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コントラバス

チューバ・バリトンサックス・コントラバス・スーザフォンの重さ比較!安全な持ち運び方も解説


吹奏楽をやっていると高音楽器から低音楽器までのバランスが必要不可欠となります。
そんな中、「大きくて重いから」という理由で女子から敬遠されがちな低音楽器。
バンドによっては、体力や力のある男子が担当することも多いかもしれませんね。

もちろん女子でも演奏できるし持ち運べるのですが、実際それぞれの楽器はどれくらいの重さがあるのでしょうか?
また、低音楽器の中で一番重いのはどの楽器なのでしょうか?

意外と知られていないチューバ・バリトンサックス・コントラバス・スーザフォンの重さを比較してみたいと思います!

チューバ・バリトンサックス・コントラバス・スーザフォンの重さ比較!

 

それぞれの楽器の重さは下記の通りです。

楽器の種類 楽器の重さ ケース込の重さ
バリトンサックス 5~8kg 6~14kg
チューバ 9~10kg 10~16kg
スーザフォン 8~12kg 11~15kg
コントラバス 8~10kg 10~13kg

上記左は楽器本体の重さなので、ケースに入れて持ち運ぶ場合はケースの重さが加算されます。

ケースの重さはメーカーの違いやハードケース、ソフトケースなどの素材によっても重さが変わるので、楽器を運搬する際に体感する重さとは少し違うかも知れません。
バリトンサックスやチューバのケースは、ケースだけで5~6kgあります。

どの楽器もケースに入れた状態だと10kgを超える重さということがわかりますが、楽器単体だとバリトンサックスが一番軽いということがわかりますね。
また、同じ楽器でも重さに開きがあるのは、使用されている金属や素材がメーカーによって違うからです。

コントラバスは布製のケースが使用されていることが多いため、ケース込みの重量が他の楽器に比べて急激に増えるということはなさそうです。

重い楽器あるある

それでは、そんな重い楽器ならではの「あるあるネタ」をいくつかご紹介してみましょう!

バリトンサックスあるある

  • 合奏ではだいたいバスクラ・ファゴットとセットで考えられる
  • 「ここからサックスだけ吹いて」と言われた時に自分は伴奏なので一緒に吹いていいかどうか悩む
  • リードが一箱5枚では満足にいいリードを選べない
  • バンドで一番小さい人をケースに入れてみようとする
  • 他のサックスより金属部分が多いので冬場はピッチが合わなくて困る
  • 背が高いという理由でバリトンサックス担当になることが多い
  • ベルアップや楽器を振ってと言われたら死にものぐるいになる

チューバ・スーザフォンあるある

  • みんながスタンドプレイする場面で楽器を抱きかかえて立たされるのがつらい
  • 本番などの録画を観てみるとたいてい顔が映っていない
  • 普段メロディを演奏することがほぼないので、たまにメロディがあるとテンションが上がる
  • とにかく重すぎてあちこちが痛くなる
  • 冬場のツバ(水分)の量がすごい
  • 楽器が大きいためすぐあちこちぶつけて凹んでしまう
  • 家に持って帰ってなんて練習できない

コントラバスあるある

  • 「すごく大きなバイオリン」と言われる
  • スタンドプレイ時に楽器をくるくる回す
  • 松ヤニの存在を珍しがられる
  • 雨の日は楽器が水分を吸ってしまうので移動がつらい
  • 木管セクションに入れられたり金管セクションに入れられたりする
  • マーチングや野球の応援などはパーカッションやカラーガードで参加
  • ポップスを演奏するときにはエレキベースを担当

それぞれの楽器ならではの「あるある」がありますね!
縁の下の力持ちなパートとしての苦労が垣間見えます。


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重い楽器の運び方

重い楽器が一番問題とされるのが本番時の移動による楽器運搬ですよね。
打楽器も含め、大きくて重い楽器はトラックに積み込みをして現地へ向かうわけですが、音楽室からトラックのところまで楽器を下ろす際に注意するべき点がいくつかあります。

また、パート練習などで音楽室と教室間を移動する際などでも注意する点がありますので、ここでご紹介します!

