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音楽記号

ト音記号とヘ音記号の関係や違いは?音階の覚え方や変換方法も詳しく!


大人になってからピアノを始める方も少なくありません。

難しいクラッシックが弾けなくても、自分が大好きな曲がひとつでも弾けるようになりたいと思って、始める方も多いはず。

難しい曲を弾くことがないにしても、ト音記号とヘ音記号の違いや関係性は知っておく必要がありますよね。

そこで、今回はト音記号とヘ音記号の違いやそれぞれの音階や変換について、解説していきます。

小さいころからピアノに慣れ親しんできた人には当たり前にわかるト音記号とヘ音記号ですが、大人になってからピアノを始めた人にはわからないこともあるでしょう。

とはいえ、初歩的なことだとなかなか人に聞くこともためらってしまいます。

ですが、ト音記号とヘ音記号を理解しないことには、次へ進めません。

自分の中でわからないと思っている部分を少しでもなくせるように、ぜひチェックしてみてくださいね。

ト音記号とヘ音記号の違いや関係は?

学生の頃、ト音記号とヘ音記号を習ったのを覚えていますでしょうか。簡単に説明してしまえば、右手で弾くことが多いのがト音記号、左手で弾くことが多いのがヘ音記号です。

基本的には右手がト音記号、左手がヘ音記号と覚えてもいいでしょう。

ですが、もちろん曲によって例外もあります。

クラッシックの曲によっては、ごちゃまぜになることも。右手が弾く部分にト音記号が出てきたり、いきなりヘ音記号になったりします。

とはいえ、初心者が弾く曲や、初心者用に書かれている曲の楽譜は、基本的には右手が弾く位置がト音記号、左手が弾く位置がヘ音記号になっている楽譜が多いはずです。

ピアノは五線譜を使用しますが、その五線譜の左端に示してあるのがト音記号かヘ音記号かどちらかです。

要するに、ピアノの鍵盤の弾く位置を示しています。

しかも、ト音記号とヘ音記号の「ド」を表す五線紙の位置は異なります。

そのため、楽譜を読むためには、ト音記号とヘ音記号の音階の場所を覚える必要があるわけです。

では、ト音記号とヘ音記号について、それぞれ紹介してきます。

ト音記号

ト音記号の場合、五線譜の下から2番目の線の上の丸が「ソ」にあたります。

線の上と線と線の間を使って音階を表しています。

つまり紹介した「ソ」から順番に降りてくると、「レ」が五線譜の一番下の線にぶら下がる形となります。

となると「ド」はどこに書けばいいの?と思ってしまうかもしれませんが、線は自分で書き足してOK!

ちなみに↓の画像の音は何だと思いますか?

下から2番目と3番目の間に丸があります。先ほど下から2番目の線の上の丸が「ソ」とご紹介したので、その一つ上の音、つまりこの楽譜が表している音は「ラ」になります。

このように、ひとつの音の場所さえ覚えてしまえば、そこから上がったり下がったりすればいいだけになるので、まずはひとつの音を覚えましょう。

ヘ音記号

ヘ音記号は、ト音記号で表す音よりも低い音を表しています。そのため、左手で弾く部分の多くはヘ音記号なわけです。

ト音記号で紹介したこの画像。

このト音記号の部分がヘ音記号になった場合、楽譜が表す音がなにかわかりますか?ト音記号では「ラ」でしたが、ヘ音記号の場合「ラ」ではありません。

ト音記号で「ラ」を表していたこの場所が「ド」にあたります。

このように、ト音記号とヘ音記号では音階を表す場所が異なります。

ちなみに、音階の数え方はト音記号もヘ音記号も一緒です。線の上、線と線の間とひとつずつ音階があがっていきます。

そして、ヘ音記号で上の「ド」を表す場所が、ト音記号で下の「ド」となります。

ト音記号とヘ音記号の変換方法は?

