歌が上手くなるには「ボイトレ」は欠かせません。
カラオケに行く前に、身一つでできるボイトレから道具や筋トレを使ったボイトレに励めば、あなたの歌声を聴いた友人や仲間がうっとりしてしまうかもしれません。
そこで、今回は『歌が上手くなる自宅でできるボイトレ方法』そして歌が上手くなる道具や筋トレを合わせて紹介します。
自宅でコツコツボイトレをして、カラオケ当日に「上手く歌えない」とテンションが下がらないようにしましょう。
歌が上手くない原因は?
歌が上手くない原因には、「力み」や「緊張」が関係しています。
力みや緊張は、意外と自分では気付きにくいものです。なので、「恋する乙女状態」として力みや緊張を例えてみました。
「恋する乙女状態」は歌えない原因ともつながるので、まずは恋をしている場面から力みや緊張をイメージしてみましょう。
恋をしている、好きな人の前にいる場面を想像すると、
・緊張で深い呼吸ができず浅い呼吸が続くので、ドキドキが止まらない
・ドキドキが止まらないので、話しかける声が震えてしまう
・緊張のせいか、いつも通りの自分で接したり話したりすることができない
といった様子が思い浮かびますよね。
では、いま想像した恋する乙女状態を『歌う時』にあてはめてみます。すると、
・歌おうと意識しすぎて緊張してしまい、呼吸が浅くなる
(浅い口呼吸のために、ドキドキが止まらなくなる場合もある)
・ドキドキが止まらないので、歌声が震えてしまう
・緊張しているため、歌いたいイメージとは異なる歌い方をしてしまう
(お風呂場や散歩中に歌う、鼻歌で歌うように、気持ちよく歌えない)
といった具合に、歌が歌えない状態と恋する乙女状態は共通点があるのです。
では、どうすれば力みや緊張を生む「恋する乙女状態」を改善できるでしょうか。
次では、歌が上手くなる『改善のポイント』から「恋する乙女状態」を解決するポイントを見ていきましょう。
改善のポイントは?
「力み」や「緊張」を和らげるためには、「リラックス」できるボイトレに挑戦しましょう。
リラックスできるボイトレに励めば、
・カラオケに行って1番最初に歌ったとしても自然体で歌えます。
・深い呼吸で気持ちを落ち着かせられるので、声に必要な息をたっぷり吸えます。
・気持ちが落ち着くので、安定した声が出せるだけでなく、堂々と歌い上げられます。
とはいえ、全身のどこもかしこもリラックスさせればいいかというとそうではありません。
リラックスさせる体の部位にもポイントがあります。
リラックスさせるポイントをおさえれば、自分に合ったボイトレ方法を選ぶ参考にもなりますよ。
リラックスさせる体の部位
・声帯を支える『筋肉』
・口を動かす『表情筋』
・声の通り道『喉』
声帯を支える筋肉
声帯を支える筋肉は、力みや緊張が原因で声を掠れさせたり高い声を出にくくさせたりします。
声帯を支える筋肉をリラックスさせればハリやツヤのある声が出せる、高い声が出やすくなっていきます。
口を動かす表情筋
口を動かす表情筋は、力みや緊張が原因で口の開きを鈍くします。開きが鈍いと、唾がたまりやすくもごもごとした聞きづらい歌の印象を与えてしまいます。
口を動かす表情筋をリラックスさせれば、聞きとりやすい歌声になっていきます。
声の通り道『喉』
声の通り道である喉は、力みや緊張が原因で喉締めにつながります。喉を締めた状態で歌うと、喉に負担がかかり、声がかすれてしまったり声が出にくくなってしまいます。
声の通り道である喉をリラックスさせれば、歌に安定感が出て、歌いやすくなっていきます。
では、リラックスの反対に程よく緊張させておいたほうがいい体の部位も紹介しましょう。
程よく緊張させたい体の部位
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・お腹の筋肉(腹横筋、腹斜筋)
お腹の筋肉(腹横筋と腹斜筋)は、程よく緊張させれば喉がしっかり開いてくれます。
喉がしっかり開けば、安定した声量で歌えるようになります。
ただし、間違っても腹直筋に力を入れてはいけません。腹直筋に力を入れると、喉に力が入ってしまうので注意が必要です。
では、歌が上手くなる改善のポイント『リラックス』をおさえたところで、次はさっそく自宅でできるボイトレをチェックしていきましょう。
歌が上手くなる自宅でできるボイトレ方法3選!