バリトンサックスを運ぶ際の注意点

楽器をケースから出して持ち運ぶ場合

ほとんどの場合がストラップにつけた状態のはずですが、ひっかけたはずのストラップが歩いている間に外れてしまうと楽器が落ちてしまいますので、譜面台やメトロノームなどを持つからといって楽器から手を離さないようにしてください。

ケースのまま持ち運ぶ場合

バリトンサックスのケースは、楽器を出せる状態に寝かせた(楽器ケースの持ち手を横にする)際に上部にくるフタの部分のほうが薄くなっています。
もし積み込み時など下に置いて寝かせる必要がある場合は、フタ部分が下になってしまわないよう注意してください。

チューバを運ぶ際の注意点

楽器をケースから出して持ち運ぶ場合

通常移動時は楽器をぶつけるなどのリスクを避けるため、できるだけソフトケースに入れたまま移動させることが望ましいですが、楽器を持って歩く際にはピストン部などを握らず、ベル付近の太い部分を持って歩くようにしましょう。
また、背が高い人の場合はU字部分を持ってベルを下に向けて持ち歩けるかもしれませんが、背が低いと楽器が床についてしまいひきずってしまう可能性があるので、その場合は無理をせずベルを前に向けて横抱きにしましょう。

ケースのまま持ち運ぶ場合

トラックに積み込んで運搬する時は必ずハードケースで載せてください。
ソフトケースだとトラックの中で揺れなどによって他の楽器に衝突され、楽器がへこんでしまう可能性が高いです。
トラックまでの移動時はなるべく力のある人に運んでもらいましょう。
ハードケースの底にキャスター(コロコロ)が付いている場合は、平面では転がして移動させてもかまいませんが、砂利道段差のあるところ必ず持ち上げて運んでください。
段差による衝撃で楽器がわずかにへこんでしまったり歪んでしまう可能性があり、演奏に支障が出る場合もありますので注意しましょう。

スーザフォンを運ぶ際の注意点

楽器をケースから出して持ち運ぶ場合

スーザフォンはベルがセパレートになっているタイプとなっていないタイプがありますが、ケースから出して持ち運ぶ際はベルをつけた状態肩に担いで移動しましょう。
丸になっている輪の中に体をくぐらせ、左肩に楽器を乗せ、右手でピストン(ロータリー)を押さえられるように出します。
楽器のタイプによって若干構え方に違いはありますが、持ち運びの際は演奏するような姿勢が一番安定します。

背の高い男性であれば片手で楽器を持って歩くこともできますが、その際もベル部分が大きくアンバランスになっているので、持つ場所を気をつけないと重みで回転して楽器をぶつけてしまう危険性もあるので十分注意しましょう。

ケースのまま持ち運ぶ場合

スーザフォンのケースもハードケースとソフトケースがありますが、どちらも肩からかけられるような紐がついていると思いますので、持ち手を持って歩くよりも楽に運べるため肩からかけて歩くようにしましょう。
トラックからの積み下ろしなどで持ち手を持って移動する場合も、一旦肩にかけなおしてから移動することをおすすめします。

コントラバスを運ぶ際の注意点

楽器をケースから出して持ち運ぶ場合

コントラバスを運ぶときは、片手はネックの部分、もう片方の手でボディを支えるようにして運びましょう。
もしくは、ボディ上部にあるくぼみの部分を左右から両手で持ち上げるようにしてもよいでしょう。
弓はケースに入れて肩からかけて歩くか、E線の弦に弓を挟んでおくと落ちにくいです。
階段を昇り降りする際は、楽器を「自分より谷側(下側)」にして運ぶと安全です。

ケースのまま持ち運ぶ場合

布製のケースに入れて運ぶことになりますので、他の楽器とぶつかって楽器本体にダメージや衝撃がいかないよう、極力他の楽器から離して運びましょう
トラックに積み込む際も「一番最後に入れ」、「一番最初に出す」状態が望ましいです。
持ち方は楽器のみで持ち運ぶ時と同様、ネックとボディを持って運ぶのが安定します。

まとめ

  • 低音楽器の重さはおよそ10kg前後。ケースに入れると15kg前後
  • 大きな楽器ならではの苦労がたくさんある
  • 重い楽器を運ぶときはみんなで協力して運ぼう

いかがでしたでしょうか?

いつも「重いなぁ」「重そうだなぁ」と思っていただけの低音楽器の重さを実際に数字で見たら、もっと重く感じますね・・・
普段の練習や楽器運搬時など、大きな楽器、重い楽器はみんなで協力しあって運んでくださいね!