターメンテナンス用のクロスで弦と指板をササっと拭きます。最初は何もつけなくても良いでしょう。脂や汗、指紋などを拭き取るためですので、まだクリーナーは不要です。

軽く拭き取ったら、続いてクリーナーの出番です。クリーナーをまんべんなく指板全体にむらなく吹き付けて(塗り付けて)ください。特に新品のギターなら使い始めは汗を染み込ませないためにもしっかりと。

演奏前にももちろん軽く使っておきましょう。

指が弦の上を滑らかにスライドするようになるので、速弾きには欠かせませんね

スムーズに演奏するために使う場合は、クリーナーを付けたらクロスでサッと指板全体を馴染ませ、続いて手のひらで指板を握ってローポジションからハイポジションまで滑らせます。指にもクリーナーを馴染ませるイメージです。

演奏が終わったら、ギター全体をきれいにクロスで拭いてあげましょう。ボディー、ネック、糸巻、ブリッジなどももちろんですが、指板と弦には汚れやサビから守るようクリーナーを使ってあげましょう。汚れを取るわけですので、特にフレットとネックの境目あたりに付着した汚れは、フレットに沿って擦り取り、きれいにしてあげましょう。見た目にもかなり違ってきますよ。

この癖をつければ、弦が錆びて頻繁に弦を張り替える必要もなくなりますね。

弦が錆びないように、演奏後は必ずクロスで弦を一本ずつふき取り、指板も拭いて弦もギターもきれいにしておきましょう。

効果は?

少しでもエレキギターやフォークギターを弾いたことがある人は、弦の掃除をしなかった時の弦のサビを想像することは難しくないでしょう。

弦が押さえる指にひっかかる摩擦、そのこすれる音を思い出すと、とても嫌な気持ちになります。でも、ギターを弾いた後にストリングクリーナーを使って簡単に掃除してあげるだけで、弦は元気な状態を維持し続けるのです。

錆びてきたら簡単に切れてしまうこともあり、弦をたくさん買わないといけなくなります。メンテナンスをしていればそんなこともなくなるので、ギタリストの基本だと思ってクリーナーは絶対に使ってください。

友達から「そのギター弾かせて」と言われて貸したとき、「汚れてる」とか「滑りが悪い」なんて言われたら、ギタリストとしてのイメージが悪くなってしまいます。ギターを大事にするギタリストという印象を与えるのも効果のひとつでしょう。

いいギターを持っているならなおさらいい状態を維持しないといけませんね

弦の上を抵抗なく指が滑るのは、弾いていて実に気持ちよく、上達の一つのポイントとも言えるでしょう。これは最大の効果だと思いますよ。

では、どのように、どんなクリーナーを選べばよいかを次にご案内しましょう。

選び方

楽器店に行けば、小物を扱っているコーナーにはポリッシュ等のボディー用クリーナーと並んで、ストリングクリーナーもいくつか並んでいるはずです。大きさや値段にそれほど違いはなく、見た目にも似たような形をしていますので、間違って全く違うものを買わないように注意しましょう。

タイプは、吹き付けるスプレータイプ直接塗るタイプ拭き取るタイプの3つがあります。昔から使っている方はおそらくスプレータイプに慣れているのではないかと思います。

私もかれこれ40年、スプレータイプの愛用者です。

まだ使ったことのない人は、疑わずにぜひこのクリーナーは買ってください。特に初めて使う人は、その効果にビックリすること間違いなし!それくらい使うのと使わないのとでは大きな違いがあります。

いろいろ使ってみて、気に入ったものを使い続ければよいと思います。ひとつ1,000円前後ですから、もし気に入らなかったら別のものを買えばよいでしょう。

それでも最初から品定めしたい人は、楽器店の人に試奏用ギターで試させてもらいましょう。
スプレータイプは念のため中身にどんな気体が入っているのかは確認しておきましょう。

体に合わないものや、燃えやすいなどの確認は必要ですね。臭いも気になる人はいると思いますので、テスターがあればぜひチェックしてください。

お手入れにおすすめストリングクリーナー3選!