自宅でできる3つのボイトレを紹介します。
3つのボイトレは、改善ポイントを意識した方法を紹介しています。
リラックスを促す『腹式呼吸』
自宅でできるボイトレでは、リラックスを促すために『腹式呼吸』から始めましょう。
腹式呼吸を毎日、習慣にすれば、カラオケルームに入る前の気付かない緊張を自然と和らげてくれる効果につながります。
自然と緊張がほぐれるので、カラオケで最初に歌うことになったとしても、歌のイメージに合わせた声で歌えるようにもなります。
声帯や表情筋を柔らかくする『リップロール』
リップロールは、改善のポイントであげた
- 声帯を支える筋肉
- 口を動かす表情筋
- お腹の筋肉(腹横筋)
をリラックス、程よく緊張させる効果があります。
リップロールのポイントは2つ!
リップロールのポイント
- 首の力を抜く
- 顎が前に出ないように引く
リップロールは息をたくさん使うので、初めてリップロールを行う人は息を力任せで飛ばして唇を震わせようとしてしまいます。
力任せで息を飛ばすため、知らず知らずのうちに力が入ってしまいやすくなります。
リップロールを長く続けようと思う場合は、首に力が入っていないか注意してみましょう。
また、息を前に飛ばそうと顔の特に顎が前に出てしまう人もいます。
顎が前に出てしまうと、頭蓋骨の重みが首に伝わるので、首が緊張してしまい力が入ってしまう原因になります。
首に力が入っているなと感じたら、顎が前に出ていないかと意識してみるのもリップロールを長く続けるポイントになりますよ。
喉に負担をかけない『ハミング』
ハミングは、改善のポイントであげた
- 声の通り道『喉』
をリラックスさせる効果があります。
ハミングのポイントについて、低音のハミング、高音のハミングに分けてみていきましょう!
低音でのハミングのポイント
ハミングは、鼻に響かせるように練習するので出したい音が低ければ低いほど鼻に振動を感じやすくなります。
低い音をハミングで練習する場合は、親指、人差し指、中指で鼻に軽く触れ、振動を感じられるか意識してみましょう。
高音でのハミングのポイント
一方の高音をハミングで練習する場合は、額に声を集めるイメージを持って練習してみましょう。
高音の場合、振動が速くなってしまうので残念ながら鼻に指をあてても振動を感じるのが難しくなります。
なので、高音のハミングを練習する場合は声を鼻よりも高い位置で響かせるイメージを持って練習するのがポイントです。
ハミングのポイント
- 鼻の骨が振動しているのを感じる(低音の場合)
- 額に声を集めるイメージ(高音の場合)
歌が上手くなる『道具』編
自宅でできるボイトレをサポートする3つのボイトレ道具を紹介します。
喉や口が自然と開く『Be-Vo』
Be-Vo (ビーボ) ボイストレーニング器具 自宅で簡単ボイトレグッズ (ブルー)
Be-Voを使用して練習すれば、喉や口が自然と開くので、リラックスした状態で歌えるイメージが持てるようになります。
近所にも迷惑をかけない『ウタエット』
PROIDEA プロイデア UTAET PRO ウタエット プロ 【自宅練習】 【カラオケ】 【近所迷惑】 【消音】
ウタエットを使用すれば、歌声をカットしてくれるので防音対策を兼ねたボイトレができます。
リップトリルやハミングの音が気になるわという方は、ウタエットを使用して練習するのもおすすめです。
周囲の音をカットする『耳栓』
NOTE シリコーンの耳のプラグの健全な絶縁材の耳の保護再使用可能な騒音音楽の睡眠のドラマーのための耳栓を取り消すことを減らすこと
シリコーン製の耳栓を使用すれば、周囲の音をカットしてくれるので、自分の声に集中してボイトレができます。
ハミングで練習をした際に、声が喉や口、頭のどの部分で響いているのかを意識して練習すれば、声のコントロールもしやすくなります。
歌が上手くなる『筋トレ』編
今回、歌が上手くなる改善ポイントとして
・声帯を支える筋肉
をリラックスさせればいいという話を紹介しました。
しかし、筋肉はリラックスさせすぎるのも筋肉が弱まる原因につながります。声帯の筋肉が弱まってしまうと、息漏れやかすれ声の印象が強い歌声になってしまいます。
息漏れやかすれ声を防ぐためにも、声帯周りの筋肉を程よくトレーニング、筋トレしてあげましょう。
以下の動画では、普段意識をしない声帯周りの筋肉の筋トレを紹介しています。
声帯周りの筋肉を筋トレして、透明感のある歌声を手に入れましょう。
まとめ
歌が上手くなるには、「リラックスを意識できるボイトレ」重要です。
リラックスを意識すれば、深い呼吸や声を支える声帯や表情筋をコントロールできるので、ハリやツヤのある声を目指すことができます。
しかし、リラックスを意識しなければ体中が力みや緊張の恋する乙女状態なので、声が思うように出なかったり掠れたりする原因につながってしまいます。
自宅でできる簡単なボイトレや道具を使ったボイトレ、筋トレに挑戦し、カラオケで素敵な歌声を披露しましょう。