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クラリネット

バスクラリネットマウスピースで初心者におすすめは?正しい選び方とメーカー間で使いやすさを比較!


バスクラリネットのマウスピースの選び方は?

初心者でも使いやすいバスクラリネットのマウスピースは?

ここでは、バスクラリネット初心者の方のために初心者でも使いやすいマウスピースの選び方をご紹介します。

マウスピースは吹奏感に関わる重要な部品です。

しかし、種類がたくさんあってどれを選べばよいのか分からない・・・そんな方も多いはず。

そんな方のために、マウスピースの種類やおすすめのメーカーをまとめてみました。

バスクラリネットマウスピースの種類は?

まず初めにバスクラリネットのマウスピースの種類をご紹介していきます。

この記事をご覧になっている方はもうすでにご存じかと思いますが、クラリネットには多くの種類が存在します。

一般的なものが、B♭クラリネット、より高音が出るのがEクラリネット、そして、低音領域が出るサイズの大きいバスクラリネットです。

楽器の大きさが違いますので、もちろんマウスピースの大きさもそれぞれ異なります。バスクラリネットには、バスクラリネット専用のマウスピースを選ぶ必要があるのです。

それでは、実際にどのようなマウスピースがあるのか、代表的なマウスピースの種類を、メーカーごとにご紹介していきたいと思います。

①Vandoren(バンドレン)

バンドレンは、木管楽器アクセサリーのトップブランドです。

1905年よりマウスピースやリードといった、アクセサリーの取り扱いを始めた歴史あるブランドです。

バスクラリネットのマウスピースには、B44、B45、B40 、B46、B50があります。

あらゆるタイプの演奏者のニーズに応じて、多くのモデルが作られている「トラディショナル」シリーズのラインナップから販売されています。

②YAMAHA(ヤマハ)

YAMAHAは、日本を代表する楽器やオーディオ製品を販売する企業ですね。

YAMAHAのバスクラリネットマウスピース4Cは、バスクラリネット用のスタンダードなモデルのマウスピースです。

お求めやすい価格で、吹きやすさが嬉しいポイントです。フェノール樹脂で作られています。

③ビュッフェ・クランポン

クラリネットを代表する有名メーカーといえば、ビュッフェ・クランポンの名前が挙がるでしょう。

フランスを代表するクラリネット奏者が設計から携わったことで知られる、品質の高いマウスピースです。

④ベイ

ベイのマウスピースは、4種類のティップオープニングとフェイシング長さから自由に組み合わせを選ぶことができます。

奏者の好みによって、吹き心地が選べるのが特徴ですね。※ティップオープニングについては後ほど詳しくご説明します。

バスクラリネットのマウスピースの種類を大まかにご紹介いたしました。

次は、マウスピースを選ぶ時に気をつけるポイントについて解説していきたいと思います。

選び方で気を付けることは?

マウスピースは、吹奏感や音色に関わる大切な部品です。

したがって、初心者に限らず、マウスピースを選ぶ際は、以下のポイントを見極めて選ばないといけません。

<マウスピースを選ぶ時に見極めるポイント>

  • 自分の好みの音色が出せるかどうか?
  • 吹き心地はどうか?吹きやすいか?
  • 音程がとりやすいか?

これらのポイントは、マウスピースの材質やマウスピースの先端とリードの先端の開き具合「ティップオープニング」、そしてリードとの相性など、多くの要素が組み合わさって変わってくるものです。

