自分の子供がリズム感がないと思って、悩んでいるママも多いかもしれません。リズム感がない原因は、何なんだろうと悩んでいませんか?
そこで、ここではリズム感がない子供の特徴や原因、さらには楽しみながらリズム感を養っていく方法をご紹介します。
もしかしたら、まだ気が付いていないだけで、お子さんにリズム感がない!なんてこともあるかもしれません。
また、リズム感がなくてもいいやと思っているかもしれません。ですが、リズム感は、音楽要素だけでなく、運動するためにもとても大切なもの。侮ってはいけないものなんです。
ぜひ子供にリズム感が身につくように、チェックしてみてくださいね。
リズム感がない子供の特徴は?
リズム感がない子供の特徴をいくつかあげてみます。
- 歌に合わせてダンスができない
- 手拍子も狂う
- スキップができない
- 球技が苦手
簡単にあげただけでもこれだけあります。しかも結構重要なことばかりだと思いませんか?
それぞれみていきますね。
歌に合わせてダンスができない
歌や曲を流してダンスをした際に、リズム感がないと明らかに流れている曲とダンスが合っていません。ちょっと遅れたり、その逆にダンスの振りの方がはやかったり…。
今は中学生からダンスが必修となっていますよね。中学生の多感な時期にリズム感がないことで、ダンスを披露するのが恥ずかしいと子供が思ってしまうのは、避けたいところです。
手拍子も狂う
一番わかりやすいのが、曲に合わせて手拍子をしたときに、手拍子が狂うことではないでしょうか。
初めは調子がよくても、曲が進むにつれて、手拍子が合っていないなんてことありませんか?
スキップができない
意外と多いのがスキップができない子供。スキップは独特なリズムで進むため、リズム感がないとなかなかできないんです。
できない子供が多いからといって、できなくていいや!では、子供が困ることも出てくるかもしれません。
スキップができるようになるためにも、リズム感を身に着けさせてたげたいところですね。
球技が苦手
リズム感は、運動をするうえでとても大切なことです。リズム感と運動は関係ないと思っている方も多いかもしれませんが、それは間違い!
例えば、テニスでサーブをするときにも、ボールを打つタイミングを見るのはリズム感ととても深い関りがあります。
さらに、バスケットボールやサッカーでドリブルをするのもリズム感との関りが深いです。卓球などのラリーができることもそうです!
これらのように、球技をうまくやるには、リズム感が必要となります。
音楽はできなくても運動ができる子のなってほしいと思っているママも多いかもしれませんが、どのみち、リズム感はとっても必要なことなので、しっかりと身に着けてもらいましょう。
ちなみに、球技を取り上げましたが、陸上競技などでもリズム感はとっても大切です。
幅跳びや高跳びもリズム感が必要。これはなんとなく想像つきませんか?
そのため、紹介してきた通り、運動が得意な子供になってほしい場合でも、リズム感が必要となるんです。
リズム感がない子どもの特徴
- 歌に合わせてダンスができない
- 手拍子も狂う
- スキップが苦手
- 球技が苦手
日本人独特のリズム感
日本人は独特のリズム感を持っています。この独特のリズム感こそ「リズム感が無い」と言われる原因でもあります。
リズム感はトレーニング次第でいくらでも良くなりますが元々、持ち合わせているリズム感が独特なので「その独特のリズム感の中での良い悪い」にしかなりません。
独特のリズム感とは?
簡単に説明しますと日本人が元々、持ち合わせているリズム感は育った環境の中で自然に身に付いたものです。
幼稚園や小学校の音楽の時間に、先生の取る手拍子などのリズムに合せて童謡を歌うことはよくありますが、この時に日本人独特のリズム感が身に付きます。
このリズム感は日本の童謡、民謡、演歌、日本舞踊で使われるリズム感です。このリズム感でJ-POPなど歌ったり、外国発祥のダンスを踊れば当然、ぎこちなくなります。
※J-POPは日本の音楽ですが、楽曲のスタイル(ロック系、R&B系など)自体は外国の音楽です。
多くの日本人が歌ったり演奏、または踊ったりするのは外国発祥の音楽が殆どですので、例え正確なリズム感があっても違和感のあるものになります。
日本人で「リズム感が良い」と言われる人は「外国のリズム感」を身に付けた人です。
余談ですが、久保田利伸や宇多田ヒカルが「リズム感が良くて歌が上手い!」と言われるのはリズムの取り方が、多くの日本人とはまるで違うことが大きな要因です。
リズム感がないのはリズム感を養うトレーニングをしてこなかったことも原因!
リズム感があるのとないのとでは、もともとのセンスの問題!なんて言う方もいますが、そうではありません。
リズム感がない原因のひとつには、小さいころにリズム感を養うトレーニングをしてこなかったことがあげられます。
もちろんリズム感を養ってあげたいといって、小さい頃から特別なトレーニングを積んできた子供は少ないと思います。
つまり、簡単なトレーニングでリズム感は身に着けられるということなんですよ!
