友人たちとカラオケに行く機会が多い方も多いでしょう。また、会社の付き合いなどでカラオケで歌を歌わなくてはいけないことが多い人も多いかもしれません。
そんなとき、裏声と地声を混ぜるミックスボイスで歌を披露できたら、素敵だと思いませんか?
そこで、ここでは地声と裏声の特徴やつなげる方法、近づける方法、切り替え方法などを紹介してきます。地声っぽくうまく歌いかたも、ぜひチェックしてみましょう。
地声と裏声をうまく使いこなせば、より素敵な歌を披露できるはず。聞いている人を驚かせるくらい、うまい歌を歌えるようにチェックしてみてくださいね。
裏声と地声の間とは?
そもそも裏声と地声の間ってどこなんでしょうか。
地声とは、普段話しているような声のこと。
この地声で低い音からだんだん高い音を歌ってみましょう。
どこかで苦しくなるポイントがあると思います。
ですが、この苦しくなったポイントを裏声で歌ってみると、意外や意外。キレイに歌える、苦しくなく音が出せることがあります。
このポイントが地声と裏声の中間点です。ちなみに、地声から裏声に切り替えるポイントを換声点(かんせいてん)とも言います。
地声でも裏声でも歌えるこの中間点は、どちらの声で歌ってもOKです。
歌いやすい声を使って歌いましょう。
とはいえ、地声と裏声を切り替える方法がよくわからないとも思うはず。その点は、次でご紹介しますので、確認してみましょう!
裏声と地声をつなげたり切り替えたりする方法は?
地声と裏声のつなげ方、つまり切り替える方法が知りたい人も多いでしょう。
地声と裏声の切り替えがうまくいかないと、音の強さがいきなり変わってしまったり、音程が不安定になってしまいます。
地声と裏声を違和感なくつなげるトレーニングをすることで、その問題点は解決できるかもしれません!
地声と裏声の使い分けをうまくこなし、より素敵な歌を歌いたいという方は、これから紹介するトレーニング方法を試してみてください。
自分の地声と裏声をよく聞く
地声と裏声の強さに大きな差があってしまっては、切り替えやつなげる際にうまくいくわけがありません。そのため、まずは自分の地声と裏声をよく聞いてみましょう。
声の強さや、声質などにどの程度の差がありますか?その差をしっかりと把握するように聞きこんでみてください。
地声と裏声のバランスを調整する
自分の地声と裏声の音の強さ、声質などの差が確認できたら、そのバランスを調整する必要があります。
例えば、地声の方が強いと感じた場合は、地声の強さをおさえつつ、裏声を強化していきましょう。ちなみに、裏声の方が強いということは、少ないでしょう。
実際につなげてみよう
地声と裏声のバランスがとれたなと思ったら、実際につなげてみましょう。まずは「ウ」、そして「ア」の音で歌ってみて、慣れてきたら他の言葉でもやってみましょう。
ここからはとにかく練習あるのみ!
自分の地声と裏声を聞きこみ、バランスを調整し、練習する!これをぜひ実践してみてくださいね。
ミックスボイスとは?
ここからは、ミックスボイスについて解説していきましょう。そもそもミックスボイスって何?と思っている方も多いと思いますので、そこから紹介してきますね。
ミックスボイスとは、地声と裏声を一度にどちらも使う歌い方のことを言います。
といわれても、頭に「?」が浮かぶ方が多いはず。
つまり、地声と裏声がまざった中間の声!
そんな声が出せるようになったら素敵ですよね。
ミックスボイスが出せるようになると、地声が持つ強さを持ちつつ裏声が持つ高音が出せるようになるんです。
喉に負担をかけずに高音が出せるようになる技なので、身につけて損はありません!
このミックスボイスで歌うアーティストの一例をあげると、
- スピッツ
- 秦基博
- Superfly
- B’z
などです。
次でミックスボイスを出す方法をご紹介しますが、その方法を理解した上で、上記にあげたアーティストの曲を練習するのがおすすめですよ。
裏声と地声の混ぜ方!ミックスボイスを出す練習方法
ではここからとっても大切なミックスボイスを出す方法をご紹介します。ミックスボイスを取得できれば、より歌をうまく歌えますし、素敵な声で聞いている人を魅了できるかもしれません。とにかくミックスボイスは習得して損はありませんので、ぜひ練習してみましょう。
まずはポイントをおさえます。何をする必要があるのか一通り確認しておきましょう。
- 腹式呼吸
- リラックス
- ハミング
- 表情筋を使う
こんな感じです。ひとつずつ詳しくみていきましょう。
腹式呼吸
ミックスボイスに限ったことではありませんが、歌をうまく歌うためには腹式呼吸はとっても大切です。
腹式呼吸をマスターしないことには、ミックスボイスだけでなく、様々なテクニックを習得することはできません。
初心者は、どうしても胸式呼吸になりがちです。横隔膜を支える腹式呼吸をマスターしましょう。
横隔膜周辺に力をいれるように歌ってみてくださいね!
リラックス
ミックスボイスは、力を入れながら高音を出す歌い方ではありません。そのため、喉の力をぬいて、リラックスする必要があります。
実はリラックスを意識的にするのって難しいこと。ですが、ここはリラックスすることに意識を集中して、喉だけでなく体もリラックス状態をつくり、歌うように心がけてください。
ハミング
まずはハミングで感覚をつかみます。
つまり鼻歌で高い音を出してみましょう。声を喉から鼻の奥、そして頭に続いていくようなイメージで出してみてください。
鼻の奥で音が響いている感覚がつかめたら、その感覚を覚えてください。
鼻の奥で響いている感覚が、ミックスボイスで発声する感覚です。
そのため、まずはハミングでこの感覚がつかめるように、練習してみましょう。
表情筋を使う
表情筋を動かすことで、口角があがります。
そして口角があがると、口が横にも広がり高音が出しやすくなるんです。また、口の周りの筋肉がほぐれることで、より響くを得ることもできます。
口や目をギュッとすぼめ、パッと開く、この簡単な動きを繰り返し行いましょう。これだけで、筋肉がほぐれます。歌う前にこのストレッチを行うだけでも、声に差がでるはずですよ。
番外編
今まで解説してきたことができるようになったら、息使いにも気をつけてみるのがポイントです。
ですが、素人が簡単にできることではないため、ボイトレに通うのがおすすめ。とはいえ、カラオケでうまく歌いたい程度なら、ボイトレに通うのは大変かもしれませんね。
ここでの息使いとは、腹式呼吸をマスターしたら、腹筋で息をコントロールすることを指します。難しいですが、ここまでできるようになるとより素敵な声を出すことができますよ。
まとめ
カラオケでより素敵な歌が歌えるように、地声と裏声の間、地声と裏声をつなげる方法、ミックスボイスを出す方法をご紹介してきましたが、できそうでしたか?
地声と裏声をうまく使いこなすことで、より素敵な声で歌を披露することができるはず。さらにミックスボイスをマスターすれば、多くの人を魅了できるはずです。
カラオケに行く機会が多い方は、できれば聞いている人が感動する、喜んでくれるような歌を披露したいですよね。そのために、ますは練習をして、地声、裏声を使いこなし、ミックスボイスをマスターしてみてください。そして、感動的な歌を披露してくださいね。