最近では、SHISHAMO、yonige、SILENT SIREN、SCANDALといったガールズバンドが勢いを増していることから、
その姿に憧れてギターを始めたい…!と思っている女の子は多いのではないでしょうか。
しかしギターは様々な種類があって、何を手に入れたらよいのか分からなくなりますよね。
本記事では、そんなギター女子を目指している方に向けて
- ギターの種類にはどんなものがあるのか
- ギターの種類によって何が違うのか
- ギターの種類によってどんな特徴があるのか
をご紹介します。
ギターの種類は?
ギターの種類には
- ストラトキャスター
- レスポール
- テレキャスター
- ムスタング
- ジャガー・ジャズマスター
があります。
- 特徴
- 見分け方
- 難易度
を種類ごとにご紹介していきます。
ストラトキャスター
特徴
ストラトキャスターの特徴として
- 比較的軽めで、持ちやすい
- ギターソロを弾くときなど、高音域(左手で持つところの根元の部分)が弾きやすい
- 音色が繊細で、幅広いジャンルに対応
といったような点が挙げられます。
見分け方
ほっそりしたボディの形が特徴で、定番のギターのため、様々なカラーバリエーションがあります。
女性ギタリストではSCANDALのギター、MAMIさんが使用しているモデルがストラトキャスターになります。
難易度
軽めで持ちやすく、ボディのシェイプからも体にフィットしやすいため、初心者にオススメと言えるでしょう。
また、ストラトキャスターの音の作りやすさからも、様々なジャンルにおいて溶け込むことが可能なため、息の長いギターといえます。
レスポール
特徴
基本的なレスポールには、
- ネック:幅は広め、弦長はちょっと短い
- 本体:丸さを基調とした、かわいいとも堂々としているとも見えるルックス
- 電気系:太いサウンドの出るピックアップ
- ブリッジ:ミュートがしやすい
といった特徴があります。
見分け方
レスポールの見た目の特徴は、丸みをおびた、ひょうたんのような形です。
女性ギタリストでは、yonigeのギターボーカル、牛丸 ありささんが使用しているモデルになります。
難易度
レスポールは物理的に、他のモデルよりも重たくなってしまうため、長時間立って弾くのは人によっては大変になるかもしれません。
しかし、ストラトキャスターよりもスケールが少し短いため、フレットに指が届きやすくコードを押さえたり、小指を使うフレーズなどは他のギターよりも弾きやすいでしょう。
重さが気になる方は、一度楽器屋で持ってみるのをオススメします。
テレキャスター
特徴
テレキャスターは、
- シングルコイルを搭載していて、歯切れの良い、高音域に特徴がアリ。
- ピックアップは、フロント側とリア側で異なるものを使用している。
- ブリッジの構造などから、コシの強いサウンドを生み出すことが可能となっており、コード演奏に向いているとされる。
といった特徴が挙げられます。
特にピックアップに関しては、ストラトキャスターやレスポールにはない工夫で、テレキャスター独特の柔らかさと力強い硬質なトーンを生み出すことができます。
見分け方
女性ギタリストでは、SHISHAMOのギターボーカル、宮崎朝子さんが使用しているモデルになります。
テレキャスターの性質から、他にも多くのギターボーカルの方がテレキャスターを使われています。
難易度
構造がシンプルで、それゆえに様々なジャンルに対応が可能になっています。
ジャキジャキとしたキレの良い高音を得意としているため、ギターボーカルやバッキングをメインとしたプレイをする方にはオススメのギターです。
しかし、木部の体積が大きくなりがちなこのモデルは、重めのものが多く、こちらも実際に持ってみることをオススメします。
ムスタング
特徴
最大の特徴は、ナットからブリッジまでの長さ(スケール)になります。
ムスタングは、スケールの長さが24インチ(609.6mm)になっています。
これはストラトキャスターやテレキャスターなどのロングスケール(25.5インチ、647.7mm)に対して約38mm、
レス・ポールやSGなどのミディアムスケール(24.75インチ、628.65mm)に対して約19mm短くなっています。
ネック長が短いと、弱い力でも押弦しやすくなるので、女性向きとされています。
見分け方
ソラニンで、宮崎あおいさんが使用していたモデルが、ムスタングになります。
難易度
こちらのモデルは、もともと初心者向けとして発売されたギターです。
手が小さい人でも弾きやすいよう、ショートスケールが採用されていたり、ボディは軽めに作られています。
手が小さい方や、重いギターが無理!という方にオススメのギターになります。
そのため、女性や子供に向いているでしょう。
ジャズマスター
特徴
ジャズマスターは、その名の通りジャズギタリストが使うことを想定して開発されたギターです。
最近ではジャンルレスに愛されていて、特にオルタナティブ・ロックやパンク・ロックでは愛用するギタリストが多いです。
ジャズマスターの購入価格は他のモデルに比べ、割高になる傾向があります。
初心者には少し高額ですが見た目の個性はバツグンなので、練習のモチベーションのために購入するのもよいでしょう。
ジャズマスターはブリッジの構造上、弦の張力が弱くなるため、緩めのサウンドが特徴です。
ピックアップは、ストラトキャスターやテレキャスターのピックアップよりも大きい、ジャズマスター専用のシングルコイルピックアップです。
他のシングルコイルのギターよりもコイルの巻き数を増やしているため、磁力が強く、太く甘いトーンが鳴ります。
見分け方
女性ギタリストでは、silent sirenのギターボーカル、すぅさんが使用しているモデルがジャズマスターになります。
難易度
ジャズマスターは立っても座っても弾きやすいように、オフセットウエストというボディの形をしています。
多くのエレキギターが、ボディのくびれの位置が左右対称であるのに対し、ジャズマスターはあえて非対称にデザイン。非対称なデザインによってギターの抱えやすさを向上させています。
ただ、1弦など外側の弦を押弦したときに、弦がネックの外側へ落ちてしまう「弦落ち」が発生しやすいモデルになっています。
そのため対策が必須となり、初心者にはネックとなるかもしれません。
まとめ
様々なタイプのギターを紹介してきました。以下にポイントを表にまとめてみました。
弾きやすさ | 初心者向き | デザインの個性 | |
ストラトキャスター | ◎ | ○ | × |
レスポール | △ | △ | △ |
テレキャスター | ○ | ○ | × |
ムスタング | ○ | ◎ | ○ |
ジャガー・ジャズマスター | × | × | ◎ |
比較的どれも初心者の方にはオススメのモデルになっています。
もちろん記事で紹介したモデル以外にも、様々なタイプがありますので、気になったものは実際に楽器屋さんで持ってみることをオススメします。
自分が一番重視するポイント、見た目?弾きやすさ?個性?憧れの人と同じ形?
という事を考えていくと、きっとあなたにピッタリのギターが見つかるでしょう。