太くて重厚な音が出せるギターピックアップとして人気のあるハムバッカーピックアップ。主にレスポールタイプのギター等に搭載されているタイプのピックアップです。
ギターをはじめてある程度の時間が過ぎると自分の出したい音の傾向が出てくると思います。その中でピックアップの交換等を考える事も検討する事もるかと思います。
一概にピックアップといってもシングルコイルやハムバッカー等があり、種類も豊富にありますのでどのピックアップを選んで良いのか迷ってしまうと思います。
今回はハムバッカータイプのピックアップでのおすすめの5種類をご紹介したいと思います。
音の傾向にあわせてご紹介致しますので参考に頂ければと思います。
ギターピックアップハムバッカーの選び方
基本的にピックアップはお手持ちのギターに搭載されているピックアップのタイプで選ぶのが一般的です。シングルコイルであればシングルコイル、ハムバッカーであればハムバッカーで選ぶのが一般的になります。
その中でもハムバッカータイプに絞って選ぶのであれば「音」を一番に考えて選ぶ事をオススメします。
結局いかに自分が出したい音が出せるのかという事が大事になります。
「音」の部分をおろそかに考えてしまっては元も子もないです。
価格帯や扱いやすさ等もありますが一番大事な部分が「音」という事は忘れないようにしましょう。
その上で好みの音はどういうものなのか?自分の好きなバンドや、自分のやっているバンドで求める音、メインのギターとサブのギターで音の区別をつけたいなど様々な理由があると思います。
求める音のイメージをしっかり持ってピックアップを選ぶ事をオススメします。
自分の出したい音と選んだピックアップがしっかり合致した時はとても気持ちが良いと思いますので妥協せずに選びましょう。
その「音」の部分において違いが出てくる部分があります。
◆磁石
ハムバッカータイプのピックアップには磁石が使われていますので、その磁石の種類で音の違いが出てきます。どの磁石を使っているのかというのもピックアップを選ぶ大事なポイントになります。
◆ワイヤー
どういうワイヤーをどれ位使っているかという事で「音」の違いが出てきます。直流抵抗値が高い程音が太くなります。簡単に説明すれば細いワイヤーを沢山巻きつけている程音は太くなるという事です。
◆アクティブ、パッシブ
アクティブピックアップ、パッシブピックアップ等の名称は良く耳にする事があると思います。簡単に説明するとアクティブピックアップは電池が必要でパッシブピックアップは電池を必要としません。アクティブタイプのピックアップはノイズに対して強い傾向があります。
このように音の部分だけを考慮しても選ぶポイントは沢山あります。自分の好みの音はどういう音なのかしっかりイメージをもって選択するようにしましょう。
そこで今回はハムバッカーピックアップのおすすめの5種類をご紹介致します。
ギターピックアップハムバッカーおすすめ5選
では、ハムバッカーピックアップのオススメの5種類をご紹介させて頂きます。定番のタイプから個性的なものまで色々なタイプのあるハムバッカーピックアップの中でも特にオススメの5種類になります。
SeymourDuncan SH-4 JB BK
ハムバッカーピックアップと言えばコレ!という人もいるでしょう。プロ・ギタリストにも愛用の方は多い、ハムバッカーピックアップの名器です。中高音域の音が特に素晴らしくしっかりとハッキリした音を提供してくれます。ハムバッカーならではの迫力のサウンドを体現できる素晴らしいピックアップです。パワーがありすぎるパワー型ではなく適度なパワーを持った余裕のあるサウンドが生み出せます。名器ならではの音のバランスを壊すことはない、オールマイティさも兼ね備えています。安心安定のピックアップです。
Dimarzio D Sonic DP207
ラウド系のサウンド等にはもってこいのピックアップです。音の中で低音をしっかりと出してくれるタイプのピックアップです。低音はつぶれやすいピックアップもありますがこのピックアップはしっかりと低音の音を聞かせてくれます。ドロップチューニング等にも向いているピックアップになります。中音域を好む方よりも低音を重要視する方に向いていると思ってください。攻撃的なサウンドを体現できます。ラウド系等の重く強い音を求めているのであればオススメです。
EMG 81
81はEMGで最も人気のあるピックアップの一つです。セラミックマグネットとパワフルなコイルデザインにより、太いサウンドが体現できるようになります。パワフルかつ抜けのよいアクティブなサウンドを生み出す事ができます。非常に扱いやすくそして使い勝手の良いピックアップですのでオーソドックスに使う事ができます。パワーもありますし繊細なサウンドも求める事が可能です。ボリューム一つであらゆるサウンドを生み出す事ができるイメージです。非常に人気のハムバッカーピックアップになります。
SUHR SSH+ Bridge Black 53mm
オーソドックスな部分と個性的な部分を持ち合わせたハムバッカーピックアップになります。レンジが広く幅広い音を体現する事ができます。何よりも非常に音作りがしやすいピックアップになります。バンドサウンドでも埋もれない煌びやかな存在感を放ちますのでオススメのピックアップになります。
DIMARZIO DP163 CREAM
ハイパワーのピックアップの草分け的存在の定番のピックアップです。愛用しているミュージシャンも多く非常に人気のあるピックアップです。中音域の抜けも良く70年代や80年代の王道のロックサウンドを生み出す事ができます。ルックスも良くハムバッカーサウンドにはかかせないピックアップの一つといっても間違いないピックアップになります。
今回は5種類のピックアップをご紹介致しました。
種類の多いハムバッカータイプのピックアップですので今回ご紹介させて頂いた中にも沢山のオススメは御座います。
やはり何よりもどういう音を求めるかによって選択するピックアップは変わってくると思いますので妥協なく自分の好みにあったピックアップを選択する事をオススメします。
まとめ
今回はハムバッカータイプのピックアップのオススメ5種類をご紹介させて頂きました。
何となく自分の求めている音はわかってきたけど求める音に近づけない原因はもしかしたらピックアップにあるのかもしれません。
エフェクターやアンプの設定等でも自分の求める音には近づく事が出来ますが、ピックアップ等の細かい部分に関してもこだわりを持つ事は素晴らしいギタリストになる為の第一歩にもなると思います。
値段やピックアップを交換する手間等を考えると簡単に交換するという選択も難しいかもしれませんが、自分のこだわりを表現する事もギターで音を出す事もひとつだと思いますので余裕があればこだわってみる事をオススメします。
ピックアップには豊富な種類があります。豊富な種類があるからこそ自分好みのピックアップに出会えた時に感動は大きなモノだと思いますし、自分好みにカスタマイズしていく事でギターへの愛着もよりわいてくると思います。
音への拘りこそがギタリストのカッコよさだとも思います。
自分らしい自分だけの音を作りあげカッコイイ音楽ライフを送りましょう。