ここでは、マウスピースの吹奏感に大きく関わる「材質」ティップオープニング」に着目してみたいと思います。

先ほどご説明したとおり、マウスピース選びには、「材質」と「ティップオープニング」が重要なカギとなります。

ティップオープニングとは、簡単に言うと「マウスピース先端とリード先端の間の隙間」のこと。

この隙間が大きくなると、それだけ沢山の息が必要になります。その一方で、音色はやわらかくなる傾向にあります。

それに対して、隙間が狭いと少ない息の量で吹くことが出来るので、初心者にとって吹きやすい一方で、音量が小さくなる傾向にあります。

息の量が少なくて済むので吹きやすいのですが、音量は期待できないというデメリットがあります。

ティップオープニングは、人それぞれの吹き方や吹き心地の好み、そして技術によって、合う・合わないが変わってくる部分です。

材質は、一般的なのが、「エボナイト」です。

エボナイトは、天然ゴムなどの原料をもとに加工を加え、合成樹脂状にした一般的なゴム製品で、クラリネットのマウスピースの一般的な材質です。

そのほか、「アクリル樹脂」や「フェノール樹脂」、そして「クリスタルガラス」があります。

フェノール樹脂は、吹きやすい一方で音色自体の深みはあまり期待できず、さらに摩耗が激しい側面があります。

クリスタルガラスは、クリアですっきりした音色が特徴的ですが、吹いた時の抵抗感が強いことで知られています。

このように、材質によって吹奏感がかなり異なりますので、マウスピースを選ぶ際は、押さえておきたいポイントです。

<マウスピースの選び方>

  • ティップオープニングに気を付ける:隙間の大きさで息の量が変わり音量も変わる
  • マウスピースの材質を選ぶ:【エボナイト】【アクリル樹脂】【フェノール樹脂】【クリスタルガラス】

おすすめメーカーはバンドレンとYAMAHA

では、初心者におすすめのメーカーはどこでしょうか?

最初にご紹介した中でも、メジャーなメーカーである、バンドレンとYAMAHAはオススメのメーカーです。

これらのメーカーは、様々な演奏者の多様なニーズに合わせた豊富なラインナップを展開しているので、初心者向けのモデルも見つけやすいと思います。

バスクラリネットを始めたばかりの初心者の方は、最初からそんなに高いものは買えない!高いマウスピースを買って失敗したくない!というのが、本音だと思います。

そんな初心者のために、YAMAHAでは、非常にリーズナブルなバスクラリネットのマウスピースも販売しています。

バスクラリネットを吹き始めて間もない初心者のマウスピースとしては、これらの有名メーカーから選ぶと間違いなさそうです。

次は、バンドレンとYAMAHAのオススメマウスピースをご紹介していきたいと思います。

バンドレン・YAMAHAのおすすめは?

それでは、クラリネットの有名メーカーである、バンドレンとYAMAHAのオススメのマウスピースをそれぞれのメーカーごとでご紹介していきます。

【バンドレン】

初心者には、トラディショナルモデルの中のB44とB40がオススメです。

B44は、クラシック演奏用にデザインされたモデルで、人気の高い定番モデルです。ティップオープニングは、1.84mmとなっており、吹きやすい構造ながらも豊かな響きが特徴です。定価は、23220円です。

B40は、ティップオープニングが1.93mmとB44と比較して広いので、程良い抵抗感があります。まとまりのあるサウンドになるようデザインされているモデルです。

【YAMAHA】BCL-4C

最初でもご紹介しましたが、バスクラリネットマウスピース「BCL-4C」がおすすめです。

このモデルの嬉しいポイントは、なんといっても、1万円をきるお求めやすいお手頃価格です。

また、ティップオープニングは1.70mmと他社と比較して狭いため、肺活量が少ない初心者の方にも吹きやすいと思います。

素材は、フェノール樹脂で作られています。

こちらの製品ですが、2018年12月より日本製からインドネシア製に変更になったことで、マーク部分が以前のものと変わったようです。

メーカー バンドレン バンドレン YAMAHA
モデル B44 B40 BCL-4C
ティップオープニング 1.84mm 1.93mm 1.70mm
価格 23220円 23220円 7560円
備考 吹きやすい構造/豊かな響き 吹奏感は程よく抵抗感がある/まとまりのあるサウンド 肺活量が少ない初心者にも吹きやすい

 

まとめ

今回は、初心者にも扱いやすい、バスクラリネットのマウスピースの種類やおすすめメーカーについてご紹介しました。

バスクラリネットに限らず、マウスピースは、音色や吹き心地に関わる重要なアクセサリーですので、選ぶ際は慎重に選びたいものです。

  • 材質やティップオープニングが自分に合っているかどうか
  • 実際の吹き心地はどうか?
  • 自分の好みの音色が出せるかどうか

これらを総合的に判断して、自分に合ったマウスピースを選ぶことが大切です。

この記事では、バスクラリネットマウスピースのおすすめのメーカーと型番もご紹介しましたので、是非参考にしてみてくださいね!

自分好みの憧れの音色が出せるように、技術を高めることはもちろんですが、バスクラリネットのアクセサリーについてもしっかりと勉強していきましょう!