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コントラバス

コントラバスの弦の種類と特徴を比較!おすすめメーカーと弦の寿命・張替え方法も詳しく


コントラバスの弦は他の弦楽器と比べても値段が高いです。そのため、できれば弦選びで失敗したくないですよね。とはいえ、なかなか比較できないのが難しいところ。

そこで今回は、コントラバスの弦の種類、人気のメーカー、おすすめの商品、さらには値段相場や寿命について解説していきます。

もちろん実際に手に触れて、さらには演奏してみないとわからないところはありますが、基本的な情報を知っておくことはとても大切

ぜひチェックして、コントラバスの弦に関する悩みを解決していきましょう。

コントラバスの弦の種類を比較

コントラバスの弦と一口に言っても、かなりの種類のものが販売されています。どのような演奏法、どのような場面でコントラバスを演奏するのかによって、選ぶ弦も変わってきます。

また、コントラバスには弦が4本のものと5本使用しているものとあります。まずはご自分のコントラバスがどちらの仕様なのか、確認しておいてくださいね。

弦の素材

コントラバスの弦は、大きく分けて3つの素材に分けることができます。

  • ガット弦
  • スチール弦
  • シンセティック弦

3つです。

ガット弦とは、羊の腸を使用した弦。また、芯はガット、周りは金属という弦も販売されています。ですが、ガット弦はとにかく値が張ります。さらに、湿度に影響されやすい弦のため、扱いが難しいため、熟練したコントラバス奏者が使用するような弦。吹奏楽などで使用するには向きません。

スチール弦は一般的に使用されている弦。丈夫で安定感がある弦なので、吹奏楽部の学生が使用するのもおすすめ。価格も安価なものから高価なものまで、幅が広いので、使用する状況に合わせて弦を選ぶことができます。

そしてシンセティック弦ですが、こちらは人工的なガット弦です。音の豊かさは、ガット弦と比較すると劣りますが、その分ガット弦よりも低価格で販売されているうえ、湿度の変化にも強いのが特徴。

弦の種類 値段 湿度との関係 音色
ガット弦 高価 弱い 柔らかい
スチール弦 安価~高価 安定 明るい
シンセティック弦 安価 強い クリア

弦の柔らかさ

コントラバスの弦の柔らかさも違いがあります。これは演奏する状況や演奏する方法に合わせて選ぶ必要があります。

テンションが硬いものだと、指が痛くなってしまい、初心者などは長時間演奏することが難しくなります。吹奏楽などの練習は長時間に及ぶことが多いので、できればテンションが柔らかいものを選んでおきたいところですね。

コントラバスの弦でおすすめメーカー!人気なのは?

コントラバスの弦は、いくつかのメーカーから販売されています。その中でも人気があるメーカーをいくつか紹介しますので、チェックしてみてくださいね。

コントラバスの弦のメーカー

  • Pirastro(ピラストロ)
  • Thomastik(トマスティーク)
  • D’Addario(ダダリオ)
  • SAVAREZ(サバレス)

このあたりがコントラバスの弦の有名なメーカーです。中でもPirastro(ピラストロ)はコントラバスの弦の中で一番有名かつ人気があるメーカーでしょう。販売されている弦の種類が多いのも特徴。

各メーカーのおすすめの弦は、後ほど紹介しますので、そちらを確認してください。

弦の値段相場は?

弦の種類でも紹介したように、使用している素材によって値段の差がかなりあります。さらにメーカーによっても値段が変わるのはもちろん、販売している店舗でも差があるので、購入前に比較するのがおすすめ。

ですが、だいたい2万円~4万円程度かかるものと思っておくといいでしょう。

コントラバスは大きな楽器なので、弦が高価なのはなんとなく想像がつきますが、やはりいい値段ですね。

次からはそれぞれのメーカーからおすすめの商品を紹介していきます。ぜひ比較してみてくださいね。

Pirastro(ピラストロ)でおすすめは?

コントラバスの弦の種類の多さでも知られるPirastro(ピラストロ)。人気のメーカーでもあるため、ピラストロの弦を使用している方も多いです。そんなピラストロのおすすめの弦をいくつか紹介します。

オリジナルフラットクロム

ピラストロの弦の中でもポピュラーな弦がオリジナルフラットクロムです。スチール弦で、細めの弦が特徴です。明るい音色を奏でられると人気の弦。定価は7万円を超えますが、半額程度の価格で販売している店舗も多いので、安心ですね。

フレクソコア

こちらは、4本の弦で定価5万円を超えるスチーム弦。ですが、こちらも半額程度の価格で販売されています。フレクソコアは、発音が早いのが魅力です。

フレクソコアデラックス

フレクソコアと比較すると音の伸びが気持ちいい弦です。こちらもスチール弦。ストレスが少なく弾くことができると評判です。

Thomastik(トマスティーク)でおすすめは?