中には最近人気のリトミックを習わせていたとか、小さい頃からピアノを触らせていたなんて方もいるかもしれませんが、多くはないはず。
また、普通に歩いている、会話ができるというのは、リズム感があるからこそできていることです。
リズム感がない、悪いからといって、諦めなくて大丈夫ですよ!
リズム感を楽しく鍛える方法!
普通に歩いている、会話もできている、それだけでもリズム感があるということ。とはいえ、リズム感が良いに越したことはありません。そこで、ここからは、リズム感を楽しく鍛えていく方法をいくつかご紹介していきます。
お子さんと一緒にチャレンジしてみて、今よりもリズム感を身に付けましょう。
簡単にリズム感が良くなる方法
リズムを取る方法で定番なのは手拍子ですが、この手拍子のやり方を少し変えるだけでリズム感は格段に良くなります。
4拍子で「1、2、3、4、」とリズムを取る場合、多くの人は「イチ」で手を叩きますが、この時に叩いた手を合せたままにしています。これが所謂、日本人独特のリズムの取り方です。
このリズムの取り方ですと「イチ」で叩いた手を合せたままなので「ニイ」の「ニ」で手を離し急いで叩くことになります。これがリズムがズレる原因です。
「イチ」の「イ」で手を叩いたら「チ」で手を離し元の位置に戻します。続いて「ニイ」は「ニ」で手を叩き「イ」で手を離して元の位置に戻します。「サン」と「ヨン」も同様の方法で手拍子をします。
このリズムの取り方をするだけで確実にリズム感は良くなりますし、リズムがズレることもなくなります。
このリズムの取り方を意識して次に紹介するトレーニング方法を試してみて下さい。
簡単なトレーニング方法「手遊び歌」
楽しいうえに簡単にトレーニングできるのが、手遊び歌です。小さい頃のたくさん手遊び歌をやりませんでしたか?
手遊び歌は簡単だからといって、侮ってはいけません。歌に合わせて手を動かすわけなので、リズム感が身につく要素がたくさんあるんです。
また、2人でできる手遊び歌もおすすめ。「アルプス一万尺」や「線路は続くよどこまでも」など、やった覚えがあると思います。ママと子供と一緒に手遊び歌をたくさんして、楽しくリズム感を身に付けましょう。
親子のスキンシップもとれるので、とってもおすすめですよ!
基礎的なトレーニング「メトロノームを使って手拍子をする」
メトロノームに合わせて手拍子ができるようにトレーニングする方法もあります。メトロノームは正確にリズムを刻むため、リズム感を鍛えるトレーニングにはぴったり。
また、手拍子をするだけでなく、メトロノームに合わせて言葉を話してみるのもあり!例えば、メトロノームに合わせて3文字の言葉を言うゲームをして遊んでみてはいかがでしょうか。
メトロノームは色々な活用方法があるので、ひとつもっておくといいかもしれませんね。
運動でリズム感を身につける方法「縄跳び」
どうせなら運動しながらリズム感を鍛えたいという方におすすめな方法が、縄跳びです。縄跳びもリズム感を必要とする運動のひとつ。
一定のリズムで飛ぶことができないと、縄跳びを習得するのは難しいですよね。
歌に合わせたり、親子で一緒に縄跳びで飛んでみたりして遊び感覚でリズム感を身につけてくださいね。
意外とできない?「歩きながら歌ってみる」
ただ歌を歌うのではなく、歩きながらや踊りながら歌を歌うトレーニングも有効的です。簡単そうに見えて、意外と難しいかもしれません。
歩くこと、歌うことをそれぞれ頭で考えてしまうと、つっかかっちゃってしまいます。
好きな歌を歌いながら、トレーニングしてみてくださいね。
もっと音楽を身近に!「音楽をたくさん聴く」
リズム感を鍛えるためにも、音楽をもっと身近に感じる必要もあるでしょう。そのため、好きなアーティストの曲でも、学校で習っている曲でもなんでもいいので、とにかく音楽をたくさん聴く環境を作ってあげるのもいいでしょう。
知らず知らず聞いている音楽に体でリズムをとるまでに成長することもあります。とっても簡単なトレーニング方法でもあるので、実践してみてくださいね。
リズム感を簡単に鍛える方法
- 手遊び歌
- メトロノームを使って手拍子をする
- 縄跳び
- 歩きながら歌ってみる
- 音楽をたくさん聴く
まとめ
自分の子供のリズム感がないのかもしれないと悩んでいる方におすすめしたい、リズム感を鍛える方法をご紹介してきました。また、リズム感がどれだけ重要なことなのかも説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
運動をするためにも、また日常的に会話をするためにも、リズム感は欠かせないことのひとつです。また、生まれつきリズム感がないなんてことはありません。鍛えればリズム感を身につけることだってできます。
諦めずに紹介してきたトレーニング方法を実践して、リズム感をより身につけてください。そして、音楽も運動も好きな子供に成長するように、協力してあげてくださいね。
中学生になるとダンスも必修科目となります。ダンスの授業にも積極的に参加できるように、今からリズム感を鍛えておきましょう!