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スネア

スネアのチューニングで太い音・低音にしたりピッチを合わせる方法は?スナッピーやサスティーンの調整は?ジャズ演奏時と違いはある?


スネアのチューニングをする際に、太い音や低音にする方法、ピッチやサスティーンの調整などどのようにしたらいいのか、わからないことはありませんか?

そこで今回は、太い音などにする方法や、様々な調整方法のコツ、スナッピーについて、ジャズとの違いなどを紹介していきます。

スネアのチューニングで少しでも疑問があった場合は、ぜひ参考にして、自分が望むスネアの音が出せるように、調整してみてくださいね。

スネアのチューニングでピッチを合わせる方法

スネアのチューニングでピッチを合わせるには、どうしたらいいのでしょうか。そもそも、打楽器のチューニングってどういうことなんだろうという疑問が浮かび上がる人もいるかもしれません。

打楽器も管楽器や弦楽器同様、チューニングが必要です。チューニングをすることで、自分が望む音色を作るのです。

スネアをチューニングするには、調整できるところがいくつかあります。その場所ごとに紹介していきますので、チェックしてみましょう。

スネアの打面のチューニングでピッチを調整

スネアの打面を調整することで、ピッチが決まります。打面の張り具合で、ピッチが変わるのです。張り方がキツければキツイ程高音になります。

ヘッドの張力が均等になるように、調整してください。

それぞれのボルトから2cmくらいのところをスティックで叩きながら音程を均一にしていきます。

均等にするのは、少し難しい技術となりますが、最初のうちは偏りをなくしていくことを気にかけて行なってみてください。

スネアの裏面のチューニングで、サスティーンを調整

サスティーンを調整するには、スネアの裏面をチューニングしましょう。ちなみに、サスティーンとは、音の響きや余韻のことを指します。

裏面の貼り具合がキツければ響きが少なくなります。つまり、緩めに張ることで響きが大きくなるのです。

裏面も打面同様の方法で、貼り具合を調整してくださいね。

 

スナッピーを外す

スネアにはスナッピーと呼ばれる響き線が裏面についています。コイル状に細かく巻いた鉄製の響き線は、通常20本あります。スナッピーがついていることにより、スネアらしい明るい音が出ます。

スナッピーを外してスネアを叩いてみると、ポンという音が出ますよ。スネアの音として想像するものとは違っているので、いかにスナッピーが大切なものかもわかります。

ですが、なかなか思ったような音が出ない時には、一度スナッピーを外して調整してみてください。また、スナッピーはストレーナーと呼ばれるスイッチで、オンオフの切り替えができるので、オフにして叩いてみるのもありですよ!

スネアのチューニングの仕方

  • 打面の張力が均一になるように、ボルトから2cmのところをスティックで叩いて調整する
  • 裏面も同様にチューニングする
  • うまくいかなければスナッピーを外して音程をとる

ジャズの場合は?

ジャズの演奏にスネアを使用する場合は、ハイピッチに張ってください。さらにスナッピーもやや張り気味にしましょう。

太い・低音にする方法

スネアの音を太い音、また低音にする方法としては、チューニングの方法でもお伝えした通り、ヘッドを緩めてみましょう。そうすることで、スネアの音程が低くなりますよ。

ちなみに、音量を下げたい場合は、タオルなどをかぶせて叩くのもあり。

スネアと一口にいっても、様々な音が出せる楽器なので、いろいろと試してみて、自分が思うような低音や太い音が出せるように調整してみてくださいね。

太い音を出すためにはヘッドを緩める

 

スナッピーがざざざと鳴るときは?

スネアの裏面についている響き線であるスナッピーがざざざという音を出してしまい、それが気になってどうしようもないなんてこと、ありませんか?これは不快な残響音が出てしまっているのでしょう。

ざざざと音が残ってしまうときは、ヘッドとスナッピーの触れ方に問題があるのかもしれません。

  • スナッピーが均等に真っすぐに張られているか
  • スネアの真ん中に張られているか

を確認してみてください。傾きや偏りがあると、きちんとした役割を果たせていない可能性があります。

上記を確認して直したとしても、まだざざざという音が気になるようなら、

  • スナッピーを新しいものに変える
  • 打面をミュートする
  • チューニングをやり直す

を試してみてください。

フォーンと高い音がするときは?

スネアを叩くと、フォーンという高くて嫌な音がすることがあるかもしれません。そんな時の対処法もご紹介しておきましょう。

ピッチが低くチューニングされている可能性があります。

自分がいいかなと思っているよりも高めにチューニングしてみてください。実はそれくらいでOKなのです。

それでもフォーンという音が気になる場合は、もしかしたら気にしすぎの可能性もあります。倍音を感じてしまいすぎているのかもしれません。他の人からしたら気にならない程度の音かもしれませんよ。

自分だけで判断せずに、他の人にも聞いてみてもらいましょう。

たたく場所によっての音のばらつきはどうする?

スネアはたたく場所によって、音がばらつくなと感じた場合は、チューニングをした際、ヘッドの張り方に違いが出ている可能性があります。

均等に張られているかどうか、再度確認してみましょう。

とはいえ、たたく場所により、倍音の違いが出てくることもありますよ。

テンションの種類とピッチの合わせ方

スネアのヘッドとシェルをとめるためのものが、テンションボトルです。これはスネアにより数に違いがあります。だいたい8個~10個です。

このテンションボルトの締め方でチューニングをすることができます。チューニング方法はその人によって違うのが正直なところではありますが、一般的には対角線上に締めてチューニングします。

ちなみに、10個のテンションボトルがついているもの、10テンションと呼ばれることもありますが、こちらの方が安定性があります。というのも、1つのテンションボトルにかかる負担が軽くなるから。

8テンションは、シェルの鳴りが出やすくなるのが特徴です。ですが、テンションがかかる部分が少ないため、音にムラが生じてしまうこともあります。

pやppがきれいになる調整方法

スネアでpやppの音を出したいこともありますよね。だからといって、ただ小さい音を出せばいいってことではありません。スネアらしい音でありつつ、小さい音を出したいのです。響きがあり、さらには芯のある音!

そんな時はどんな調整をしたらいいのでしょうか。

スナッピーをギリギリまで張る

小さく叩いても、スナッピーが反応するくらいまで張ってみてください。そうすることで、響き線がきちんと鳴ってくれ、小さく叩いたとしてもスネアらしい音を鳴らすことができますよ。

ミュートをかけない

小さい音が欲しいからといって、ミュートをかけてしまうとぼんやりした音になってしまうのはしょうがないこと。ぼんやりとした音ではなく、芯のある音が欲しい時は、思い切ってミュートをかけるのをやめましょう。

まとめ

スネアのチューニング方法、太い音や低い音を出したい時の調整方法、スナッピーの調整などをご紹介してきました。さらには、高く嫌な音がしてしまうときや、気になる残音があるときの対処法、pやppを出すときの調整法など、なんとなくお分かりいただけたでしょうか。

スネアのチューニングは慣れるまで大変かもしれませんが、まずは違和感がなく、さらには自分が望む、好む音が出るように調整してみましょう。続けていくことで慣れてくるでしょう。

また、倍音がどうしても気になってしまう場合は、自分だけで判断せずに、人にも聞いてもらうのもおすすめのコツです。意外と平気だったりするので、他の人にも相談してみてくださいね。