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ドラムセット

バスドラムのミュートで毛布やフェルト、シールやジェルの使い方や効果は?オリジナルで作る方法も


「バスドラムをミュートする」ということは、ドラム奏者であれば誰もがわかることかと思います。

バスドラムをミュートできるアイテムといえば、「毛布」や「シール」などが一般的によく使われていますが、果たしてその中でどれが自分の演奏する曲、または自分の奏法にふさわしいミュートのアイテムなのかは、あまり考えずに決めてしまっている人が多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、バスドラムのミュートについて詳しくお伝えしていきます。

バスドラムのミュートの意味

 

 

そもそもバスドラムにミュートをする意味、効果はご存知でしょうか?
ただ単に音を抑えるだけではありません。

まず、バスドラムのチューニングが苦手な方でも、ミュートすることによって余分な倍音や響きをカットし、簡単に安定した音を出すことができます。

またレコーディングやライブでマイクを立てる場合は、かなり近い位置にマイクを立てますがミュートが無いと、ぼやけた音になってしまいがちです。

ミュートすることによりドラムらしいサウンドが出せるため、必要以上な修正を避けることができ、ドラム本来の音を活かしたサウンド作りが可能となります。

ミュートをする効果

余分な倍音や響きをカットし、ドラムらしいサウンドが出せる

上記のような事を知らずにただミュートしていても意味がないので、しっかりと理解しておきましょう。

さらにミュートには様々な種類があるため、それらも知った上で合うものを選びたいですよね。
では次に、どんな種類があるのかを見ていきましょう。

 

バスドラムのミュートの種類

 

バスドラムのミュートは大きく分けて2種類あり、「バスドラムの中に入れるミュート」と「ドラムヘッドのヘッド(打面)に貼るミュート」があります。

ではそれぞれの特徴を見てみましょう。

バスドラムの中に入れるミュート
  • アタックが強調されて、はっきりとした音を出すことができる
  • よくポップスで聞く響きの短いサウンドはこれによって作られている
  • 毛布などが使用される
ドラムヘッドのヘッドに貼るミュート
  • ビーターが当たる位置に貼るものが多い
  • 中に入れるミュートよりもさらにアタックが強調される
  • 耐久性が上がる
  • シールやジェルなどが使用される

どんなアイテムをつかってミュートするのかという以前に、どちらの効果が得たくてミュートするのかをまずは決めるとアイテムが決まりやすいですね。

毛布の効果と使い方

 

 

バスドラムのミュートと聞いて、一番最初に思い浮かぶくらいに「毛布」はメジャーなアイテムかと思います。
毛布は先ほどご紹介した種類の「バスドラムの中に入れるミュート」にあたります。

なぜ毛布なのか?というと、様々な形に変えることができ、調整がしやすいからです。

では、具体的に毛布をどのようにすれば、より効果的に使えるのでしょうか?
入れる毛布の質でもサウンドは変わってくるため、そこは色々な毛布を用いて理想に合う物を選びましょう。

毛布の入れ方は、もともとヘッドに穴の空いているバスドラムであればその穴から入れると簡単に入れられますし、随時調整も可能です。

穴の空いていないバスドラムの場合は、穴を自ら開けなければなりません。

毛布が入れられたらあとは、どの位置が一番出したい音に近いのかを試しながら調整しましょう。

ミュートに毛布を使う意味

毛布の形や位置を変えられ、調節しやすい

毛布だけだと軽いため、バスドラムのミュート専用の重しや、代用できるもの(鉄アレーなど)も入れると、さらにしまったサウンドになります。

フェルトの効果と使い方

 

 

フェルトを使ったミュートは「フェルトミュート」や「帯ミュート」と呼ばれています。

毛布を使うよりも、バスドラムのオープンな鳴りを活かす場合に用いられるミュートの方法で、パワフルな音を出しやすいのが特徴です。

使い方は、わずかにヘッドに圧力がかかった状態で、両端を引っ張りながらヘッドにしっかり密着するように張ります。

これがうまく密着していないと、サウンドにもしまりが出にくくなってしまうので注意してください。

シールの効果と使い方

 

 

ミュートのアイテムとしてシール状のものは「インパクトパッド」と呼ばれています。

バスドラムのヘッドの、ビーターが当たる部分に貼ります

決まった場所に貼るので、基本的には取り外したり調整したりする事はしません。

サウンドは、よりアタック感が増して、硬いものになります。

また、直接ヘッドにビーターが当たらなくなるため、ヘッドの耐久性が上がるという効果もあります。

ジェルの効果と使い方

 

ジェルといっても髪の毛につけるような液状のものではなく、少し柔らかい透明のボタンのようなものです。ヘッドに貼り付けて使用します。

バスドラムだけでなく、スネアやタムなどにも使うことが多く、サイズが小さいです。
そのため、バスドラムのような大きいヘッドに対しては効果が薄く、あまりミュートとしては活躍しません

ミュートの効果を得たいのであれば、選ぶべきアイテムではないようですね。

これまでご紹介してきたミュートのアイテムの他にも、自分で用意できるものがあります。次にそちらを見ていきましょう!

オリジナルで作る方法

 

オリジナルで用意ができればわざわざ買わずにできるので、急遽必要になった時や、あまりお金をかけたくないときに役立ちます。

それでは、そのオリジナルアイテムと、使い方を見ていきましょう。

バスタオルなどの布
  • 穴が空いていないバスドラム
  • ヘッドの外側から布を筒状にして、下側半円にガムテープで固定する
ガムテープ
  • フロントヘッドに丸めて貼る
  • 共鳴を微調整できる
  • ヘッドの穴の周辺から不要な倍音が出ているときにも、ガムテープを貼る事で抑えることができる
  • 使い方は毛布と同じ
  • 毛布よりも響きを活かしたサウンドが作れる
ティッシュとテープ
  • ヘッドに程よい大きさに折って貼る
  • ただ、あまり重量感がないので、バスドラム ではなくスネア等に使う人が多い

 

もちろんこれだけではありませんが、オリジナルアイテムの中でも使っている人が多く、用意するのも簡単なものをご紹介しました。

もしかするとこちらに理想とするミュートができるアイテムが隠れているかもしれません。
色々試してみて、自分にぴったりなものを見つけてみてください。

まとめ

 

ここまでのミュートの効果や手軽さをみていくと、バスドラムをミュートせずにそのまま使うのはもったいないほどですね。

ぜひまだ自分のドラムのバスドラムにはミュートをしていない方や、しているけど1つのアイテムを今までずっと使っていたという方は、演奏する曲や自分の奏法、クセに合わせて最適なものを使いましょう。

  • バスドラムのチューニングが苦手でも、ミュートすることによって余分な倍音や響きをカットし、安定した音を出しやすくなる
  • ミュートするとドラムらしいサウンドが出せるため、必要以上な修正を避けることができ、ドラム本来の音を活かしたサウンド作りが可能
  • バスドラムのミュートには中に入れるものとヘッドに貼るものがある
  • よく使われるアイテムは「毛布」「フェルト」「シール
  • あまり小さく軽いものはバスドラムのミュートには向かない
  • ミュートのアイテムは布やガムテープなどで自作もできる

以上、バスドラムのミュートについてお伝えしました。

自分で聞いてもあまり違いがわからない場合は少し離れたところから他の人に聞いてもらい、よりよいオリジナルサウンドを見つけましょう。