オーストリアのメーカーであるThomastik(トマスティーク)。吹奏楽というよりもジャズやポップスの演奏でよく使用されているコントラバスの弦です。

ベルカント

ベルカントはスチール弦です。温かい音色が出る弦で、柔らかい印象を持ちます。その分、力強い印象は薄めです。

スピロコア ミディアム

ジャズやポップスを演奏する人の間では、スタンダードな弦として知られるスピロコア ミディアム。弦が柔らかいのが特徴なので、押さえやすいと人気。さらに耐久性に優れているのも高ポイントです。

D’Addario(ダダリオ)でおすすめは?

D’Addario(ダダリオ)はアメリカのメーカーです。エレキベースの弦を多く取扱っているため、エレキベースの弦のメーカーとして有名ですが、コントラバスの弦の取扱いもあるのです。

ヘリコア

明るい音色を出してくれるスチール弦。ですが、硬めの音なので、金属的に感じる人も多いのが不安点。他のメーカーの弦よりも、価格が低いのがポイント。他の弦よりも手ごろな価格で手にはいるので、試してみる価値はあるかもしれません。

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コントラバスの弦の寿命は?切れた弦はどうしたらいい?

コントラバスの弦は、高価なものなので、できれば長い期間使いたいですよね。とはいえ、寿命があるのはしょうがないこと。寿命を迎えているのに、そのまま使い続けてしまうのは避けましょう。ここでは、コントラバスの弦の寿命、切れた弦について紹介していきます。

コントラバスの弦の寿命

コントラバスのの弦の素材や、メーカーによって寿命に差がありますが、だいたい1年~2年で交換するのがおすすめ。ですが、吹奏楽部などで使用しているコントラバスの場合、学校の持ち物であって、なかなか1年~2年で弦を交換するのは難しいかもしれません。

弦が硬くなってきた、チューニングが合わなくなってきた、弦がざらついてきたと感じた時は、寿命を過ぎている可能性が高いです。演奏にも影響することなので、これらの症状を感じた時は、弦を交換できるように、先生に相談してみましょう。

コントラバスの弦が切れた

寿命を迎えていなくても、コントラバスの弾き方などによって弦が切れてしまうこともあります。1本だけ切れてしまった場合は、1本売りの弦を購入して、出費を抑えましょう。

張り替えの仕方は?

大きな楽器であるコントラバスの弦の張り替えは大変そうなイメージがありますよね。そのため、しっかりと張り替え方法を確認してから、弦の交換をしてください。

まずは、コントラバスを仰向けに寝かせます。そして、必ず1本ずつ弦を交換してください。4本もしくは5本を一度に緩めることはしないでくださいね。E線、G線、A線、D線の順番に張り替えるのがいいでしょう。

また、新しい弦はすぐに楽器に付けるのではなく、一度ふき取りをしてからにしましょう。

このひと手間をすることで、金属粉や汚れを取ることができます。

そしてここでもうひとつ手間をかけるのがポイント。

弦の滑りをよくするため、ろうそくのろうをまくらと駒の溝に塗ってみてください。ろうが難しい場合は、濃いめの鉛筆でなぞりましょう。

これだけで、チューニングのしやすさが全然違うんです。

そして、新しい弦を裏側からテールピースの穴に通します。そして弦の先をヘッドの糸巻きの穴に通し、ギアの反対方向に2回~3回巻きます。

そしてその上にクロスするように巻く方向を変えてさらに巻きます。

その後音程を合わせるため、チューニングをしてください。

張り替えてすぐは、音程が低くなることがあるので、頻繁にチューニングをするといいですよ。

まとめ

コントラバスの弦の種類や相場、さらにはおすすめのメーカーやその商品も紹介してきました。大きな楽器なので、弦も高価なため、実際に使用しての比較は難しいです。

ですが、少しの知識を頭に入れておくだけで、自分に合った弦を絞り込むことは可能。

この記事が少しでもコントラバスの弦の比較のお手伝いになっていれば幸いです。

また、弦の張り替えはとても大変ですが、コントラバスは重厚感がある素敵な音色を出す楽器です。

取扱いに十分注意し、さらに弦に手をかけてあげることで、より素敵な音を出してくれるはずです。

コントラバスの弦の値段は高いため、頻繁に交換することは難しいですが、寿命を迎えている弦はチューニングが合わなくなり、他の奏者の迷惑になることも。

弦の交換時期

  • 弦が硬くなってきた
  • チューニングが合わなくなってきた
  • 弦がざらざらしている

これらの症状を感じた時は、ぜひ弦の交換をしてください。

しっかりと弦の寿命を見極め、そして手入れをしてあげてくださいね。