本ページはプロモーション(広告)が含まれています。

サックス

ソプラノサックスマウスピースは初心者におすすめはセルマー・バンドレン・ヤマハ?


これからサックスを始めるという場合は、まず楽器を選びますが、ピアノなどとは違ってそれだけでは音が出ませんよね。

サックスの音を出すには、楽器そのものの次にマウスピースが重要です。ところがまた、マウスピースにもいろいろな種類があって、初心者にとっては何が良いのか分からないと思います。

サックスにもソプラノ、アルト、テナー、バリトンと言った種類があり、またそれぞれに使いやすいマウスピースがあったりします。

今回は、ソプラノサックスをこれから始めるという方や、まだ始めたばかりの方のために、おすすめのマウスピースについてお話していきたいと思います!

ソプラノサックスマウスピースおすすめメーカー

ソプラノサックスマウスピースのおすすめメーカーについてご紹介します。

クオリティーで選べばセルマー

マウスピースを選ぶ際、安定の安心感で言えばとりあえずは老舗のセルマーでしょうか。

セルマー社は1885年創業の老舗中の老舗です。リードとマウスピース製造から始まり、後に楽器本体も製造するようになりました。

本物志向の大人の方であれは、セルマーの楽器にセルマーのマウスピースから始めるのも悪くないかもしれません。

木管楽器のアクセサリートップブランドと言えばバンドレン

バンドレンは楽器は製造していませんが、木管楽器には必ず必要なマウスピースやリガチャー、リード等を専門に製造している会社です。木管楽器アクセサリー専門なだけに、それに特化した研究開発によって高品質な製品を世に送り出しています。

バンドレン社はパリのオペラ座のクラリネット奏者だったユージン・バン・ドレーンが19世紀末に手作りのリード制作から始めた会社で、その後息子のロペール・バン・ドレーンがマウスピースも作り始めました。現在は、3代目のベルナールが会社を受け継いでいます。

そういった会社の成り立ちからも、どちらかと言えば、リード制作の会社のイメージが強いでしょうか。

価格重視・信頼の品質で選ぶならヤマハ

お値段がリーゾナブルで、技術大国ニッポンの信頼の品質と言えばやはりヤマハでしょうか。

製品の個体差が少なく、インターネットなどの通販で購入しても特に問題ないのが良いところでしょうか。

サックスを習い始める場合も、ヤマハの音楽教室からという方も多いと思います。そういった場合は、必然的にまずはヤマハのサックスにヤマハのマウスピースというセッティングからということになるでしょう。

お値段は3,000円位からあり、まだソプラノサックスを始めたばかりの方の基礎練習用であれば充分なマウスピースと言えるかもしれません。

<おすすめメーカーのポイント>

  • クオリティで選ぶなら:セルマー
  • 木管楽器アクセサリー専門トップブランド:バンドレン
  • 価格・信頼・品質で選ぶなら:ヤマハ

マウスピースの選び方

マウスピースの選び方は、まずクラシック音楽用なのか、ジャズやフュージョン、ポップスといったジャンルの音楽なのかで全く変わってきます。

基本的に、クラシック用のマウスピースは中の空洞が狭めに作られています。その方が繊細で美しい音が出やすくなるからです。

一方、ジャズ用のマウスピースは空洞が広めです。これは、ジャズやフュージョン等で使う唸るような音を出しやすくするような働きもあります。

ですから、初心者の方の最初のマウスピースは、とりあえず、それぞれクラシック用、ジャズ用の定番と言われるタイプから選ぶというのも一つの手だと思います。

その定番と言われているソプラノ用マウスピースについて表にしていくつかご紹介しましょう。

クラシック向きマウスピース ジャズ向きマウスピース
セルマー S90 セルマースーパーセッション E
バンドレン Optimum バンドレン V16
ヤマハ スタンダード 4C ヤマハ カスタムシリーズ 4CM

 

それでは、次にそれぞれのメーカーのおすすめについて見て行きましょう!

セルマーでおすすめは?

