ギターの演奏に使うピックをしまうためのピックケース。
こだわりの可愛いピックケースを手作りしたいものの、初心者でもうまく手作りできるのか不安に思われている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、ギターのピックケースを初心者でも手作りできる方法をご紹介します。
自分のお気に入りのピックケースを作れると、きっとギターの練習もさらに楽しくなります。
ぜひ手作りのピックケースにチャレンジしてみましょう。
ギターのピックケース種類
ギターのピックケースには、以下のような種類があります。
- キーホルダー・ストラップタイプ
- ボックスタイプ
- ネックレスタイプ
それぞれのピックケースには、どのような違いがあるのでしょうか。
キーホルダー・ストラップタイプ
こちらは、キーホルダーやストラップのようにぶら下げるための金具やひもが付いているタイプのピックケースです。
携帯しやすく、学校などへギターを持ち運びする際も一緒に持っていくことができます。
楽器ケースに取り付ければピックを忘れてしまうこともありません。
薄型・小さめなサイズのものが多く、中に収納できるピックの枚数はあまり多くはありません。
とはいえ、1~7枚程度収納できるものもあり、普段の練習には問題なく使用できるでしょう。
ボックスタイプ
収納力の高さが特徴のボックスタイプ。
箱型のケースや、缶のものがあります。デザイン性の高いブリキ缶のスライドケースは特に人気を集めています。
たくさんのピックを収納できる一方で、大きいケースだと持ち運びの際にはかさばるかもしれません。
家でピックを保管することを主な目的として使用するのが良いでしょう。
ポーチタイプ
持ち運びに便利で、収納枚数も比較的多いのがこちらのポーチタイプです。
スナップボタンなどでふたを留めるタイプのものもあれば、可愛いがま口タイプのものなどもあり、バリエーションに富んでいます。
ポーチタイプは簡単な作りなので、初心者でもお手軽にギターのピックケースが手作りできますよ。
ネックレスタイプ
中には、アクセサリーにもなるネックレスタイプのピックケースもあります。
ピックの収納部分をチャームとしたネックレスになり、便利なうえにおしゃれでかっこいいのも魅力的。
こちらもキーホルダー・ストラップタイプと同じく、あまり収納できるピックの枚数は多くありません。
ギターのピックケースの種類
- キーホルダー・ストラップタイプ
- ボックスタイプ
- ポーチタイプ
- ネックレスタイプ
では次に、ギターのピックケースを作るための材料を見ていきましょう。
ギターのピックケースを作るための材料
先ほど、ギターのピックケースの形状にはいろいろなものがあることをご説明しましたが、その素材もまたさまざまです。
代表的なものとしては、
- 布
- プラスチック
- 缶
- レザー
などがあります。
布のピックケース
布製のピックケースは、ポーチタイプに多く、材料がお手頃価格で手に入れられるのが魅力です。
柔らかな素材なので楽器ケースなどに入れても邪魔になりにくいでしょう。
汚れやすく消耗しやすい点は注意が必要です。
プラスチックのピックケース
プラスチック製のピックケースは、布製よりも固い素材でピックをしっかりと保護してくれます。
軽いので持ち運びがしやすいのも嬉しいポイント。
透明なものであれば中身が一目でわかるので、たくさんのピックを持っている方にもおすすめです。
缶のピックケース
缶のピックケースは丈夫でしっかりとした作りのものが多く、家でのピックの保管用にぴったりです。
ブリキ缶の小さめのケースであれば、持ち歩きもしやすいでしょう。
おしゃれなデザインのものもたくさんありますが、缶なのでサビないように気を付けましょう。
レザーのピックケース
高級感のあるレザー製のピックケースに憧れる方も多いのではないでしょうか。
キーホルダー・ストラップタイプのものが多く、鞄や楽器ケースにつけることでおしゃれに活用できます。
レザーのピックケースは使い込むほどに革がなじみ、味が出てくるのも魅力です。
ひとつのものを長く大切に使いたい方におすすめです。
ギターのピックケースを作るための材料
- 布
- プラスチック
- 缶
- レザー
それでは、次項は初心者でもギターのピックケースを簡単に手作りできる方法をご紹介します。
ギターのピックケースを手作りする簡単な方法
実際に、ギターのピックケースを手作りする方法をいくつかご紹介しましょう。
初心者でも作りやすいものをまとめました。
100均のプラスチックケースをリメイクしたピックケース
100均で販売されているピルケースなどのプラスチックのケースには、ピックを収納できるサイズのものもあります。
そのようなケースを、そのまま使うのではなく、自分なりにリメイクしてオリジナルのピックケースにしてみましょう。
可愛いシールを貼ったり、ペンで絵を描いたりすればあっという間に出来上がります。
ペンは、プラスチック素材にも使えるものを選んでくださいね。
また、ペンキなどの塗料で全面に色を塗りたい場合は、やすりでケースの表面を軽くこすって下地処理をしておきましょう。
これをしておかないと、せっかく塗ったペンキがすぐにはがれてしまいます。
フェルトで簡単ポーチ風ピックケース
布製のピックケースを手作りするなら、切りっぱなしでもほつれず使いやすいフェルトがおすすめです。
手紙を入れる封筒のような形の、ふたのできるポーチにしてみましょう。
ポーチの端はかがりぬいで縫えば初心者でも簡単です。ふたを留めるところはボタンやホックを付けるとおしゃれになり、ピックが落ちる心配もありません。
お好みで刺しゅうをしたり、アップリケを付けたりしても良いですね。
缶を使ったカルトナージュ風ピックケース
カルトナージュとは、フランス語で「厚紙細工」を意味する、ヨーロッパの伝統工芸のことです。
厚紙で作られた箱に布や紙を貼り、美しい装飾を施して、インテリアとして楽しむものです。
そんなカルトナージュ風のピックケースを、缶を使って作ってみましょう。
円柱型の缶のふたと側面、底面にそれぞれ自分の好きな布を貼っていくのですが、カルトナージュ風にするために、ひとつポイントがあります。
それは、ふたの上の面にボンドで綿を薄く接着して、その上から布をかぶせることです。
こうすることでふたにふんわりと膨らみができ、一層可愛らしく品のあるケースに仕上がります。
かっこいいレザーのピックケース
最後にご紹介するのは、手作りのレザーのピックケースです。
レザークラフトというと初心者には少しハードルが高く感じるかもしれませんが、ストラップタイプの小さいピックケースなら、比較的手軽に挑戦できるのではないでしょうか。
ピックのサイズより一回り大きくレザーをカットしたものを2枚用意し、それぞれの縁に縫い穴をあけて、2枚をロウ引き糸という糸で合わせます。
最後にひもを通す穴をあければ、ストラップタイプのピックケースの出来上がりです。
まとめ
今回は、ギターのピックケースを初心者でも手作りできる方法をご紹介しました。
一口にピックケースと言っても、さまざまな種類があります。
収納量や、持ち運びの有無などを考えて、使いやすいピックケースのタイプを選びましょう。
また、ピックケースの素材は布、プラスチック、缶、レザーなどがよく使われており、素材によって印象が大きく変わります。
自分の好きな素材を選んで、ぜひ世界に一つだけのお気に入りのピックケースを作ってみてください。