楽器のどの穴を押さえればどの音が出るのかが分かるのが運指表というものですが、運指表にも分かりやすいものと分かりにくいものがあります。
白黒の丸だけで表したものが多いのですが、楽器の形の図に押さえる穴が表示されているものが見やすくて良いと思います。
今回は、オーボエ演奏の基本である運指についてお役に立ちそうな運指表をご紹介していこうと思います!
オーボエ簡単で分かりやすい運指表!替え指も
まずは、ヤマハとマックコーポレーション(株)の運指表がとても見やすいのでおすすめです!
ヤマハの運指表
下記の画像コピーはあまり鮮明ではありませんが、URLからヤマハのホームページに飛ぶと大変見やすい表示になりますので、実際に使用される際はそちらをご覧下さい。
出典:ヤマハ(株)楽器解体全書
https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/oboe/play/play004.htm
マックコーポレーションの運指表
また、下記からマックコーポレーション(株)のpdfの運指表に飛べるのですが、こちらは一旦画像の保存をする必要もなくすぐに印刷ができて便利なのでおすすめです。
教則本なら
また、各書店で教則本が販売されていますので、そちらに掲載されている運指表はとても分かりやすいと思います。
運指表に関しては教則本はなんでもよく、運指を理解するために用いると良いのは「ヒンケ」という教則本が有名です。ヒンケは上達に必要な練習曲集で、これをこなせばほぼ全ての曲に対応できると言われています。
トリルが分かりやすいものは
トリルとは、音楽用語。装飾音の一種。特に指示のないかぎり,主音符と2度上の音とを急速に連続して往復する奏法をいう。その回数は曲想やテンポにより異なり,奏者の判断にゆだねられることが多い。通常 trと略記,または長い音符には trと横の波状線とが併用して記される。
出典:ブリタニカ国際大百科事典
この2度高い音と素早く行き来しながら演奏するというトリルですが、いかにも難しそうですよね。
このトリルの運指について丁寧に説明されている下記サイトがあったのでURLをご紹介します。
https://www.wfg.woodwind.org/oboe/
このOboe Fingering Chartsの3段目にTrill Fingering Chart Oboeというのがあり、その中のそれぞれFirst Octave, Second Octave, Third Octave というところをクリックすると、詳細な運指表が表示されます。
高音が分かりやすいものは
オーボエは木管楽器の中では高音域を担当する楽器です。しかし、初心者がオーボエで高音を出すのは意外と難しいのです。
上記でご紹介したような楽器の図解入りの運指表を見ながら、まずは運指の練習をしっかりやった上で、下腹部に力を込めてリードを的確に振動させなければなりません。
高音域を出すコツは一朝一夕に身につくものではありませんので、練習あるのみ!です。
まとめ
楽器を始めたら、誰もがいつかはプロの方々のように美しい演奏ができるようになりたいと思いますよね。しかし、実際はどうせ無理だと道半ばで諦めてしまう人も多いのです。諦めてしまったらそれで終わりです。
何事もひとつのことに1万時間かければプロレベルに到達するという「1万時間の法則」というのを耳にしたことはありますか?
スポーツ等の場合は、生まれ持った身体の影響も大きいので一概には言えないと思いますが、こと楽器に関してはかなりこの「1万時間の法則」があてはまります。
運指練習は地道な作業ですが、諦めることなく続けていけば確実に上達できるものですので、焦らず一歩一歩上を目指して下さい!