まずは、セルマーでのおすすめマウスピースについてご紹介します。

クラシック用の場合

上でご説明したように、セルマーのクラシック向きの定番と言えばS90になるかと思いますが、セルマー社のマウスピースにはある程度の個体差とオープニングの種類があるので、試奏せずにインターネット等で購入するのにはリスクがあります。

それに対し、コンセプトは初心者でも音が出しやすい狭めのオープニングの物が1サイズなので、最初の一本目としてはおすすめの一品になります。

また、以前の記事でも書きましたが、アルトサックスを先にやっていて、ソプラノも吹くことになったような場合に、アルトサックスのマウスピースと使用感が近いので吹きやすいというメリットもあります。

ジャズ、フュージョン、ポップスなどの場合

クラシック以外の音楽の場合のおすすめは、定番どおりのスーパーセッションEになるかと思います。

スーパーセッションのオープニングサイズはE、F、Hの3サイズで、Eサイズがオープニングが一番狭いものです。初心者の場合は、オープニングサイズが大きなタイプは音が出しにくいため、初めはEサイズから試してみることをおすすめ致します。

クラシック用の場合 ジャズ・フュージョン・ポップスの場合
コンセプト スーパーセッションE
オープニングサイズが1サイズ 初めはEサイズがおすすめ

バンドレンでおすすめは?

次は、バンドレンのおすすめマウスピースについてです。

クラシック用の場合

初心者、ベテランにかかわらず、バンドレンのおすすめのクラシック用マウスピースは定番のOptimum(オプティマム)になるかと思います。

まるみのある柔らかい響きが特徴で、吹きやすく、愛用者も多い製品です。初心者の場合は、オープニングサイズが一番小さいSL3タイプをおすすめ致します。

ジャズ、フュージョン、ポップスなどの場合

こちらのおすすめはV16一択です。バンドレンのマウスピースの中では評判がダントツです。

オープニングサイズにはS6、S7、S8の3種類なので、初心者におすすめはやはり一番オープニングサイズの小さいS6タイプになるかと思います。

ただし、バンドレンの製品は個体差が非常に大きいと言われており、楽器店等で購入する場合、選定に手間がかかっている分、定価に選定代金がプラスされて売られていたりします。

初心者の方が最初の1本目として、こちらを購入するのには多少リスクがあるかもしれません。

クラシック用の場合 ジャズ・フュージョン・ポップスの場合
Optimum V16
SL3タイプのサイズがおすすめ S6タイプのサイズがおすすめ

ヤマハでおすすめは?

最後に、ヤマハのおすすめマウスピースについて、お伝えしていきます。

クラシック用の場合

ヤマハの吹奏楽やクラシック用の1本目としては、定番の4Cでしょうか。

こちらは、本当に全くの初心者がドレミファソラシドをしっかり出せるようになるための練習用といった位置づけになるかと思います。

素材はフェノール樹脂というものでできていて、つまりはプラスチック製です。

ジャズ、フュージョン、ポップスなどの場合

クラシック以外の音楽には、オープングが広めのマウスピースを使う必要があるので、ヤマハで広めのオープニングサイズがあるのは、カスタムシリーズになります。

サイズは4CMから7CMまであり、クラシック用でおすすめしたスタンダードの4Cがフェノール樹脂(プラスチック)製なのに対し、こちらのカスタムシリーズは他社と同じエボナイト(硬質ゴム)製です。

クラシック用の場合 ジャズ・フュージョン・ポップスの場合
4C カスタムシリーズ
素材:フェノール樹脂(プラスチック)製 素材:エボナイト(硬質ゴム)製

 

各メーカー初心者の方におすすめマウスピース比較表

メーカー セルマー バンドレン ヤマハ
クラシック用の場合 コンセプト Optimum スタンダード4C
ジャズ・フュージョン・ポップスの場合 スーパーセッションE V16 カスタムシリーズ

まとめ

初心者の方でもやはり安心して長く使えるのはセルマーでしょう。

ヤマハのマウスピースはよくも悪くも初心者用といった印象で、バンドレンの場合は誰が吹いても比較的似通った音が出ることから、その人なりの個性が表現しにくくなります。

セルマーのマウスピースは初心者から上級者まで幅広く対応し、特にソプラノサックスの場合は個性が作りやすくなります。

そのため、自分の理想としている音色を手に入れるにはセルマーが一番効率的で、初心者の方でも安心して手に取る事ができると思います。

とは言え、その人の好みによってマウスピースは千差万別なので、楽器屋さんでは初心者の方でも簡単に試奏させてくれますので、自分に合ったマウスピースを自分で選ぶことにも是非挑戦してみて下さい!