個人個人で好き嫌いはあると思いますが、おすすめできる代表的なストリングクリーナーをご紹介しましょう。

1. Tone / FingerEase

防錆効果を持つ潤滑油のパイオニア的存在のフィンガーイーズ。私が初めて使ったのがこれで、もう40年近く前のことです。

発売が1963年らしく、私が初めて使った時は既に発売から16年くらい経っていたんです。今でも店頭にしっかりと並んでいますので、愛用者が多いのでしょう。

シューッと指板に吹き付けると結構な感じで水分が付着します。これを指で弦と指板に馴染ませることで、指が引っかかることなくスムーズに弦の上を動くようになります。私はちょっと臭いが気になりましたが、慣れれば大丈夫。

ただ、素材的に指板を劣化させると指摘しているサイトもありますね。でも私はもう40年使っていますが、特にそのサイトで指摘するような劣化は起きていません。

「ギター歴は40年あっても、同じギターは使ってないでしょ!」と突っ込む皆さん、私は某社のレスポールを17歳で使い始め、37年経った今もそのレスポールを使っています。なので問題ないことは私のレスポールが証明しています。

楽器店では800円くらい、通販だと500円を切るものもあります。

2. GHS / Fast Fret

GHSと言えば張りのあるよい音を出す弦というイメージでしたが、こんな優れもののクリーナーも発売していたんですね。

このFast Fretはスプレータイプではなく、フェルト状のクリーナーを弦に塗り付けるタイプ。指板に余分なクリーナーが付着しにくいというのがウリのようです。

スプレーだと吹きかけたい部分以外にも広がってしまい、ムダになくなってしまうというデメリットがありますが、この塗り付けタイプだとそのデメリットはゼロになるので、もったいないと思うことはないでしょう

「もうスプレータイプには戻れない」とさえネットの口コミに書いている人もいます。
楽器店で1,500円程度、通販なら1,000円程度から販売しているようです。

3. Tone Gear / The String Cleaner

スプレーでも塗り付けでもなく、単純に拭き取るタイプのクリーナー

弦を上下からパカッっとクロスで挟んで、弦を360度から拭き取ってきれいにしてしまおうというタイプです。
クロスに汗や脂をしっかりと吸い取る効果があり、特に濡らすとか洗剤を付けるなどの手間は発生しません。

クリーナーをセットしたら、上下に何度かスライドさせるだけなのでとても簡単。

このクリーナーは前述の2つのように潤滑効果はないので、あくまで純粋なクリーナーですね。でもあくまで「拭くだけ」なので、使った効果を実感できるかというと・・・ クロスで入念に拭いてあげる方が愛情ありそうかなと感じるのは私だけでしょうか。

同じタイプのクリーナーが他社からも多く発売されていて、値段は1,000~2,000円です。

まとめ

単にクリーナ―といっても、汗や脂を取り去るもの、潤滑効果を持つものがあり、目的によってどれを選ぶのかが変わります。

今回のテーマはストリングクリーナーですので、一般的なギターのクリーナー(ポリッシュやレモンオイル)とは異なり、弦をサビから守り、滑らかにするという効果が期待されるものです。

ご紹介した3つのタイプは、使い方はそれぞれ異なるものの、どれも特徴がある必需品ですので、これはと思ったものを手に入れて、いい音のするギターに育ててください。

私の場合は、先にも書きましたがずっとフィンガーイーズの愛用者です。

錆防止効果と潤滑効果が簡単に得られるので、長い間使い続けています。でもクリーニングに重点を置くときには、フィンガーイーズだけでなくクロスを使って弦を一本ずつ丁寧にこすって磨いています

磨いた後のクロスを見ると、これがまた結構汚れが取れているんです。この汚れが付いていたのかと思うと、しっかり取ってやらなきゃと思います。

クロスで弦を引っ張って拭くことで弦が伸び、チューニングの狂いが少なくなってくることもメリットですね。