ト音記号で書いてある音をヘ音記号で書かなくてはいけないこともあるかもしれません。

またはヘ音記号で書いてるよりも、ト音記号に書き直したほうがわかりやすいなんてこともあり得ます。

ですが、ト音記号とヘ音記号では音を五線譜上で書く場所が異なると伝えてきました。となると、変換をしなくてはいけなくなりますよね。

変換の方法は、ずばり、覚えるしかありません

ト音記号とヘ音記号の音の場所を(楽譜上)しっかりと覚えて、ゆっくり丁寧に変換していくことが必要です。

とはいえ、ひとつの五線譜で表すと音を示す場所こそ変わってしまいますが、音階で表すとそのまま音を下げていくだけでいいんです。

ト音記号の場合、五線譜の下に自分で線を書いて丸を書くのが「ド」です。そしてヘ音記号の場合、五線譜の一番上に線を書いて丸を書くのが「ド」です。

この「ド」はどちらも同じ鍵盤の「ド」です。

この場所を拠点として覚えれば、後はのぼるかくだるかをしていくだけなので、わかりやすくなりますよ。

覚えるまでは、ト音記号とヘ音記号の音階を書いた楽譜を見ながら変換するといいでしょう。

また、楽譜を覚えるまでは、音符に「ド」や「ソ」など音の名前を書いたってOK!もちろんいちいち調べた方が覚えるかもしれませんが、それではピアノがどんどん楽しくなくなってしまいます。

音符に音を書いて、すんなり弾けるように練習するのもありなんですよ!

ト音記号の音階の覚え方

ト音記号の音階の覚え方としては、五線譜の一番下に自分で線を引いて丸を書いた下の「ド」から線の下、線の上、線と線の間とひとつずつ上がっていきます。

そして、上から三番目の線と上から2番目の線の間に書いた丸が上の「ド」になります。

このように、ひとつずつ線の上、線と線の間と上がっていくだけなので、覚えるのは簡単です!

どこかひとつ自分がわかりやすい音の場所を覚えておけば、そこからあがったりさがったりすればいいわけです!

ヘ音記号の音階の覚え方

基本的な覚え方は、ト音記号もヘ音記号も同じです。ヘ音記号の場合、上の「ド」を軸に考えると、五線譜の一番上に線を書いて丸をつけた上の「ド」からひとつずつ下がっていきましょう。下の「ド」は、五線譜の2番目と3番目の線の間になります。

ト音記号同様に、自分が覚えやすい音の場所を覚えて、上がったり下がったりして数えましょう。

楽譜の位置、音階を覚えるのはとても大変かもしれませんが、一度覚えてしまいましょう。

どの楽譜を見ても音の位置はかわらないため、一度覚えてしまえばこの先ずっと活用していけるのです。

覚えるのが大変な場合は、前でも説明していますがト音記号とヘ音記号の音階の楽譜を常に持ち、弾きたい楽譜と照らし合わせて音を確認すればいいのです。

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まとめ

ト音記号とヘ音記号の違いや変換の仕方をご紹介してきました。

言葉で説明するのはとても難しいですが、ピアノとト音記号とヘ音記号のそれぞれの音階の楽譜を持って確認すれば、より分かりやすく理解できるはずです。

ト音記号とヘ音記号の音階の位置を覚える必要がありますが、一度覚えてしまえばこの先ずっと活用できるため、頑張って覚えましょう。

しかも自分が覚えやすい音の位置をト音記号とヘ音記号でそれぞれひとつ覚えてしまえば、そこから数えられるため、すぐに音がわかるようになります。

最初は難しいかもしれませんが、ぜひ頑張ってト音記号とヘ音記号の音の位置を覚えてください。そうすれば、それぞれに変換しなくてはいけないときも、さらっとできるようになるはずです。

楽譜さえ読めれば、自分の好きな曲にチャレンジすることだってできるようになります。そのためにも、まずはト音記号とヘ音記号の違いを理解し、楽譜で示す音階の位置を覚えてくださいね。