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ギター

ライブにおすすめなギターシールドの適切な長さと種類!ジャックの形で最適なものも詳しく


エレキギターを弾いて音を出すには、アンプとシールドは欠かせません。

ギターとアンプはそれぞれの好みがあって楽器店を見て回ったりネットで調べたりして、決めるまでに時間がかかるものです。でもシールドってけっこう安易に選んでいませんか?

せっかくいい音が出るギター、アンプを買っても、シールドがイケてないと良い音が出ないこともあるんですよね。

シールドを見ると、色、長さ、ジャックの形などが見た目でわかる違いもありますが、どう違うのかなと悩む場合、しっかりと今回の記事を読んでいただき、失敗しないシールド選びをしましょう。

ギターシールドの種類と長さ

ギターのシールドには、シールド自体で見た目で違うものが

  • ジャックの形
  • シールドの形
  • ケーブルの形

 

などがあります。

見ただけではわからず、ケースの説明部分を読んでわかるのが

  • 芯の数
  • 長さ

などでしょう。

メーカーごとにまちまちではありますが、カラフルなシールドケーブルのバリエーションがあるメーカーもあります。楽しい気持ちで練習やライブができるようになるのもいいですね。音質には一切無関係なので、これは好みで決めてください。

ジャックの形・仕様

ジャックには2つの形があります。L型(アルファベットのLの形に曲がったもの)とS型(アルファベットのSの形ではなく、Straightの頭文字Sで、まっすぐな形のもの)で、ジャックを差し込む穴の場所などの条件により選びます

アンプに刺す側は、アンプの差込口への負担を減らすためにもL型が良いでしょう。ギター側は、レスポールなどボディの横に差込口がある場合はS型、ストラトキャスターのようにボディ正面に斜めに差込口がある場合はL型が良いでしょう。

ジャックの色はゴールドシルバーがありますが、ゴールド(金メッキ)がノイズに強い性質を持っています。ステレオのジャックやジャックの穴も金メッキ仕様が高品質です(古い?)。ゴールドはゴージャス感もありますね。

シールドの形状

ストレートコードカールコードかで選んでください。大半がストレートコードだと思います。カールコードはカールしてある分だけ長くなるのでノイズリスクが増えてしまいます。でもメリットもありますので後述します。

芯の数

ケーブルの中には信号を通す金属線が通っているのですが、この芯の数が1本か2本かをチェックしてください。

1本でも2本でも音はしっかりと出ますが、2本の方が太い音が出るようです。ノイズにも強いのですが、その分ケーブルの直径が太くなるので重くなり、片付けるのがちょっと大変かも。

長さ

自分の部屋で練習するだけならせいぜい2メートルもあれば充分でしょう。長くなるとそれだけノイズを出すリスクも高くなります。アンテナと同じ役割をしてしまうことがあるので、使用する環境に合わせて長さを決めると良いでしょう

エフェクターを使っているならその長さが2本必要です。(もちろんエフェクター同士を接続する短いパッチケーブルも別途必要)

ギターシールドが長いと劣化する?

長いシールドを買うと、家で弾いている分にはいいですが、スタジオやライブハウスに出かけるときにちょっと面倒です。

長いと、バッグなどにしまうのに一苦労なんです。グルグルと巻いてしまうのですが、当然長ければ巻いても巻いてもなかなかバッグに入らず、巻ききったところで結構重く、そのシールドが何本かあるわけなので運ぶのも一苦労。

当然ギター、エフェクターボックスなども持って出かけるでしょうから、もうガラガラとキャスターで転がすしかありませんね。

そして、その「巻く」という行為がケーブルを折り曲げることになるので、断線の原因にもなります。長ければ巻く回数も増え、その分断線のリスクが高くなるともいえるでしょう。

シールドが長いと音質低下?

 

シールドは実はけっこう無線などの音を拾ったりすることもあり、いわゆるアンテナ線の働きをしてしまうのです。

そのため長ければ良いというものではなく、必要最低限の長さでとどめておくことをおすすめします。

また、耳で聞いてどこまでわかるのか?という感じではありますが、長ければ物理的に電気が通るケーブルの長さが長くなるわけで、その分抗を受けたりして音が劣化するという考え方があります。

でも、シールドの説明書を見ると「100メートルでも大丈夫」とか書いてあることもあり、長さによる音の低下は、ノイズ以外はアマチュアが気にすることではなさそうです。

ライブで使うギターシールドの選び方

ライブを前提にシールド選びをするなら、次のポイントをチェックしてください。

これはギターや衣装の色とのコーディネートをして、視覚的に訴えたいですね。ライブは見た目も結構大事です。

ジャックの形・仕様

形は前述の「ギターシールドの種類と長さ」の項で書いた通りで、自宅の練習でもライブでも変わりありません。

ノイズが出ないようにしたいので、金メッキのジャックをおすすめします。

シールドの形状

あまり楽器店では見ないかもしれませんが、カールコードのライブでのメリットがあります。それは、カールしてある分だけ伸びる性質を持っているので、誤って踏んでしまってもジャックが抜ける心配がないのです

ストレートコードだと、踏んでしまったら結構簡単にスポっと抜けてしまい、当然のごとく音が出なくなります。ライブで音が出ないのは最悪。これを解消するのがカールコードなのです。

芯の数

2芯だと1芯よりもケーブルが太くなります。当然その分重くなりますので、ライブに持っていくのは1芯よりも体力と収納力が必要です!

2芯の方が断線に強いので、ライブで失敗するリスクは低くなるでしょう。でも1芯でも演奏中に断線することはまずないのであまり心配はいりません。

長さ

ライブで使うシールドを選ぶには、なんといっても長さがポイントです。

なぜ長さなのか?それは、盛り上がるステージングをするために動き回る時に、ギターやエフェクターのジャックから抜けてしまわないようにするためです

シールドが短いからという理由でステージの上で立ちんぼになっているギタリストはなんと見栄えのしないことでしょう。

ギターからエフェクターに接続するシールドは、ぜひ縦横無尽に動くために余裕のある長さのシールドを選んでください。エフェクターからアンプにつなぐシールドは必要最低限の長さでOKです。

ギターシールドおすすめ5選

楽器店に行けば、楽器がほとんどのコーナーを占めていますが、小物類を置いてあるコーナーが必ずあります。

店舗によって小物類コーナーの規模は違いますが、シールドも各種取り揃えていますので、いい加減に選ぶのではなくしっかりと見て決めてください。

最初は極端に高額なものは買わなくても良いと思いますが、極端に安い物はすぐ音が出なくなったりノイズが出てもあまり文句は言えませんから、お小遣いの許す範囲で良質のシールドを買ってください。

ここでは比較的購入しやすく、おすすめのものをいくつかご紹介しましょう。

1. カナレ  Gシリーズ

放送・通信ケーブル、コネクタを専門とする日本の電機メーカーのカナレ電気が製造するギター・ベース用シールドです。1・3・5・7・10メートルの種類があります。

 信頼のおける品質に合わせ、とても安い価格で販売しているので、コストパフォーマンスが高いシールドと言えます。3メートルでも2,000円を切る価格です。

多くのカラーのケーブルがあるので、好きな色を選べるというのも楽しみのひとつでしょう。

2. カスタムオーディオジャパン     Recording Pro Series

アメリカで定評のあったCUSTOM AUDIO ELECTRONICSの思想をそのまま日本でも提供しようと作られたのがこのカスタムオーディオジャパン。

そのカスタムオーディオジャパンの作るシールドにおいてフラッグシップモデルとも呼ばれるのがこのRecording Pro Series。

低域から高域まで良く音が出るようで、3メートルで4,000円ちょっとの価格はコストパフォーマンスが高そうです。

3. Providence Premium Link Z102モデル

日本の楽器メーカー㈱パシフィクスが作るブランドのブロヴィデンス。ギター、エフェクター、シールドなどを総合的に扱う楽器メーカーで、プロミュージシャンからの信頼も厚いブランドです。

シールドは専門職人の手造りによるもので、ライブ向きに作られた新製品。1・2・3・5・7・10メートルと揃っていて、価格は3メートルで6,700円ほど。

4. BELDEN 8412 The Wired

100年以上の歴史を持つ、アメリカの有名メーカーBELDENによる世界標準のシールド。音楽ジャンルの違いや好みに合わせて多くの種類が発売されています。

 2本の芯を使っているため、ノイズに強く耐久性もあります。その分太く、重いという特徴があります。このThe Wiredは中域が強く、パワフルなサウンドを出してくれます。
長さは3・5・6メートルのチョイス、価格は3メートルで3,000円未満。

5. MONSTER CABLE STUDIO PRO2000

モンスターの名の通り、エアロスミスやレッドホットチリペッパーズなど世界の有名ミューシャンが愛用しているブランドで、40年ほどの歴史ですが今や世界のトップクラスのケーブルメーカーになっています。

 高音、低音を同じ速さで伝えるという特許を持っており、力強い音が出ます。価格は3.6メートルで10,000円と少々お高めですね。特徴のあった生涯補償制度は現在利用できないようです。

まとめ

先にも書いた通り、シールドは比較的適当に選んでしまいがちですが、製品ごとに大きく違いがあります。自分の演奏する音楽や練習する場所、ステージの大きさなどを考えてしっかりと選びたいですね。

ライブでのシールドの選び方のまとめは、次のようなイメージでしょう。

ギターや衣装とコーディネート
ジャックの形・仕様 L型とS型をしっかりと選んで
シールドの形状 ライブで動き回るならカールコードがおすすめ
芯の数 あまり気にしなくても・・・
長さ 自宅練習なら短く、ライブでは動き回るのに余裕のある長さで

しっかりと品定めをして、できれば楽器店で試奏ができるといいですね。店員さんにもアドバイスをもらえるといいでしょう。シールドはギターやアンプほど値が張るものではないので、気に入らなかったら別のものを購入すると割り切っても良いでしょう。シールドは自作もできるので、良いパーツを集めて自作すると既製品を購入するよりずっと安価で既製品と同じ音を出すことができますよ。